【オススメ漫画】Blue Giant

超名作ジャズ漫画「Blue Giant」

これを読むだけでも「ビッグコミック」を買う価値がある、と一時期とんでもなくハマり込んでいた。

芸能人があっちゃこっちゃで紹介していたり、小学館漫画賞を受賞したりと、もう既にかなり有名になっていて、発掘という感じはさらさらしないのですが、とにかくすごい漫画なので、その魅力を以下3点程度にまとめてみたいと思う。

 

1.とにかく泣けて仕方がない漫画

読み始めてすぐは平凡でちょっと騒々しい仙台の高校生の話。絵には良くも悪くも派手さはない。

ところがこの高校生宮本大のひたむきなジャズを愛する姿勢にいつの間にか(本当にいつの間にか)、読者は取り込まれていく。

そして一番泣かせるポイントはずばり「家族愛」

大のジャズへのひたむきさとそれに呼応するような家族の物心両面における支援と応援が読む者の魂を揺さぶる。

とにかく泣きたい人はこれを読んでみるといいと思う。

 

2.好きに一生懸命な宮本大の純真

主人公、宮本大は上記した通り、ジャズにただひたすらにひたむき。

ジャズのためならば、何をも犠牲にしてもかまわない。

このひたむきさ、純真。

都会でサラリーマンをして時間を切り売りし、したくもない仕事をしながら、嫌な上司に面従腹背する人間から見れば、とてつもなく青い。そして嘘くさい。

しかしこの漫画を読んでいると、自分と大のどっちが嘘をついているか明白になる。

生活や世間体や保身のために、捨ててきた各読者の「好き」や「夢」

それを大は絶対捨てないで、運命を超克しようと戦い続ける。

なぜ大がそこまでタフに戦い続けられるかと言ったら、結局帰ってくるのがその「ジャズが好きである」というシンプルな本能にして原点。

どうせ生れ落ちて、飯を食って、クソをひって、眠って、人生がその繰り返しに過ぎないならば、大のように「好きに殉じて前のめりで死にたい」

そういうシンプルな生への渇望を呼び起こしてくれる、安定に安住していたかったサラリーマンには甚だ迷惑な漫画とも言えます。

 

3.「Blue Giant」は青春を追体験させてくれる漫画

高校時代の文化祭や夏祭り、恋愛。苦手な勉強。飽かず繰り返されるサックスの練習。

そして高校卒業と同時に上京。

仲間とのセッション。ぼろい狭いアパートでの仲間との酒盛り。

時に激しく衝突し、そしてその激しい衝突や議論がやがて産む、セッション時の強く何物にも代えられない一体感。

その一体感からの恍惚。カタルシス。「ジャズをやっていて良かった」と心の底から思える瞬間。

そしてその衝動を共有できるかけがえのない仲間たち。

そんな絵に描いたような、笑ってしまうような青春がこの漫画を読むと、追体験できる。

普通だったら恥ずかしがったり、照れてできない青春を、大は何の衒いもなくやってのけてしまう。

「こんな青春もあったのかなあ」と最初はほのぼのとするのだが、読んでいる者は次第に、

「こういう青春を、今からでも間に合わないか」と年甲斐もなく、興奮させられてしまう。

とにかく野性的とも言えるほどの強い乱暴な程の求心力を持つ漫画である。

もしまだ読んでいないのなら、是非読んでみる事を勧めるものです。

 

 

 

 

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