社会で子育てをするという意識を持とう。

「世界一子供を育てやすい国にしよう」
出口治明さんと駒崎弘樹さんの対談本。内容が面白いので紹介しています。

著書の中で面白いと感じたのが、ヨーロッパでは、5歳児の子供たちが自分たちで話し合って、お昼ご飯の時間を決める保育園があるという事です。

確かに考えてみれば、毎日判で押したように12時に昼食を摂る必要はなく、お腹が空いたら食べればいいとか、そういう「子供たちの自治」、子供たちの自律心を醸成する保育が行われる。

人間は一人ひとり違うのだから、その違いを表現していかなければならないという、至極当然の事ですが、日本人が得てして苦手な自己表現を子供の内から訓練しているのだと言う事。

例えば日本では何の疑問も抱かれず、教育現場で組体操を行っています。
しかし、これ、先進国で行っているところはないのです。組体操のような危険な行為はサーカスに任せるべきである、というかなり真っ当な意見によるものです。

日本では全体教育の名残で何の疑問も抱かず組体操を続行していますが、組体操の事故は年間8,000件にものぼるという事です。
しかもその事故の大半はまだ身体が出来上がっていない、小学生が怪我をするというものです。

これ組体操を続けるべきだと思いますか?
私は小学生の頃から、組体操ほど、酷い文化はないと思っています。
危険だし、楽しくない。しかし日本ではいわゆる「同調圧力」が強すぎて意見を述べる事すらできない空気感が出来上がってしまっている。

いわゆる大した人間でもない教師や官僚が「常識」だとか、「普通」とカテゴライズしたものを逸脱してはいけないと子供の頃から教えられて育つのです。
これではgoogleやappleのような企業が日本から生まれる事はまずないでしょう。

子供たちの可能性を大人が寄ってたかってスポイルしているのですから。
また、出口先生は「地域コミュニティの再設計」も提唱しておられます。
これは、社会がみんなで子供を育てるという文化です。

仕事の忙しいママさんが、保育園から連絡をもらいます。
お子さんに熱が出たから迎えに来てほしい。
これは仕事に忙殺されていたら、かなり深刻でしょう。理解のない周りの上司、同僚の同調圧力も気になると思います。

しかし出口先生の提唱される、コレクティヴハウス化をすれば、たとえば、暇を持て余した、顔見知りのおじちゃん、おばちゃん、あるいは高齢者が、子供を迎えに行ってあげて、病院に連れて行ってあげるとか。

とにかく、社会が一丸となって、子育てをする、介護をする、という地域社会の再構築を行っていけば、社会に遊んでいる多くのリソースがみんなハッピーな状態で稼働できるというのです。

これはグローバルではごく当たり前の精神や、価値観だそうで、こんなことも一般化されていない日本は本当に恥ずかしい国なのです。

コレクティヴハウス化すれば、おそらく虐待も減ると言われています。
子供の虐待が行われるのは、親が厳しい精神状態に追い詰められている時です。

なので、社会全体で子育てするという意識を持ちさえすれば、虐待は劇的に減りうるとお二人は言っておられます。

超高齢社会になって久しく、日本全国にはおよそ800万戸の空き家があります。
税制優遇制度などを進めて、日本全国にコレクティヴハウスを作っていくことが、現在の少子化におけるひとつのソリューションになりうると読んでいて思いました。

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