【日本ハウスホールディングス】2016.10決算

日本ハウスホールディングス。時価総額が現時点でおよそ240億円弱。

主業は木造の注文住宅の請負建築・宅地の造成販売。その他にも不動産の資産運用など。

他にも、ホテル事業やビール事業などのセグメントもあります。

以下でご紹介。単位は百万円。

 

財務数値 売上 経常利益 利益率
2016.10 45,980 3,648 7.934%
2015.10 50,128 3,292 6.567%
2014.10 52,710 3,443 6.532%

 

昨今の注文住宅市場の不況を反映してでしょうか。

売上は右肩下がり。対前期の減収は△4,148百万円。

しかし増益356百万円で、利益率を7.9%と8%の大台にあとちょっと。

なんで増益になったのか。

有価証券報告書を読んでも、詳述はされていませんが、原価率は前期比で3%程低減しているのに加え、役員報酬や従業員給料手当などの人件費も多少低減。

これら原価や経費の削減努力を身を結んだという事でしょう。

しかし、コストダウンには限界がありますから、いつかどこかのタイミングでやはり増収はさせていかなければならない。この注文住宅不況期において、その課題をどう解決していくのか。

そこはなかなか不安視。

 

セグメント情報

セグメントごとの売上とその対前期比は次の通り。

セグメント売上 前期 当期 増減
住宅事業 42,498 38,520 △ 3,978
ホテル事業 6,568 6,486 △ 82
ビール事業 965 876 △ 89
その他 96 97 1
合計 50,128 45,980 △ 4,148

 

上記したように、利益率はむしろ改善しているのですが、売上の減少はなかなか厳しい成績。

特に主力事業の住宅事業の対前期比△3,978百万円は深刻でしょう。

単純に受注減と有価証券報告書には記載がありますが、昨今の日本のデフレ環境だとか、消費増税の影響などが注文住宅市場に暗い影を落としているのは、数字を見るまでもなく明らかという事ですね。

他の事業が住宅事業を補う程に、成長しているとは言えないですから、この住宅不況の苦境をどう乗り切るのか。

一にも二にも、課題はそこでしょうね。

 

キャッシュフロー・各指標

キャッシュフロー 営業活動 投資活動 財務活動
2016.10 5,205 △ 1,574 △ 3,074
2015.10 6,837 △ 1,105 △ 4,021
2014.10 3,057 △ 2,297 △ 2,570

 

増益したにも関わらず、営業CFは対前期比で、1,632百万円減少。

主な要因は「その他棚卸資産の増加」の数的インパクトが2,435百万円ある事ですね。

さあ、これがさばけるのか。勝負ですよね。

各指標
PER 8.23倍
EPS 63.1
PBR 1.17倍
BPS 443.6
配当利回り 3.85%

 

PERは8.23倍、PBRは1.17倍と割安ですね。

まあ売上が減少傾向にあるので、割安は当然と言えば当然でしょうか。

上にも書きましたが、この住宅不況の昨今ですが、ホテル事業なども含め、2020年までは東京オリンピックの特需などもあるかもしれません。

2020年くらいまでは注目しています。しかしその後大丈夫かな、という心配はありますが。

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