【昭和産業】2017.3決算

昭和産業。聞いたことあるかな、という感じでそこまで知名度が高くはないですが、創業が1936年の老舗「穀物ソリューションカンパニー」

少し地味かもしれないですが、人間に欠かすことのできない食生活の屋台骨を支える優良企業のご紹介。

単位は百万円。

 

財務数値
売上 営業利益 営業利益率
2017.3 233,206 8,786 3.767%
2016.3 247,823 7,951 3.208%
2018.3(予想) 243,000 7,600 3.128%

 

売上は対前期比で14,617百万円減収。

一方営業利益は+835百万円の増益。

これは原価率の低下に寄与するもの。

原価率は前期82.8%から81.1%に改善。

原材料価格に見合った製品価格を適正化してきた結果が奏功した。

また工場におけるローコストオペレーションなどの原価削減努力も漸次、実を結びつつある。

 

セグメント別売上高

セグメント売上 前期 当期 増減
製粉事業 67,000 65,481 △ 1,519
油脂事業 59,601 55,397 △ 4,204
糖質事業 35,085 32,647 △ 2,438
家庭用食品 21,380 21,570 190
飼料事業 59,694 53,106 △ 6,588
倉庫事業 2,762 2,722 △ 40
不動産事業 1,978 1,966 △ 12
その他 320 314 △ 6
合計 247,823 233,206 △ 14,617

 

売上は前セグメントで減少。

特に減少幅が大きいのが、飼料事業。対前期比△6,588百万円の減収。

原因としては、配合飼料の受託数量減少。また配合飼料の原価が高くなってしまい、減収。

しかし、販売価格を見直した影響で大きく減収はしたものの、セグメント利益はむしろ142百万円の増益と大きく利益に貢献している。

次に減収幅が大きいのが、油脂事業。

こちらも飼料事業と同様に、原料穀物価格が上がった影響により、△4,204百万円の減収。

ただそれに伴い、販売価格を見直した事により、むしろ+903百万円の大増益。

つまり売上のボリューム自体は減少しているが、それの一番の影響は販売価格が高くなった事が大きく、販売価格を上げた事で、むしろ利益が稼げるようになったという事らしいです。

日本にもインフレの足音が。これは悪い事ばかりではないでしょう。

従業員の給料に跳ね返り、デフレから脱却できればもっとよし。

 

キャッシュフロー・EBITDA・各指標

キャッシュフロー
営業活動 投資活動 財務活動
2017.3 19,098 △ 9,923 △ 4,753
2016.3 13,036 △ 8,428 △ 4,443

 

税引き前利益の増加額が481百万円に加え、営業CFは増益及び、また、売上債権の減少による+3,440百万円。

仕入債務の増加による+5,247百万円などもあり、+6,062百万円の大増加。

元々財務基盤は盤石な会社ですが、更に資力が増えてきた印象。

EBITDA
2017.3 16,368
2016.3 15,255
増加額 1,113

 

営業利益の増益があったので、EBITDAも1,113百万円増加。

各指標
PER 18.35倍
EPS 32.2
PBR 1.27倍
BPS 463.7
配当利回り 1.69%

 

PERが18.35倍、PBRが1.27倍。まだまだ割安ですね。

EPSが少し物足りないですが、原価率80%なら仕方ない数字とも言える。

利回りも悪くないので、まだまだ割安株かとは思います。

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