【カルビー】2017.3決算

押しも押されもせぬ、日本スナック企業の雄。単位は百万円。

財務数値
売上 営業利益 営業利益率
2017.3 252,420 28,841 11.426%
2016.3 246,129 28,125 11.427%
2018.3(予想) 260,000 30,000 11.538%

 

対前期比で、6,291百万円の増収。それに伴い、716百万円の増益。

このデフレのご時世に増収増益。すごいですね。むしろデフレだからこそ、家で食べるライトスナックがむしろ追い風なのか。

驚くべきはその営業利益率11.426%もあります。前期は11.427%、すごい利益率。

しかも前期と当期にほぼブレがないのが凄い。さすがに生産性の高い企業は違う。

 

地域セグメント 前期 当期 増減
国内 216,807 223,441 6,634
海外 29,321 28,978 △ 343
合計 246,129 252,420 6,291

 

売上別の地域セグメントは上記表の通りであるが、国内と海外というシンプルな表。

当期は対前期比で国内売上が+6,634百万円。海外は△343百万円の減収。

売上の国内依存率は88.5%とちと高め。下手に海外に拠点を設けないのが、高い利益率を担保していると言えるが、国内需要の一本足打法ではリスクはあるか。

 

スナック菓子 売上 対前期比
ポテト系 126,824 -0.3%
小麦系 22,795 3.6%
コーン系・豆系 17,160 -7.5%
その他スナック 7,524 36.6%
海外 28,978 -1.2%
合計 203,284 0.4%

 

当社主力事業のスナック菓子事業の内訳は上記表通り。

言わずと知れた「ポテトチップス」ですが、対前期比で△0.3%

これはジャガイモの台風による、北海道ジャガイモの供給力不足に起因するところが大きいでしょうか。当期の売り上げは76,583百万円という事で、対前期比△2.6%

「じゃがりこ」の売上は36,685百万円で、対前期+4.6%

「ジャガビー/じゃがポックル」は13,556百万円で対前期+0.8%増。

小麦スナックは「サッポロポテト」好調で、22,795百万円で+3.6%増。

コーン系・豆系はポップコーン等の売上減少で、17,160百万円。△7.5%

そして特筆すべきが、その他スナックで売上7,524百万円。なんと対前期+36.6%の大増進。

大増収要因は当期販売開始した成型ポテトチップス「ポテトチップスクリスプ」の大躍進によるもの。

主力商品ポテトチップスの減少を補って余りあるヒット商品。さすがはカルビーの商品開発力です。

海外売上は為替の影響なども大きく、28,978百万円で、対前期△1.2%

 

ポテト系以外の商品

「ポテトチップスクリスプ」でポテト系も増収だったのですが、むしろ当期の売上で一番目立っていたのは、シリアル食品・ベーカリーの売上高45,588百万円。

これも大躍進で対前期比+13.0%の大ヒット。

昨今の女性を中心とした美容や健康に対する市場の意識と上手く合致した「フルーツグラノーラ」が牽引しました。

既存のチープなライトスナックであるポテトチップスだけではなく、健康にも留意した商品でポテトチップスに依存する経営を盤石にしていこうという至極合理的な開発かと思われます。

フルグラはジャガイモの供給に依存しないという事もあり、今後はカルビーの看板商品に台頭してくるでしょう。

つまりカルビーは「ポテトチップス」と「フルグラ」という二刀流を手に入れたという事です。

 

キャッシュフローと各指標

キャッシュフロー
営業活動 投資活動 財務活動
2017.3 25,958 △ 13,404 △ 14,711
2016.3 22,541 △ 14,270 △ 2,859

 

営業CFは3,417百万円の増加。これは増益とも符合します。

EBITDA
2017.3 36,138
2016.3 35,695
増加額 443

 

EBITDAも+443百万円。順調に伸びる。

各指標
PER 24.4倍
EPS 278.8
PBR 4.93倍
BPS 1,379.4
配当利回り 1.59%

 

PERは24.4倍。PBR4.93倍。現時点ではすこし割高でしょうか。

配当利回りも2%には到達していません。

今後は既存の最強菓子コンテンツ「ポテトチップス」と新たな健康需要新商品「フルグラ」の二刀流でどこまで売上を伸ばして成長していけるのか楽しみです。

欲を言えば、もうひとつくらい、武器になるコンテンツがあるとより経営基盤が盤石になるのかもとか素人考えでは思ったりしますが、それと引き換えに営業利益率が毀損されるのは困りますので、当面は既存のヒットコンテンツを更に伸ばす戦略を期待したいと思います。

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