三菱自動車決算短信リリース

三菱自動車、ただいまの株価が1株761円になっています。果たしてその価値があるのか。

単位は全て百万円です。

財務数値
売上 営業利益 営業利益率
2017.3 1,906,632 5,118 0.268%
2016.3 2,267,849 138,377 6.102%
2018.3(予) 2,000,000 70,000 3.500%
キャッシュフロー
営業活動 投資活動 財務活動
2017.3 △ 45,829 △ 73,119 210,377
2016.3 197,691 17,169 △ 122,917
「自動車」セグメント売上原価率
売上 売上原価 原価率
2017.3 2,267,849 1,797,659 79.267%
2016.3 1,906,632 1,581,273 82.935%

 

売上高が1,906,632百万年で、2兆円を割り込みました。対前期比で、△361,217百万円の減収。

それに伴い、営業利益も5,118百万円。△133,209百万円の減益です。

営業利益率は0.268%、前期の6.1%から6ポイントほども低下。

燃費不正での信用毀損からの販売減や燃料不正関連損失などが大きく響いた事で、大幅な減収減益となっています。

原価率も前期は79.2%で80%を切っていたのが、当期は82.9%

販売減による工場などの生産設備のコスト増が響いているように見えます。

 

営業キャッシュフロー

営業CF(抜粋)
前期 当期 増減
純利益 108,827 △ 158,738 △ 267,565
燃料試験関連損失 19,126 165,455 146,329
退職給付に係る負債 △ 80,764 1,598 82,362
販売金融債権 65,208 0 △ 65,208
燃料試験関連支払額 0 △ 130,689 △ 130,689

 

営業CFはなんと、△45,829百万円でマイナス。

燃料不正関連支出などが一時的なものとして、継続起業の前提に係る疑義は免れたようですが。

営業CFマイナスに大きく響いたのは、純損失△158,738百万円。かろうじて出した営業利益も燃費不正関連損失の特別損失計上で、純利益は大きなマイナスになってしまいました。

営業CF計算書上は燃費不正損失が165,455百万円足しこまれていますがそれでも営業CFは赤字。

なぜ営業CF上で165,455百万円が足しこまれているかと言うと、これは特別損失に計上したもので、営業キャッシュではないという事なのでしょうが、結局計算書の下の方で、燃費不正関連支出が△130,689のキャッシュアウトがあります。

△130,689百万円のキャッシュアウトに関して言えば、営業関連の支出という取扱いなのでしょう。

ちなみに、前期はリストラによる、退職給付引当金の取り崩しによる営業CF△80,764百万円と同じくリストラのための金融債権販売で65,208百万円のキャッシュインアウトがありました。

当期において燃費不正関連の支出は大部分出尽くしたのでしょうか。

 

セグメント情報

所在地セグメント
売上高 シェア
日本 297,313 15.6%
北米 297,139 15.6%
欧州 433,482 22.7%
アジア 433,536 22.7%
オセアニア 202,591 10.6%
その他 242,571 12.7%
合計 1,906,632 100.0%

 

三菱自動車の販売エリア。

トップシェアはなんと欧州とアジア。

アジアは分かりますが、欧州がトップシェアとは意外。

なぜなら、ヨーロッパと言えば、ドイツ車、BMWやベンツなどが幅を利かせていて、トヨタのレクサスなどはずーっと苦戦を強いられているからです。

利益率も見てみないと分かりませんが、敢えて高級車路線で勝負していない事が販売シェアを保っている事の理由なのでしょうか。

日本と北米のシェアが同じというのも面白い。

北米の方が圧倒的に売上の大きい、トヨタと対照的に見えます。

 

最後に

日産の傘下となって、会社のイデオロギーを根本から造り替えている最中です。

その期待からか、当期の成績や業績見込み(売上2兆円。営業利益700億円。)から見ると過大評価されているのではないかと私などは思います。

あの度重なる燃費不正を行った会社の腐りきったカルチャーがそんなにすぐ改善されるのでしょうか。

日産傘下になったとしても、この「スリーダイヤの矜持」のような不必要なまでにおごり高ぶったプライドを持て余して、果たして日産傘下での経営改善を甘受できているのか、甚だ疑問です。

燃費不正はまだしも、過去、死亡事故を誘発するような杜撰な生産を是としていた会社です。

東芝などが悪目立ちしている昨今ですが、そう簡単に信用していい会社であるとは思えません。

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