任天堂決算短信リリース

昨日(2017.4.27)任天堂の決算短信がリリースされましたので概要を記載します。

任天堂財務数値推移(単位:百万円)

  売上高 営業利益 純利益
2017.3

(当期)

489,095

29,362

102,582

2016.3

(前期)

504,459

32,881

16,518

2018.3

(見込)

750,000

65,000

 

 

「Nintendo Switch」

売上絶好調の「Nintendo Switch」。当期における実績は、

ハードウェア 274万台
ソフトウェア 546万台

ソフトはとりわけ「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が276万本も売り上げています。
リリースが3月3日だったので、たった1か月足らずでこの出足はかなり好調と言っていいでしょう。

2018.3月期における、この「Nintendo Switch」の目標数値は、
「Nintendo Switch」ハードの販売台数 1,000万台
「Nintendo Switch」ソフトは3,500万本

2017.3月期の出足の好調さを見れば、決して不可能な数字ではない。むしろ9月あたりに軽々と達成するのではないかと睨んでいます。

今後「Nintendo Switch」向けソフトは以下のようなラインナップ。
4月 「マリオカート8 デラックス」
6月 「ARMS」
7月 「Splatoon2」

このほかにももっと求心力のあるソフトがヒットを飛ばす事が予想されます。

 

スマホアプリ

2017.3月期にリリースした2タイトル。

「スーパーマリオラン」と「ファイアーエンブレム ヒーローズ」の売れ行きも好調でした。

「Nintendo Switch」のような魅力的な据え置き機を開発したとは言えども、スマホのような汎用機の存在は無視できません。

「どうぶつの森」などのタイトルがリリースされるような噂も聞きますから、今後はIP(知的財産)ビジネスとして、スマホ事業も活性化させ、収益の柱にすると決算短信に記載されています。

こちらスマホ向けゲームも期待大という事です。

 

「Nintendo 3DS」・「ニンテンドー クラシックミニ ファミリーコンピューター」

「Nintendo 3DS」については世界累計販売台数が6,600万台超えしており、既に一大プラットフォームと化しています。

このような既存プラットフォームのソフトも今後収益に貢献する予定ですし、また、昨年の11月に発売された、「ニンテンドー クラシックミニ ファミリーコンピューター」は任天堂のIPビジネスの真骨頂。

懐かしのタイトルを楽しむことができ、「Nintendo Switch」とはまた違った、ノスタルジーを味わう事ができます。

また、このミニのスーパーファミコン版の発売もささやかれており、あるいは2018.3月期においてリリース。更なる利益増進に貢献するものと予想されます。

新旧取り混ぜて、任天堂には、金になる知的財産が唸りを上げているという事です。

 

決算数値について

2017.3月期の当期純利益は 102,582百万円と振るっています。

対前期が16,518百万円。売上高と営業利益では、前期の方が成績はいいのになぜか。

それには以下2つの理由があります。

①米シアトルマリナーズ持分売却益 645億円。

②ポケモン持分法投資利益     202億円。

締めて847億円が、本業以外の儲けという事で、営業利益にチャージされていないので、突然純利益が突出しているように見えるのですね。

話題になったポケモンですが、子会社ポケモンのいわばIPのレンタル料みたいなもんで、それほど利益にガツンとしたインパクトがないというのは昨年夏ごろ、とみに話題になっていました。

また、それら処分可能利益が1,000億円規模まで膨れ上がったので、配当はなかなかの大盤振る舞い。

1株430円。現在の株価なら配当性向は1.5%。これは優良企業並みの水準に戻してきたと評価してよいでしょう。

最後に特筆すべきなのが、売上高比率です。

2017.3月期の連結売上高 4,890億円の内、海外売上高は3,590億円。

何と、全体の73.4%にも及ぶのです。

デフレですっかりケチ臭くなった日本市場になどあまり期待していないのです。

良いモノなら海外で売れるという証左です。

任天堂は順調に海外へ軸足を移しつつあります。日本市場で好感されないからと言って、海外でも不支持などという傲慢な考えは改めるべきでしょう。

いずれにせよ、「Nintendo Switch」を筆頭に2018.3月期の任天堂は跳ねると思います。

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