世界一子供を育てやすい国にしよう

敬愛する出口治明さんのご著書です。

出口先生と駒崎弘樹さんが子育てのしにくい日本を憂えてどうすれば出生率を増やし、なおかつ子育て世代がゆとりを持って、子供を育てやすい国にするかを議論しています。

国造りを根幹から見直すという主旨ですから話題の中心は当然政治です。

ご存じのとおり、今の日本は超高齢社会です。
しかも若い人間と違い、高齢者は選挙にきちんと行くので、日本はどうしてもシルバー民主主義に偏りがちだという指摘があります。

高齢者は自分が生きている間が生きやすい社会であればいいと思っていますから、基本的には短期的な視点で政策を考えます。
ボリュームも大きく、かつ選挙にきちんと行く、高齢者向けの政策を展開した方が、当選しやすいのですから、政治家は普通、高齢者優遇の政策を掲げます。
すると、中長期的に、子供が増えた方がいいけれども、子育て支援の方へはそれほど予算は割かれず、今の30-40代の子育て世代はかなり過酷な社会を生きている。
その悪循環が少子化を更に進展させるわけですから、どうにか食い止めなければならない。

そのために政治をどう変えるか。変える気になれば、予算を割けばいい話。
しかし、やはり政治家の質というものに出口先生は言及されておられます。

一例として、政治家の世襲制の問題があります。
日本は世界的に見て、世襲議員がまぁ多いです。
世襲議員のウェイトが10%を超えている国は世界で2か国しかなく、日本とフィリピンだけなんだそうです。
しかも日本はぶっちぎりのワースト1位。世襲議員の占める割合は30~40%もあるそうな。

アメリカはクリントン一家やブッシュ一家が目立っていますが、意外と全議員で世襲議員の占める割合は数%に過ぎないそうです。

世界のエリートの常識として、
「親の地盤や財務能力をもとに、世襲で政治家をするのは恥ずべきこと」
という常識があるという事なのです。

ところが、大変恥ずかしい事に日本ではなんなら世襲が常識みたいなところがあります。

自分の選挙区から自分の子供を立候補させるなんてアンフェアだと。
そんな当然の事に思い至らないほど、日本の政治家というのは恥ずかしい人種なのです。

しかし、政治家とはその国の代表ですから、結局、国民のレベルが、政治家をして、そんな厚顔無恥な事をさせしめているという背景はあるのですがね。

出口先生はまた、「新規参入を妨げる社会は必ず淀んでいく」と断言されておられる。
まさしくその通り。日本の政治の世界がアンフェアで澱み切っているのは周知の事実です。
この澱みが巡り巡って、日本の澱になっている現状。

なので、まずひとつの解決策として、世襲議員を法律で禁ずべきと出口先生は仰っておられますが、これまた正論。

少子化、高齢社会問題は小手先でいじくりまわしても解決なんてしません。
まずは政治にメスを入れて膿を出し切るべきなのです。

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