日独比較

日本とドイツは比較的に共通点が多い。

工業国であり、また、国民に一番多い血液型がA型。

国の面積も同じくらいです。そして資源貧国。

また、第二次世界大戦の敗戦国でもあります。

【購買力平価GDP】(10億US$)

日 4,667

独 3,512

【人口】(百万人)

日 127

独  80

【面積】(平方キロ)

日 377,915

独 357,022

【貧困率】

日 16.03

独  8.7

こうして見ると日本の方が経済規模は大きいですが、

ドイツの方が豊かな国である事が想像できます。

 

【労働生産性】(2012)

日 71,619

独 84,307

【時間当たり労働生産性】

日 40.10

独 58.30

同じ時間働くと、ドイツ人の方が、日本人よりも1.5倍も生産性が高いという結果になっています。

 

【国民負担率】(租税負担率+社会保障負担率)

日 41.6%

独 51.2%

一見、日本の方が負担率が少ないように見えます。

しかし、ここに財政赤字分、つまり毎年国債を発行している分を加味すると、

日本の負担率は51.9%になり、ドイツ超えします。

日本は借金という形で痛みを将来世代に先送りしているだけなのです。

一方社会保障の給付は、

日 23.1%

独 29.0%

と日本はドイツよりも6%も給付率が低い。

理由は国債の利払い費が大勢を占めています。

借金の負担のしわ寄せは当然、給付を減少させるという結果になっています。

 

【社会保障財源の負担割合】(対GDP比)

日本

・事業主負担     5.7%

・社会保険本人負担 6.3%

・公費負担       8.4%

ドイツ

・事業主負担     10.7%

・社会保険本人負担 9.3%

・公費負担       11.9%

ドイツの社会保障は、比較的労使の負担割合が大きい。

 

【国家予算】(億$・GDPに占める比率)

日 25,700

独 15,110

ドイツは財政黒字。日本は△8.2%の大赤字です。

【貿易収支】(百万ドル)

日 △118,069

独   263,827

ドイツは世界一の貿易黒字国。

日本は世界214位。大赤字国。

資源のかなりの部分を輸入に依存しているため。

 

【農作物・食料品輸出額】(2013・百万ドル)

日  4,618 世界55位。

独 83,398 世界3位。

日本はドイツの20分の1程度。

 

【戦後の首相】

日本は、1945‐2014年の期間に、33人。在任期間の平均は2.1年

ドイツは、1949‐2014年の期間に、8人。在任期間平均は8.1年。

これだけ見ても、ドイツは日本よりも圧倒的に政治が安定している事がわかる。

 

【人口1,000人当たりの公的部門における職員数】(2010年)

日 31.4人

独 54.9人

仏 86.1人

米 77.9人

英 81.8人

日本は公務員は決して多くない小さな政府。

 

【犯罪被害者数の対人口比】(%)

日  9.9%

独 13.1%

日本はとても安全な国である。

【殺人発生率】(件/10万人)

日 0.3件で世界215位。

独 0.8件で世界200位。

日本もドイツも安全な国である。最近のドイツはテロの脅威があるが。

 

【自殺率】(2014) 10万人当たり

日  23.1人  世界9位。

独   13人  世界45位。

 

次に組織の重要なポジションに占める女性割合について。

【就業者全体に占める割合】

日 42.2%

独 45.3%

【管理職割合】

日 10.6%

独 37.8%

【経営幹部割合】

日 1.23%

独  13%

【国会議員の女性割合】

日  9.5% 世界156位。

独 36.5% 世界24位。

世界経済フォーラムの世界男女ランキング(142か国)では、

日本は104位。ドイツは12位という結果に。

女性の社会進出においても、日本はドイツに大きく水をあけられている。

 

次はライフワークバランスについて。

【年間平均総実労働時間】(2012)

日 1,745H

独 1,397H

【有給休暇】(2012)

日本は付与日数の平均が13日。そして取得平均が5日ぽっちです。

ドイツは付与日数平均が30日。取得日数平均も28日と日本とは段違い。

ライフワークバランスもドイツの圧勝という結果です。

 

最後に日本社会とドイツ社会、いずれの方が「開かれた社会」かという比較。

【外国人割合】

日本では外国生まれの比率が1.1%、外国人総訪問者数が10,364千人。

それに対して、ドイツでは、外国生まれの比率が13.1%、外国人総訪問者数は31,545千人。

【留学生受け入れ状況】

日 137,756人

独 265,292人

ドイツが受け入れている留学生は日本のおよそ2倍にも及ぶ。

【対内直接投資残高(ストック)対GDP比】

日  3.9%

独 20.0%

開かれた社会という意味でも、ドイツの方がより対外的に開かれた社会である事がわかります。

 

日本とドイツとは共通点の多い国ですが、どうも色々なファクターでかなり日本は出遅れているという感は否めません。

共に資源貧国である日本とドイツは何よりも人材に投資すべき、というベクトルは一致しているように思えます。

ところが、ドイツはそれを実行しているように見えますが、日本はどうも人材にリソースを投資しているようには見えません。

シルバー民主主義で、若者や子供が疲弊しきっている国の様相を見るとそう思えます。

日本はもっと人材を大事にする社会に生まれ変わらなければいけないという事は論を待たないでしょう。

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