【メルカリ】2019.6(本決算)

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【メルカリ】2018.6(本決算)

今回は2019.6期、本決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 51,683 △ 12,149 △ 13,764
前決算② 35,765 △ 4,422 △ 7,041
①-② 15,918 △ 7,727 △ 6,723
成長率 144.5% -0.1% 0.0%

 

※翌期業績予想の開示はなし。

【対前期】

増収(+15,918、144.5%)、減益(▲7,727)

44.5%もの売上の成長がある一方で、営業利益は大きく減益。

ただこれは、計画的な赤字ではあり、株価にも当然、織り込まれていたのだと思う。

問題は赤字の質。

希望を繋いでいる、米国事業やメルペイ事業に、どれほど良質な投資が行えたのかが重要。

翌期にその答えが分かる。

 

営業CF

営業CF マージン
当期 △ 7,289 -14.10%
前期 △ 3,437 -9.61%
当期-前期 △ 3,852 -4.49%
成長率 -212.07% -46.76%

 

▲72億円で、大きく赤字。

対前期で、▲38億円。主な増減内訳は以下の通り。

・税引き前利益   →▲76億円

・未収入金     →▲97億円

・預り金      →+202億円

・預け金      →▲38億円

・差入保証金    →▲33億円

締めて、営業CFは▲72億円の赤字というなかなかの規模。

一方で、財務活動CFでは、

長期借入で、+500億円、長期借入の返済▲253億円などあるが、ネットで、

+322億円も資金調達している。

借金は増えたが、キャッシュはまだまだありそうである。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 △ 12,149
有利子負債 当決算期末残高 52,708
現金預金 当決算期末残高 125,578
株主資本 当決算期末残高 51,102
当期純利益 決算短信 △ 13,764
総資産 当決算期末残高 163,685
発行済み株式数 当決算期末残高 144.915
支払利息 決算短信 78
減価償却費 決算短信 1,065
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 △ 95
BPS 純資産÷発行済み株式数 353
株価(円) 直近株価 2,951
配当金額 決算短信 0.0
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 0.000
時価総額 株価×発行済み株式数 427,644

 

総資産1,636億円。株主資本511億円。自己資本比率31.2%

有利子負債527億円。d/eレシオが1.03倍。

流動資産1,518億円。流動負債610億円。流動比率248.8%

ネットキャッシュが+728億円(対総資産比率44.5%)なので、まだまだカネはある。

時価総額が4,276億円と期待値もまだまだかなり高い。

ちなみに、2018.12期の中間決算時の財務状況は、

自己資本比率49.0%、d/eレシオ0.4倍、流動比率246.5%、ネットキャッシュ+812億円(対総資産比率67.1%)

明らかに、財務状況が悪化している。大胆にファイナンスしたので、当然ではあるが。

とりわけ、ネットキャッシュの対総資産比率が、67.1%⇒44.5%と、▲22.6%となっているのは大きなネガティヴインパクトを感じる。

進行年度が正念場となるのでしょう。

 

当決算から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 -26.93%
ROA 総資本利益率 -8.41%
PER 株価収益率 -31.07
PBR 株価純資産倍率 8.37
ROIC 投下資本利益率 -7.53%
WACC 加重平均資本コスト 0.05%
EBITDA 減価償却前営業利益 -11,084
FCF Free cash Flow -20,173
EV 企業価値 354,774
配当利回り 0.00%
配当性向 0.00%

 

赤字なので、ROE,ROA,ROICは測定不能。

同時に、グレアム指数、EV/EBITDA、PEGレシオも測定不能。

PBRは8.37倍とまあやはりそれなりに割高である。

FCFは▲201億円もの赤字。

配当は当然なしである。

 

総括

上記したように、当期の赤字は、翌期以降のための先行投資。

翌期以降、その投資が花開くのか、投資家は戦々恐々としている向きもある?

アメリカで、メルカリが流行るかどうかは水物。ただ当たれば市場がでかいだけに、大きいのは確か。

メルペイも、決済後進国の日本でブレイクすれば、生活習慣・商習慣そのものを変えるインパクトを潜在的に持ちうるが、競合が既にいくつもある状況で、どんなオリジナリティを発揮するのか、そこも分かりづらい。

そんな赤字の状況下で、鹿島アントラーズを完全子会社化。

メルカリ、J1鹿島の株式61・6%の取得を正式発表 経営権取得へ Jリーグ理事会で承認

端から見ると、正直、こんなことしている場合なの??と疑問ですが、

スポーツビジネスも可能性を秘めている、と主張する向きもあり、現時点では良いも悪いも判断できなさそうです。

ただ、借金も大きくなってきて、財務的な余裕も徐々になくなってきている現状を鑑みるに、

メルカリの神通力がどこまで通じるのか甚だ疑問(アメリカでスケールしないんでは?)と感じるのは個人的な見解です。

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