【花王】2019.6(中間決算)

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今回は2019.6期、中間決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 721,399 86,386 57,295
前決算② 729,030 90,755 62,805
業績予想③ 1,580,000 225,000 162,000
YoY △ 7,631 △ 4,369 △ 5,510
99.0% 95.2% 91.2%
③-① 858,601 138,614 104,705
進捗率 45.7% 38.4% 35.4%

 

【対前中間】

減収(▲7,631、99.0%)、減益(▲4,369、95.2%)

営業利益率は12.0%で、▲0.4%と何とか12%台はキープ。

常に成長を続けてきた花王だが、ここに来て少し息切れか?

ヒューマンヘルスケア事業の落ち込みがなかなか痛い。

ヒューマンヘルスケアセグメントは、

減収(▲11,355、91.6%)、減益(▲10,766、40.4%)で、利益率は5.8%と大きく落としてしまった。

紙おむつ「メリーズ」や生理用品「ロリエ」などのセグメント。

主には案の定、中国。

2Qからは中国市場も盛り返してきているということなので、今後の巻き返しには期待したいところ。

【対業績予想】

進捗率。

売上が45.7%、営業利益が38.4%とまだまだ低調と言わざるを得ない。

業績予想の利益率は14.2%を見込んでおり、2.2%も足りていない。

少し目標が意欲的過ぎる可能性もあるか。

上記したように、海外の売上はマクロ経済なども大きく影響する。

とりわけ、米中の貿易戦争次第では、中国市場が冷え込む危険性は大分前から指摘されているところ。

しかしまだ中間決算ではあるので、過度の感情的悲観は避けたいところ。

なぜなら、営業CFなどはむしろ黒字拡大しているので。

 

営業CF

営業CF マージン
当期 79,646 11.04%
前期 64,199 8.81%
増減 15,447 2.23%

 

CFマージンは11.04%と高い。

対前中間で、+15,447、マージンは+2.23%成長。

主な増減の内訳は以下の通り。

・売掛債権      →+14,299

・減価償却費及び償却費→+13,155

・税引き前利益    →  ▲4,389

・退職給付負債    →  ▲2,037

・法人所得税     →  ▲2,145

肝心なCFについては黒字幅拡大という良い傾向も見て取れる。

あとは、残りの半期で、営業利益率を増進させていくことでしょう。

(それにしても法人税の負担が重い)

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 225,000
有利子負債 当決算期末残高 279,937
現金預金 当決算期末残高 209,886
株主資本 当決算期末残高 793,572
当期純利益 業績予測 162,000
総資産 当決算期末残高 1,544,008
発行済み株式数 当決算期末残高 485.628
支払利息 業績予測 1,514
非資金的費用 業績予測 42,649
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 334
BPS 純資産÷発行済み株式数 1,634
株価 直近株価 7,979
予想配当金額 決算短信 130.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 63,131.625
時価総額 株価×発行済み株式数 3,874,825

 

総資産1.5兆円。株主資本7,935億円。自己資本比率51.4%

有利子負債2,799億円。d/eレシオは0.35倍。

流動資産6,500億円。流動負債3,935億円。流動比率165.2%

ネットキャッシュは▲700億円の赤字。

それなりに、レバレッジをかけた、攻撃的な経営が窺えます。

時価総額は3.8兆円。4兆円台をキープしていたいところ。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 20.41%
ROA 総資本利益率 10.49%
PER 株価収益率 23.92
PBR 株価純資産倍率 4.88
ROIC 投下資本利益率 13.49%
WACC 加重平均資本コスト 5.97%
EBITDA 減価償却前営業利益 267,649
FCF Free cash Flow 143,180
EV 企業価値 3,944,876
予想利回り 1.63%
配当性向 38.97%

 

ROE,ROA,ROICは相変わらず良い。欲を言えば、ROICが15%行って欲しい。

この状態から、現状の業績予想を達成できるならば、かなりの偉業でもあると思う。

グレアム指数は116.8倍。PBRが4.88倍。

中間決算が良くないという憶測で売られてもまだまだ期待値は高い。

しかし、決算がリリースされる前に、かなり売られていたような気がする。

EV/EBITDAは14.7倍とこちらも期待はそれなり。

FCFは1,431億円で、マージンは9.1%

市場は早々と8,000円を切ってきたが、まだまだ半期ある。

 

総括

パッと見の決算は、少し業績予想達成に暗雲を感じないでもない。

ただしかし、営業CFはむしろ対前期で成長させたというプラス材料もある。

まだ半期残っているし、中国市場は持ちかえしてきたということだし、見切り売りは時期尚早ではないかと思う。

商品開発力、販売力、そしてそれらの統制力、どれも高い会社と思う。

ただマクロ経済次第であるのはどこの会社も同じ。

だから株式投資も結局は、マクロ経済を読み切れるかどうかの運ゲーである。

【マクロ経済研究】金利

マクロ経済が明日どうなるかは誰にもわからない。

つまりロングかショートかも、誰にもわからないのだろう。

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