【満員電車解消の政策】日本の交通インフラの問題点

世界銀行が出している、「世界道路密度ランキング」(km/100㎢)は以下の通り。

1位 モナコ

2位 マカオ

3位 マルタ

4位 バーレーン

5位 ベルギー

6位 シンガポール

7位 ネーデルランド

8位 日本

9位 プエルトリコ

10位 ハンガリー

日本の道路密度はフランス・ドイツ・UKの1.8倍。

台湾・韓国の3倍。

アメリカの5倍。

中国の8倍。

 

また、道路総延長ランキング(㎞)

1位 アメリカ 654万

2位 インド  410万

3位 中国   386万

4位 ブラジル 175万

5位 カナダ  140万

6位 日本   120万

国土面積が日本の45倍あるロシアよりも日本は道路が多い。

恐るべき公共事業大国日本です。

 

そして人口1,000人当たりの自動車保有台数。(G20)

1位 アメリカ 785台

2位 オーストラリア 700台

3位 イタリア 682台

4位 カナダ  605台

5位 日本   588台

全世界的には日本は17位。

ドイツ・フランスと同規模の台数。

韓国は370台。中国は69台。インドは17台。

つまり日本はアジアトップの自動車保有国です。

中国は1,000人当たり69台所有と意外と少ないですが、

中国人全員が車に乗ったら、地球上の石油は1年で枯渇するそうなので、69台でも多いくらいなのです。

代替エネルギーを中国は真剣に探さなければなりません。

 

国土交通省の出している

「国際競争力の強化に係る社会資本に関する国際比較」における、

都市間連絡速度の国際比較が下記の通りです。

日本  59km/h

ドイツ  90km/h

フランス 88km/h

UK   72km/h

中国   73km/h

韓国   60km/h

日本は渋滞などで思ったような速さが出ていません。

アウトバーンのあるドイツは車なら、その連絡速度は日本の2/3。

日本はドイツに物流面で大きく水をあけられている事実。

 

これまた国土交通省の「2001年鉄道統計年報」による、

海外鉄道技術協力協会「最新 世界の鉄道」の年間輸送人数(億人)

日本  184.2(JR 88.4、JR以外 95.8)

インド  50.9

ドイツ  16.8

ロシア  12.7

ブラジル 12.6

中国   10.6

日本はその輸送人数がダントツに多い。

JRの輸送人数だけで世界トップなのです。

毎日郊外から都市部へいかに大勢のサラリーマンを輸送しているのか、如実に示している結果と言えるでしょう。

 

日本の駅・海外の駅/駅別乗降者数総覧によりますと、

世界の駅の1日あたりの乗降者数ランキングが以下。

1位 新宿  341万人

2位 渋谷  300万人

3位 池袋  249万人

世界トップ30の中になんと日本の駅は26駅ランクインしているのです!

日本以外の駅は、

21位 台北駅(台湾)

22位 パリ北駅(フランス)

24位 シャトレ=レ・アル駅(フランス)

26位 ローマ・テルミニ駅(イタリア)

この4つしかランクインしていないのです。

台北駅とパリ北駅は押上駅と同規模。

シャトル=レ・アル駅は町田と同規模。

ローマ・テルミニ駅は川崎駅と同規模。。

これだけのとてつもない輸送人員を毎日正確な時間に輸送している日本の鉄道システムはかなり優秀ともいえるのです。

 

アーサー・D・リトルの都市交通指標(Urban Mobility Index2.0)によると、

世界84都市を対象に、19の評価項目から、都市の成熟度と機能性をスコアリングしているのですが、日本は84都市中、19位です。アジアでは5位。

【評価を上げている項目】

・公共交通の利用頻度の高さ

・自転車や徒歩移動の人の多さ

・パスモやスイカなどのICカードの普及

【評価を下げている項目】

・渋滞が酷い。

・人口密度が高い。

・自転車シェアリングが普及していない。

・公共交通の利用料金が高い。

などの理由で19位になっているのだそうです。

 

日本の交通が世界でも最高水準なのは理解できますが、しかしそれでもあの満員電車は異常でしょう。私は以下のような政策を立案実行して、都市通勤における混雑をもっと緩和すべきだと考えています。

 

・在宅ワーク推進。(税制優遇など)

・時差出勤。(そもそも毎日同じ人が特定の場所に特定の時間に集合する意味はある?)

・オフィスの東京一極集中の是正。(インターネット全盛期に東京の都市部でないとできない仕事なんてごくわずかだと思うのですが。)

・ホームドアの設置。(JRはいつまでもホームドアの設置をしておらず、人身事故死者を出し続けています。これは未必の故意。殺人罪だと思っているのですがどうでしょう。)

・職住近接の促進。(出社してくるだけで社員が疲れ切っているなんてパフォーマンスに悪影響が出るに決まっています。企業は職住近接を推進するため、会社の近くに住む社員には住居手当を出して、優秀な人材の活用と登用に投資するべきです。)

・自動運転車を普及させる。(自動運転車ならば、自宅から、職場まで寝ながら通勤できます。電気自動車でソーラーパネルを装備すれば、疲れ知らず。こんな理想的な乗り物をイノヴェイションで開発できたら、満員電車解消にかなり効果的です。JR東や東海旅客鉄道なんていう会社自体必要なくなる良い時代が到来するかもしれません)

・朝だけ座席がない車両を走らせる。(これはすぐできると思います。座席がなければその分多くの人が乗れるスペースが確保できます。朝の総武線とか東西線に乗って通勤されておられるサラリーマンの方にはご賛同いただけると思っているのですが。)

 

上記したように、日本は鉄道システムがなまじ優秀なので、輸送人員が桁違いに多いです。

これは裏を返せば、大災害などが起こり、鉄道機能などがマヒした際には、かなり多くの人が帰宅困難者になってしまう未来を暗示しています。

実際東日本大震災の時に日本人はそれを嫌という程味わったにもかかわらず、もう6年前の事はすっかり忘れて、満員電車に乗ってストレスフルな通勤を続けています。

一体いつ日本人は学習するのでしょうか。

こんな二次災害の原因を6年間ずっと放っておく行政や企業やそこで働く日本人にはほとほと呆れてしまいます。

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