【FJネクスト】2019.3(本決算)

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今回は2019.3期、本決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 81,516 10,093 6,538
前決算② 67,008 7,238 4,689
当期業績予想③ 76,000 7,800 5,000
翌期業績予想④ 90,000 11,000 7,000
①-② 14,508 2,855 1,849
成長率 121.7% 139.4% 139.4%
①-③ 5,516 2,293 1,538
達成率 107.3% 129.4% 130.8%
④-① 8,484 907 462
成長率 110.4% 109.0% 107.1%

 

【対前期】

増収(+14,508、121.7%)、増益(+2,855、139.4%)

CM等でも有名な「ガーラマンションシリーズ」「ガーラ・レジデンスシリーズ」などの不動産開発が好調。

営業利益率も10.8%から12.4%へとアップ。

マンション不況とは言われながらも、なんだかんだ、都市部の需要は底堅いということなのでしょう。

【対当期業績予想】

増収(+5,516、107.3%)、増益(+2,293、129.4%)

営業利益率は10.3%を見込んでいたので、+2.1%という上出来。

【対次年度業績予想】

増収(+8,484、110.4%)、増益(+907、109.0%)

営業利益率は12.2%を見込む。それなりに強気な計画と感じます。

 

営業CF

営業CF マージン
当期 △ 599 -0.73%
前期 △ 2,304 -3.44%
当期-前期 1,705 2.70%

 

営業利益は上記の通り強いのですが、営業CFは赤字。

ただ赤字幅はかなり縮小されたよう。+1,705、+2.7%

主な増減内訳は以下の通り。

・税引き前利益→ +2,861

・棚卸資産→   ▲3,287

・売上債権→   ▲1,049

・仕入債務→   +1,251

・未払消費税等→  +811

・法人税等の支払額→+539

マンション開発の宿命なのでしょうが、棚卸資産の規模がでかい。

当期残高が52,170、前期残高が42,529

それぞれ総資産に占める割合が、71.7%、67.0%

在庫リスクは確かに大きい。

とにかく在庫がハケて、営業CFを黒転させることが割と急務と思います。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 10,093
有利子負債 当決算期末残高 16,222
現金預金 当決算期末残高 12,895
株主資本 当決算期末残高 44,953
当期純利益 決算短信 6,538
総資産 当決算期末残高 72,686
発行済み株式数 当決算期末残高 32.685
支払利息 決算短信 45
減価償却費 決算短信 226
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 200
BPS 純資産÷発行済み株式数 1,375
株価(円) 直近株価 1,096
配当金額 決算短信 36.0
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 1,176.672
時価総額 株価×発行済み株式数 35,823

 

総資産726億円、株主資本449億円。自己資本比率61.8%

有利子負債162億円。D/Eレシオが0.36倍。

流動資産694億円。流動負債153億円。流動比率451.2%

ネットキャッシュが▲33億円。

思ったほどには財務状況は悪くない。不動産開発会社にしては。

自己資本が厚い。借金が少ない。

時価総額が358億円。規模はまだまだ伸び盛り。

もう少し時価総額が大きくてもいいよな、という印象。

 

当決算から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 14.54%
ROA 総資本利益率 8.99%
PER 株価収益率 5.48
PBR 株価純資産倍率 0.80
ROIC 投下資本利益率 10.62%
WACC 加重平均資本コスト 1.97%
EBITDA 減価償却前営業利益 10,319
FCF Free cash Flow -2,649
EV 企業価値 39,150
配当利回り 3.28%
配当性向 18.00%

 

ROE,ROA,ROICなどはそこそこ良いスコア。

ROICが二けた乗っているのは好感。ROAも二けた乗るともっと見栄えがいい。

グレアム指数4.37倍で、PBRが0.8倍とめちゃ安。

EV/EBITDAは3.79倍。PEGレシオも3.93倍とめちゃ安ですね。

FCFは▲26億円の赤字。棚卸資産がかなり大きいので。

配当利回りもかなり良いと思います。

割とお買い得銘柄なのでは。

 

次年度業績予想から計算する経営指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 11,000
当期純利益 決算短信 7,000
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 214
予想配当金額 決算短信 44.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 1,438.155

 

売上110億円。営業利益70億円。営業利益率12.2%という計画です。

各指標
ROE 自己資本利益率 15.57%
ROA 総資本利益率 9.63%
PER 株価収益率 5.12
ROIC 投下資本利益率 11.57%
EBITDA 減価償却前営業利益 11,226
FCF Free cash Flow 7,306
EV 企業価値 39,150
配当利回り 4.01%
配当性向 20.55%

 

ROE,ROA,ROICのスコアは変わらずどれも良い。ROAがもう少しで10%に乗りそうで、そしたらかなり優良銘柄と認識します。

グレアム指数4.08倍。EV/EBITDA3.49倍。PEGレシオ4.7倍。

めちゃ安でしょう。

FCFは運転資本や投資CFを無視して考えれば、+73億円でマージンが9.61%とかなり羽振りが良い。

配当利回りは4%台に乗っています。

 

総括

良い銘柄だと思いますが、一点だけ課題を書くと、営業CFが赤字なのは早く解消させないといけないと思います。

そのためには、一にも二にも、在庫をハケさせることでしょう。

とにかく当社の総資産の70%以上を占めている、在庫を売却することによって、PLは当然ですが、何よりCFが好転します。

逆に言えば、その馬鹿でかい在庫とそれを売った際に発生した売掛債権の増減さえ見れば、当社の営業CFを網羅していると言っても過言ではないので、それは引き続きWatchすることといたします。

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