【テモナ】2018.9(本決算)

定期販売特化型の通販システムが柱。

健康食品・化粧品顧客に強み。広告・販促効率化ツールも。

今回は2018.9期、本決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 1,245 304 214
前決算② 1,093 264 165
当期業績予想③ 1,203 271 217
翌期業績予想④ 1,700 321 213
①-② 152 40 49
成長率 113.9% 115.2% 129.7%
①-③ 42 33 △ 3
達成率 103.5% 112.2% 98.6%
④-① 455 17 △ 1
成長率 136.5% 105.6% 99.5%

 

【対前期】

増収(+152、113.9%)、増益(+40、115.2%)

営業利益率は24.2%から24.4%へとアップ。

EC事業はまだまだ成長ののびしろが見込める、数少ない市場とも言えるでしょう。

ただ、それだけに競合も多そうなレッドオーシャンではある。

また、物流の社会コストをどうこなすかもカギになってくると思われます。

【対当期業績予想】

増収(+42、103.5%)、増益(+33、112.2%)

業績予想はきちんとクリア。

営業利益率は22.5%を見込んでいたため、こちらも軽々クリアしています。

良い決算と言う他ない感じです。

【対次年度業績予想】

増収(+455、136.5%)、増益(+17、105.6%)

営業利益率は18.9%とかなり下がる計画。

確かに、この売上の規模だと、まずは利益率よりも、売上のボリュームを追うのが正しい経営のようにも思います。

マーケティングや事業開発、営業、販売などの施策で、売上をガンガン増やしていくフェーズだと思います。

ただ、そちらにばかりリソースを割くのではなく、管理系も同様にレベルアップを計り、財務経理やコンプラなどのガヴァナンス体制も強固にして行って欲しいところです。

 

営業CF

営業CF マージン
当期 148 11.89%
前期 181 16.56%
当期-前期 △ 33 -4.67%
成長率 81.77% -28.21%

 

当期の営業CFは148で、マージンが11.89%となかなか。

ただ、対前期では、▲33、▲4.67%となっている。

主な増減内訳は以下の通り。

・税引き前利益→    +76

・上場関連費用→    ▲10

・投資有価証券売却損益→▲17

・受取保険金→     ▲11

・法人税等の支払額→  ▲65

ここでも登場、「法人税等」

当期の支払い法人税等の総額は、▲144、実に、営業CFの半分近くを、税金として簒奪されているわけです。

これで、日本の企業が、他の法人税が安い国で営業している企業に、競争で勝てるわけがありませんね。

今、日本という国に必要なのは増税ではなく、肥え太った、政治家や官僚のリストラを断行することに他ならないことが誰の目にも明らかでしょう。

★日本の政治家の数は多すぎるのか?

http://tamojun51.com/archives/1496

★行政をリストラせよ。

http://tamojun51.com/archives/1034

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 304
有利子負債 当決算期末残高 357
現金預金 当決算期末残高 1,661
株主資本 当決算期末残高 1,312
当期純利益 決算短信 214
総資産 当決算期末残高 2,044
発行済み株式数 当決算期末残高 10.641
支払利息 決算短信 1
減価償却費 決算短信 14
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 20
BPS 純資産÷発行済み株式数 123
株価(円) 直近株価 604
配当金額 決算短信 0.0
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 0.000
時価総額 株価×発行済み株式数 6,427

 

総資産20億円。株主資本13億円。自己資本比率64.2%

有利子負債3.5億円。D/Eレシオは0.27倍。

流動資産18億円。流動負債4.9億円。流動比率363.9%

ネットキャッシュは+13億円で、対総資産比率が63.8%

借金もかなり少なく、財務的にはかなり安定している。

むしろ例によって、キャッシュを持ちすぎならくらいです。

時価総額は64億円。まだまだこれからの会社という感じはします。

 

当期決算から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 16.31%
ROA 総資本利益率 10.47%
PER 株価収益率 30.03
PBR 株価純資産倍率 4.90
ROIC 投下資本利益率 11.72%
WACC 加重平均資本コスト 0.04%
EBITDA 減価償却前営業利益 318
FCF Free cash Flow 127
EV 企業価値 5,123
配当利回り 0.00%
配当性向 0.00%

 

ROE,ROA,ROICのスコアはやはりとても良いと思います。

ROAとROICが二けたに乗っているのは好感ポイントです。

グレアム指数は147.14倍。PBRは4.9倍と割安感はない。しかし、グロース株としてなら、それほど高くはない?

EV/EBITDAは16.11倍とそれなりに高い。

PEGレシオも26.08倍と上記同様。

FCFマージンは10.17%とこちらも、二けた。カネはなかなか稼いでいる。

配当はなし。まだそのフェーズではないのでしょう。

他にカネの使い道があるなら、配当などしなくてよい。

 

次年度業績予想から計算する経営指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 321
当期純利益 決算短信 213
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 20
予想配当金額 決算短信 0.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 0.000

 

上記の業績予想パラメタを入力して再計算。

各指標
ROE 自己資本利益率 16.23%
ROA 総資本利益率 10.42%
PER 株価収益率 30.18
ROIC 投下資本利益率 12.38%
EBITDA 減価償却前営業利益 335
FCF Free cash Flow 221
EV 企業価値 5,123
配当利回り 0.00%
配当性向 0.00%

 

ROE,ROA,ROICは良い。

グレアム指数147.83倍。EV/EBITDA15.29倍。PEGレシオ28.58倍。

それぞれ、割安感はない。ただグロース株としてなら、そこまで高くない?と考える人もいるでしょう。

FCFマージンは18.34%とかなり良い感じのカネ回りですね。

翌期も、配当はなし。

事業投資するのが一番、みんなを幸せにしますから、配当に回すカネがあるならば、ガンガン投資するべきでしょう。

(そこに経営センスが如実に顕れる)

 

総括

良い決算。各指標も良い数字。

ただ、現在の株価は少し高いかなとは感じる。

2019/4/12に市場変更(to 東京証券取引所市場第一部)される影響も大きい。

https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS71093/1e92c55b/8f77/43b4/8138/60a1dd6527c7/140120190320492991.pdf

マザーズから東証一部に市場変更ということで、ただのグロース株ではなくなった印象。

ただ、売上や利益の伸び率を見ると、そこまでグロース株という感じもしない。

ビジネス自体は素人から見ても、悪くないんじゃないかな、という感じがする。

問題は、物流などの管理コストをこれからどうこなしていくのかとか、そんな感じなんでしょうかね。

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