【アイ・アールジャパンHD】2018.9(中間決算)

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今回は2018.9期、中間決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 2,560 863 599
前決算② 2,262 800 540
業績予想③ 4,600 1,300 888
YoY 298 63 59
113.2% 107.9% 110.9%
③-① 2,040 437 289
進捗率 55.7% 66.4% 67.5%

 

【対前中間】

増収(+298,113.2%)、増益(+63、107.9%)

営業利益率は35.4%から33.7%にダウン。

ダウンしたとは言っても、すごい利益率。

それだけ、IRに頭を悩ませている上場企業他が多い、ということの証左なのでしょうか。

【対業績予想】

進捗率。

売上も営業利益も超過達成中。

営業利益率は28.3%を見込んでいるので、こちらもかなり大幅に超過しながら進行中。

良い決算だが、それにしても上振れているな、という印象も。

想定していたよりも、需要が買った。

 

営業CF

営業CF マージン
当期 966 37.73%
前期 802 35.46%
増減 164 2.28%

 

営業CFマージンも高い。+966で、37.73%

対前期で、+164、+2.28%という出来上がり。

主な増減内訳は以下の通り。

・売上債権→372

・税引き前利益→+78

・支払法人税等→▲222

売上債権の回収も順調。

売上を上げることよりも、ある意味困難を伴う、その売掛金の回収。

早く回収できるということが、高い営業利益率と整合します。

つまり、クライアントにある程度強気に出られるサービスを展開しているという証拠です。

高い営業利益率と高い営業CFマージンは、つまり、高い商品力・サービス力で、強い競争力を意味しています。

そしてもうひとつの論点が、この支払法人税率の大きさでしょう。

▲222の法人税等を支払っており、それは営業CFの内の、実に、22.9%を占めています。

強いサービスを作りだし、一生懸命稼いだカネの実に、1/4近い金額を、何も生産することのない、役所に収奪されているということを意味しています。

これだけ税金を取って、政治家も官僚も、あの体たらくですから、こと、政治家と官僚に対するヘイトスピーチは、あながち的外れということもないのかもしれません。

★日本の政治家は多すぎるのか?

http://tamojun51.com/archives/1496

★天下りは是か非か。

http://tamojun51.com/archives/193

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 1,300
有利子負債 当決算期末残高 200
現金預金 当決算期末残高 2,890
株主資本 当決算期末残高 3,897
当期純利益 業績予測 888
総資産 当決算期末残高 4,892
発行済み株式数 当決算期末残高 17.815
支払利息 業績予測 1
非資金的費用 業績予測 253
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 50
BPS 純資産÷発行済み株式数 219
株価 直近株価 1,834
予想配当金額 決算短信 35.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 623.529
時価総額 株価×発行済み株式数 32,673

 

総資産48億円。株主資本38億円。自己資本比率79.7%

有利子負債2億円。D/Eレシオは0.05倍。

流動資産35億円。流動負債9億円。流動比率378.5%

ネットキャッシュは+26億円。対総資産比率55.0%

財務的にも超優等生であることが分かりました。

時価総額が326億円。

売上が25億円で、総資産48億円の会社にしては、少しサイズが大きすぎるような気がしないでもないですが、これだけの高利益・好財務体質の会社なので、そこまで不自然ではないです。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 22.79%
ROA 総資本利益率 18.15%
PER 株価収益率 36.79
PBR 株価純資産倍率 8.38
ROIC 投下資本利益率 20.42%
WACC 加重平均資本コスト 15.23%
EBITDA 減価償却前営業利益 1,553
FCF Free cash Flow 1,242
EV 企業価値 29,983
予想利回り 1.91%
配当性向 70.22%

 

ROE,ROA,ROICのスコアも、当然のように高い。

グレアム指数が308.5倍。PBRは8.38倍と、まあ安くはない。当然ですが。

EV/EBITDAは19.3倍。こちらも安くはない。

PEGレシオは34.11倍と上記同様。

FCFマージンは27.0%

投資CFで▲91を使っており、営業CFマージンと比較すると多少率は下がるというものの、それでも、かなり驚異的なFCFマージンと言えるでしょう。

配当利回りはそこそこ。ただ、配当性向がかなり高い。

つまり、株価が高い。これだけの優良企業なので、高くなるのは当然なのですが。

 

総括

とても良い企業。ゆえに高いな、という感じ。

PBR8倍超えなので、魅力的とは言っても、即買い、という感じには走れないかな、という感じ。

決算内容だけを見ると、もはや非のうちようがない。

敢えて、強いて、何か挙げるとするならば、キャッシュポジションを持ちすぎだろうか?

キャッシュポジションは、対総資産で、25%程度もあれば良いのでは?という感じもします。

別段、25%という数字自体に根拠はありません。

ただ、キャッシュを豚積みする(未来を見据えて投資しない)のは、経営者としてはどうなのかというところです。

もちろん、キャッシュが枯渇していて、借金を返すので精一杯、みたいな会社は論外ということは付記しておきます。

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