【サニーサイドアップ】2018.12(中間決算)

関連過去記事。

★2018.9期、1Q決算

http://tamojun51.com/archives/2224

今回は2018.12期、中間決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 7,408 477 413
前決算② 6,849 155 48
業績予想③ 15,000 500 323
YoY 559 322 365
108.2% 307.7% 860.4%
③-① 7,592 23 △ 90
進捗率 49.4% 95.4% 127.9%

 

【対前中間】

増収(+559、108.2%)、増益(+322、307.7%)

営業利益率は2.3%から6.4%へと大幅アップ。

一見、PLの見栄えは良いように見える。

正直何やっているのかよく分からない。(PR?広告屋?)

営業利益の大半(538/804=66.9%)を占める、マーケティング・コミュニケーション事業が成長したこと。

そして、SP・MDが当中間においては、黒字化したのが大きいようです。

あとは、スポーツマーケティングという、これもよくわからない事業。

東京五輪の瞬間最大風速を利用しているに過ぎない?よく分かりませんけども。

【対業績予想】

進捗率。売上は若干ショートしているが、営業利益はかなり順調な消化具合。

もはや、営業利益は中間時点において、ほぼほぼ達成しているような進捗具合。

それなのに、上方修正はしない。下半期は何か懸念でもあるのでしょうか?

という感じで、PLだけは「一見するに」割と良い中間決算に見えている。

 

営業CF

営業CF マージン
当期 -40 -0.54%
前期 342 4.99%
増減 -382 -5.53%

 

なんと、営業CFは▲40の赤字。対前中間では、▲382のマイナス。

どうして赤字に転落したのか、主な増減内訳を下記で見ていくこととする。

・税引前利益→+426

・売上債権→▲867

・棚卸資産→▲136

・仕入債務→+123

上記ご覧いただければお分かりのように、税引前利益は確かに伸長したものの、売上債権が大きく増えてしまい、その運転資本の悪化で、営業CFが赤字になるほどのインパクトとなっている。

粉飾決算で、売上を水増ししている、とまで言い切ることはしないし、不良資産が増加している、というようなことも言わない。

ただ、利益の成長の2倍以上の売掛債権は確かに増えていて、大事な大事な営業CFが赤字になったというのは紛れもない真実。

PLが良く見えすぎているだけに、結構取扱に留意を要する銘柄だと、私は感じています。

(そうでないと、CF計算書という財務諸表の立場がない)

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 500
有利子負債 当決算期末残高 790
現金預金 当決算期末残高 1,120
株主資本 当決算期末残高 2,092
当期純利益 業績予測 323
総資産 当決算期末残高 5,290
発行済み株式数 当決算期末残高 7.374
支払利息 業績予測 5
非資金的費用 業績予測 158
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 44
BPS 純資産÷発行済み株式数 284
株価 直近株価 1,898
予想配当金額 決算短信 10.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 73.738
時価総額 株価×発行済み株式数 13,995

 

総資産52億円。株主資本20億円。自己資本比率39.5%

有利子負債7.9億円。D/Eレシオは0.38倍。

流動資産38億円。流動負債21億円。流動比率181.1%

ネットキャッシュは+3.3億円の黒字。対総資産比率は6.2%

財務状況は悪い、と言い切るほどではないが、そこまでカネを持っているわけでもなさそうではある。

そういうわけで、この会社の価値が正直よくわからない。

時価総額は139億円。

この程度の規模の時価総額の会社が、東証1部というのはそれはそれで問題だと思う。

そしてそもそも、この会社に100億円を超える価値があるのか?という点も良くはわかりませんでした。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 15.44%
ROA 総資本利益率 6.11%
PER 株価収益率 43.33
PBR 株価純資産倍率 6.69
ROIC 投下資本利益率 11.17%
WACC 加重平均資本コスト 2.67%
EBITDA 減価償却前営業利益 658
FCF Free cash Flow -161
EV 企業価値 13,665
予想利回り 0.53%
配当性向 22.83%

 

ROEはそれなりに良いスコア。ただ、ROAは少し物足りない。

売掛債権の2,003が重い。(対総資産比率37.8%)

ROICも悪くはないスコア。

グレアム指数は289.9倍と割高。PBRも6.69倍と高い。

EV/EBITDAは20.8倍とこちらもかなり割高。

PEGレシオは14.08倍。それなり。

FCFは▲161の赤字。

運転資本が悪い(売掛債権▲216/棚卸資産▲181)上に、投資CF▲269とそれなりに使っている。

使うこと自体は全然悪ではないが、FCFは赤字というのは大きいでしょう。

配当利回りは低い。配当性向は低くはない。

つまり株価が高いということを意味する。

 

総括

PLが良く見えすぎている。それはもう詐欺的なほどだと感じた。

(実際に詐欺だとか、粉飾だとか、不良資産と言ってはいない)

ただ、CFが赤字なのは大きいインパクトと言わざるを得ないでしょう。

CF赤字の会社の株は、私だったら買いたくない。

利益は出ているけど、CFは赤字。

CFが赤字なのに、PLでは利益が出ているから、税務上の所得も発生するであろうから、ここでは法人税をゴッソリ取られる。

財務は痛み、会社としては弱くなるでしょう。

まだ、利益が赤字(所得が赤字)で、CFが赤字、の会社の方がなんぼも良い。

加えて、マーケティングだら、コミュニケーションだら、販促だら、コンサルだら、言われても、私のような人間にはちいとも刺さらない。

実質何をやっているのかわからないからです。

こういった仕事というのは、得てして、労働集約型で、参入障壁が低い、というイメージが私の中にありまして、参入障壁が低いゆえに、競合が生まれやすく、結果、過酷な価格競争に落ち着いてしまう、という悲観論を保持しています。

ビジネスは水物ですから、この会社のビジネスが吉と出るか凶と出るか、神ならぬ身の私には想像することしかできませんが、あまり明るいそれとは思えません。

東京五輪の瞬間最大風速的な特需が終わったら、どんどんオワコン化してしまうのでは?という疑念を持って眺めています。

ただPBRなどを見ると、割と人気の銘柄なのが、個人的にはすごく謎です。

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