【カヤック】2018.12(本決算)

関連過去記事。

★2018.6期、2Q決算

http://tamojun51.com/archives/2064

今回は2018.12期、本決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額については切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 5,816 △ 391 △ 253
前決算② 6,087 675 507
当期業績予想③ 5,900 △ 400 △ 300
翌期業績予想④ 7,000 0 0
①-② △ 271 △ 1,066 △ 760
成長率 95.5% -0.1% -0.1%
①-③ △ 84 9 47
達成率 98.6% 97.8% 84.3%
④-① 1,184 391 253
成長率 120.4% 0.0% 0.0%

 

【対前期】

当期の決算は▲391の大赤字。

減収(▲271、95.5%)、そして大減益(▲1,066)

営業利益率は11.1%から▲6.7%へと悪夢の赤字転落。

「おまけ短信」とかいうふざけたリリースをしている場合ではないのでは??

http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS01527/0a86ac28/ff6c/4abb/b6dd/f98d261aeeb1/20190213163732327s.pdf

ソシャゲ関連は一度落ちるとすごいですね。。

【対当期業績予想】

ほぼ計画通り。赤字の計画になっていた。

業績予想では、赤字▲400で計画。営業損失率は▲6.8%

計画していた数字よりは多少は良かったようです。

売上は計画が5,900だったので、84ショートしていますが。。

【対次年度業績予想】

とりあえず未開示とのこと。

売上は+1,184、120.4%でかなり大きくなる計画だが、利益計画は白紙。

ただ、当期の赤字決算がいきなり盛り返せるとはとても思えない。

「鎌倉資本主義」とかも、意味不明です。

 

営業CF

営業CF マージン
当期 △ 440 -7.57%
前期 275 4.52%
当期-前期 △ 715 -12.08%
成長率 -160.00% -267.46%

 

肝心の営業CF。

対前期で、▲7億円。マージンは▲12.08%とかなり厳しい結果。

以下主な増減内訳。

・税引き前利益→▲10億円。

・棚卸資産→▲0.4億円。

・法人税等の支払額→+2.8億円。

利益がガクンと落ちたにも関わらず、棚卸資産がむしろ増大している。

酷いCFだと思います。かなり財務は痛むでしょう。

それではこの結果を受けて、財政状態(カネ)、つまりストックがどうなったのかを見ていきます。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 △ 391
有利子負債 当決算期末残高 1,964
現金預金 当決算期末残高 973
株主資本 当決算期末残高 2,224
当期純利益 決算短信 △ 253
総資産 当決算期末残高 5,323
発行済み株式数 当決算期末残高 15.089
支払利息 決算短信 2
減価償却費 決算短信 164
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 △ 17
BPS 純資産÷発行済み株式数 147
株価(円) 直近株価 654
配当金額 決算短信 2
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 30.178
時価総額 株価×発行済み株式数 9,868

 

総資産53億円。株主資本22億円。自己資本比率は41.8%

有利子負債は19億円。D/Eレシオは0.88倍。

流動資産27億円。流動負債12億円。流動比率は217.9%

ネットキャッシュは▲9.9億円の大赤字。

まだ、「破綻する」レベルまで財政状態が悪化しているわけではありませんが、かなり財務は傷んできているようには感じます。

D/Eレシオが1倍を超えてきたら、結構黄信号なのではないでしょうか。

とても未来を考えられる会社とは思えません。

時価総額は98億円。100億円切ったがまだ高いように感じます。

この会社に100億円の価値が果たして本当にあるのでしょうか???

 

当期決算から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 -11.38%
ROA 総資本利益率 -4.75%
PER 株価収益率 -39.00
PBR 株価純資産倍率 4.44
ROIC 投下資本利益率 -6.01%
WACC 加重平均資本コスト 0.75%
EBITDA 減価償却前営業利益 -227
FCF Free cash Flow -993
EV 企業価値 10,859
配当利回り 0.31%
配当性向 -11.93%

 

最終/営業、共に赤字であるため、ROE,ROA,ROICはすべて測定不能。

よってPER、グレアム指数も測定不能です。EV/EBITDAも。PEGレシオも当然に測定不能。

PBRは4.44倍。高すぎるでしょう。

FCFは▲9.9億円の大赤字。営業CFよりも更に悪い。

大きな理由が、投資CF▲8.7億円など。

これだけFCFを毀損されて、既存の株主は何も思わないのでしょうか?

そして信じられないことに配当を出しています。見間違いではなく。

利益が出ていないのに、配当は出すというのは。。。

 

次年度業績予想から計算する経営指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 0
当期純利益 決算短信 0
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 0
予想配当金額 決算短信 2
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 30.178

 

業績予想はとりあえずゼロを置いているが、赤字になる公算が高いのではないでしょうか?

計算結果。

各指標
ROE 自己資本利益率 0.00%
ROA 総資本利益率 0.00%
PER 株価収益率 #DIV/0!
ROIC 投下資本利益率 0.00%
EBITDA 減価償却前営業利益 164
FCF Free cash Flow 164
EV 企業価値 10,859
配当利回り 0.31%
配当性向 #DIV/0!

 

最終も営業も、ゼロを置いているため、ほとんどの指標が測定不能。

FCFが、非資金的費用分だけ、+に出ていますが、実際には赤字になるのではないでしょうか。

とにかく酷い決算内容です。

 

総括

もし持っているなら、もう絶望のまま売るしかないのかな、と感じるような決算でした。

ソシャゲほど水物のビジネスはありません。

もしかして、黒字に転換することなどがあるのでしょうか?

しかし、もしあるとしたら、それを翌期の事業計画にしてリリースはすると思いますので、本当に今のところは、収益化のアテがないのではないのかと推察をします。

まだ、CASHが9.7億円あるので、当期のFCFなら、1回くらいは乗り越えられそうですが、さもなくば資金調達が必要になるでしょう。

しかし、調達できるのでしょうか?私は決して楽観はできないだろうな、と恐ろしい気持ちで、この銘柄を見ています。

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