【サイタHD】2018.12(中間決算)

関連過去記事。

★2018.6期、本決算

http://tamojun51.com/archives/2078

★2018.9期、1Q決算

http://tamojun51.com/archives/2168

今回は2018.12期、中間決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 2,909 359 255
前決算② 2,770 249 151
業績予想③ 5,140 370 290
YoY 139 110 104
105.0% 144.2% 168.9%
③-① 2,231 11 35
進捗率 56.6% 97.0% 87.9%

 

【対前中間】

増収(+139、105.0%)、増益(+110、144.2%)

営業利益率は9.0%から12.3%へとジャンプアップ。

とりわけ砕石事業がアウトパフォーム。セグメント利益+82.8%増の躍進。

当社は完成工事高の計上が、下半期(3Q)に集中する傾向・季節変動性があり、まだまだ経営成績は序の口とのことです。

良い決算ですね。

【対業績予想】

進捗が良い。

売上・営業利益ともに過達中。特に営業利益はまだ中間時点において、進捗97.0%という出来上がり。

これは計画数値の上方修正が期待できるのではないでしょうか?

(売上は3Qに集中するという会社の認識もありますから)

保守的なのか、特に、業績予想の上方修正のリリースはなし。

業績予想の営業利益率は7.2%を見込んでいるため、+5.1%もアウトパフォームしている。

やはり良い決算と評価できるように思います。

 

営業CF

営業CF マージン
当期 496 17.05%
前期 -342 -12.35%
増減 838 29.40%

 

対前で、+8.3億円。マージンは、+29.40%という、こちらも大躍進を遂げました。

主な増減内訳は以下の通り。

・売上債権→+4.5億円。

・未成工事受入金→+6.0億円。

・法人税等の支払額→▲1.3億円。

確かに、対前期本決算と比較しても、未成工事受入金が、+5.7億円も増えている。

この規模の完成工事高が、下半期に立つのならば、当期の決算はなかなか期待できそうな感じですね。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 370
有利子負債 当決算期末残高 2,085
現金預金 当決算期末残高 2,175
株主資本 当決算期末残高 2,633
当期純利益 業績予測 290
総資産 当決算期末残高 6,615
発行済み株式数 当決算期末残高 0.630
支払利息 業績予測 20
非資金的費用 業績予測 275
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 460
BPS 純資産÷発行済み株式数 4,176
株価 直近株価 2,300
予想配当金額 決算短信 50.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 31.525
時価総額 株価×発行済み株式数 1,450

 

総資産66億円。株主資本26億円。自己資本比率は39.8%

有利子負債20億円。D/Eレシオは0.79倍。

流動資産38億円。流動負債34億円。流動比率は111.8%

ネットキャッシュは+90、対総資産比率は+1.4%

滅茶苦茶カネがある、という状態ではないが、別に財務状態に大きな問題点は発見できない。

時価総額は14億円。小さい。ちと過小評価され過ぎな気がします。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 11.01%
ROA 総資本利益率 4.38%
PER 株価収益率 5.00
PBR 株価純資産倍率 0.55
ROIC 投下資本利益率 5.05%
WACC 加重平均資本コスト 0.94%
EBITDA 減価償却前営業利益 645
FCF Free cash Flow -97
EV 企業価値 1,360
予想利回り 2.17%
配当性向 10.87%

 

ROE,ROA,ROICは派手なスコアではない。ROICはもう少し欲しいくらい。

ただ、この業績予想は修正なしの保守的な状態のままのものなので、実際に本決算の蓋を空けてみたら、上振れる可能性は高いのではないかと思わないでもない。

そんな保守的な最終利益を用いて計算したグレアム指数はたったの2.8倍といくら何でも安すぎる。

PBRは0.55倍。安すぎる。

EV/EBITDAは2.1倍とこちらも安すぎる。

PEGレシオ3.47倍も安い。

FCFは▲97の赤字。運転資本の悪化が多少(売掛債権▲2.4億円、仕入債務▲1.4億円)

配当利回りはまあまあ。配当性向は少し低いか。

まあ、FCFは現状赤字なので、あまり配当出し過ぎるのも、財務的にはおかしな話でもあるので。

 

総括

業績予想が保守的過ぎやしないか?と感じるところですね。

現状、中間決算時点において、営業利益の進捗率が、97.0%

これ、もうほぼ達成してんじゃん?と思わないでもない。

加えて、完成工事高は3Qに集中するとも書いているので、下半期は上半期よりもパフォーマンスは良いことが想定できます。

とすると、現状の保守的な計画は軽々達成するはずだと考えてしまうところはあります。

まあ果報は寝て待つことにしようかというところか。

あと、PBR0.55倍、グレアム指数2.8倍、EV/EBITDA2.1倍はいくら何でも安すぎるような気がしますね。

PBRが仮に1倍として、時価総額も、30-50億円くらいはあってもおかしくないのでは?という個人的な見解も付記しておきます。

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