【レオパレス21】2018.12(3Q決算)

関連過去記事。

★2018.3期、本決算

http://tamojun51.com/archives/1900

★2018.9期、2Q決算

http://tamojun51.com/archives/2274

★2017.12期、3Q決算

http://tamojun51.com/archives/1678

私はこの、「レオパレス21」という会社が、ロクな会社でないということは、上記過去エントリにおいても、再三再四、提言してきました。

今般、テレビ東京という真のジャーナリズム、「ガイアの夜明け」により、3回にわたって糾弾されるにおよんで、ようやく、本性が露わになって来たかな?と思うところです。

★真のジャーナリズム「ガイアの夜明け」

https://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber4/preview_20190205.html

つまり、この会社の本性とは、

「自社の利益至上主義であり、ステークホルダー(利用者・不動産オーナー・株主)なんてぶっちゃけどうなってもいい」と考えている、その姿勢に垣間見えます。

特に、住居者にとっては、命の危険すらもあるわけで、こんな会社が、堂々と、営業活動していられる日本は本当に法治国家なのか、疑わしいです。

国土交通省の怠慢も大きいでしょう。

今回は2018.12期、3Q決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 376,366 6,502 △ 43,989
前決算② 385,521 18,763 12,863
業績予想③ 510,000 7,500 △ 40,000
YoY △ 9,155 △ 12,261 △ 56,852
97.6% 34.7% -342.0%
③-① 133,634 998 3,989
進捗率 73.8% 86.7% -10.0%

 

【対前四半期累計】

減収(▲9,155、97.6%)、減益(▲12,261、34.7%)

営業利益率は4.9%⇒1.7%へと急転直下。

まだ営業利益が黒字であることが不思議ですらあります。

最終利益は、▲43,989の大赤字。

補修工事関連損失引当金繰入額▲42,010を、特別損失に計上しています。

これは性格を考えると、原価か販管費にでも計上すべき費用ではないでしょうか?

とにかく見え方的には、営業黒字のような感じですが、実態は大赤字ということです。

【対業績予想】

大幅な下方修正を行った。配当もカット。

https://www.leopalace21.co.jp/ir/news/2019/pdf/20190207_2.pdf

3Q時点と比較して、むしろ、最終赤字幅は減る計画になっていますが、本当にそうなるでしょうか?

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 7,500
有利子負債 当決算期末残高 51,122
現金預金 当決算期末残高 89,259
株主資本 当決算期末残高 105,898
当期純利益 業績予測 △ 40,000
総資産 当決算期末残高 304,313
発行済み株式数 当決算期末残高 247.344
支払利息 業績予測 760
非資金的費用 業績予測 13,434
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 △ 162
BPS 純資産÷発行済み株式数 428
株価 直近株価 415
予想配当金額 決算短信 0.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 0.000
時価総額 株価×発行済み株式数 102,648

 

総資産3,043億円。株主資本1,058億円。自己資本比率34.8%

有利子負債511億円。D/Eレシオは0.48倍。

流動資産1,162億円。流動負債1,250億円。流動比率は93.0%

ネットキャッシュは+381億円。対総資産比率は12.5%

カネはまだあるようではあるが、400億円以上の工事補償などが予定されるのに、耐えられるのでしょうか?

時価総額は1,026億円。まだ1,000億円以上ものプライシングがされているという驚きがあります。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 -37.77%
ROA 総資本利益率 -13.14%
PER 株価収益率 -2.57
PBR 株価純資産倍率 0.97
ROIC 投下資本利益率 3.07%
WACC 加重平均資本コスト 0.31%
EBITDA 減価償却前営業利益 20,934
FCF Free cash Flow -3,092
EV 企業価値 64,511
予想利回り 0.00%
配当性向 0.00%

 

赤字なので、ROE,ROAは測定不能。

営業利益が黒という表示になっているので、ROICは一応計算できていますが、実態とは乖離しているでしょう。

PERも測定不能なので、グレアム指数も測定不能。

PBRは0.97倍ですが、今この株を買おうというのは少なくとも私は止めておいた方が良いと思います。

EV/EBITDAは3.1倍ですが、同上です。

FCFは当然、赤字。実際に工事損失に対する補償工事などを実施して、キャッシュアウトが実現すれば、CFの赤字はこんなものでは済みません。

配当はカット。もっと失望売りが入るべき銘柄でしょう。

 

総括

「ガイアの夜明け」は本当に素晴らしい番組。真のジャーナリズムですね。

レオパレス関連では今までで3回放送。

1回目では、レオパレスの家賃保証の嘘を暴き、

2回目では、天井になくてはいけない界壁(防火壁)がないことを暴露。

そして直近の3回目では、界壁の調査や補修工事が全く進んでいないことや、それに対する経営者の虚偽コメント、更に、上記事実を隠したままの公募増資による資金調達の違法性などについて言及しています。

テレビ東京こそが真の報道局と言えるでしょう。

他の民放は、不動産管理会社などは、大口のスポンサーですから、みんな一斉に口をつぐんでいる始末です。

テレビ東京だけがひとり、気を吐いている。NHKあたりも、追随して欲しいもんですが。。。

そもそも、マクロ経済的にも、日本は今後人口が減少することが確実視されており、不動産などは淘汰が進んでいくわけですが、その中でも最も早くオワコンになるのが、おそらくこのレオパレスなんでしょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です