【青山財産】2018.12(本決算)

関連過去記事。

★2017.12期、本決算

http://tamojun51.com/archives/1649

★2018.6期、2Q決算

http://tamojun51.com/archives/2000

★2018.9期、3Q決算

http://tamojun51.com/archives/2146

今回は2018.12期、本決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 17,227 1,464 1,162
前決算② 14,562 1,094 768
当期業績予想③ 17,500 1,210 880
翌期業績予想④ 20,000 1,600 1,250
①-② 2,665 370 394
成長率 118.3% 133.8% 151.3%
①-③ △ 273 254 282
達成率 98.4% 121.0% 132.0%
④-① 2,773 136 88
成長率 116.1% 109.3% 107.6%

 

【対前期】

増収(+2,665、118.3%)、増益(+370、133.8%)

営業利益率は7.5%から8.5%にアップ。

★不動産共同所有システム「ADVANTAGE CLUB」

http://www.azn.co.jp/LinkClick.aspx?fileticket=qMyukPcon1k%3d&tabid=212&mid=415

営業利益の伸びはなかなかのモノです。

【対当期事業計画】

売上は△273(98.4%)で劣後してしまいましたが、肝心の営業利益は+254(121.0%)で超過達成。

営業利益率は6.9%を見込んでいたため、かなりアウトパフォームしていることが分かります。

総じて良い決算と評価することができます。

★株主優待の拡充

http://www.azn.co.jp/LinkClick.aspx?fileticket=7HX%2bTy0V7tM%3d&tabid=212&mid=415

「うかい」はなかなかオススメです。

【対次年度事業計画】

増収(+2,773、116.1%)、増益(+136、109.3%)

増収増益計画。営業利益率は8.0%を見込む。

営業利益の伸びはそれほどではないが、当期ができ過ぎというところもあるのでしょう。

★キャピタル・アセット・プランニングとの資本業務提携

http://www.azn.co.jp/LinkClick.aspx?fileticket=8ur%2b%2b8QIkf4%3d&tabid=212&mid=415

事業承継コンサルや不動産コンサルとして、まあ妥当なアライアンスでしょう。

着々と地歩を固めている堅実経営の印象です。

 

営業CF

営業CF マージン
当期 272 1.58%
前期 △ 1,277 -8.77%
当期-前期 1,549 10.35%

 

営業CFは赤字がプラ転。ぐっと見栄えが良くなります。

マージンは、1.58%と決して厚くはないが。+15億円。

主な増減内訳は以下の通り。

・税引き前利益→+4.2億円

・棚卸資産→+12億円。

・未収消費税等→△1.2億円。

棚卸資産が捌けるタイミング次第では、良くもなり悪くもなる。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 1,464
有利子負債 当決算期末残高 4,951
現金預金 当決算期末残高 4,197
株主資本 当決算期末残高 4,027
当期純利益 決算短信 1,162
総資産 当決算期末残高 12,573
発行済み株式数 当決算期末残高 11.413
支払利息 決算短信 62
減価償却費 決算短信 151
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 102
BPS 純資産÷発行済み株式数 353
株価(円) 直近株価 1,614
配当金額 決算短信 39
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 445.124
時価総額 株価×発行済み株式数 18,421

 

総資産125億円。株主資本40億円。自己資本比率は32.0%

有利子負債49億円。D/Eレシオは1.23倍。

流動資産98億円。流動負債30億円。流動比率は325.7%

ネットキャッシュは△7.5億円赤字。

不動産会社という側面もあるゆえに、やはり借金はそれなりに大きい。

時価総額は184億円でまだまだこれからでしょう。

 

当期決算から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 28.86%
ROA 総資本利益率 9.24%
PER 株価収益率 15.85
PBR 株価純資産倍率 4.57
ROIC 投下資本利益率 10.49%
WACC 加重平均資本コスト 5.40%
EBITDA 減価償却前営業利益 1,615
FCF Free cash Flow 196
EV 企業価値 19,175
配当利回り 2.42%
配当性向 38.31%

 

ROEのスコアはかなり良い。ROAはもう少しで二けた。二けたになるとぐっと見栄えが良くなる。

ROICのスコアも良い。

グレアム指数は72.52倍。PBRは4.57倍。割安感はないが、滅茶苦茶高いわけではないでしょう。

EV/EBITDAは11.87倍。営業利益をもう少し頑張ってくれたら、ここはぐっと抑えられてくる。

PEGレシオは11.85倍で割安。

FCFマージンは1.14%でちと薄い。

運転資本、特に棚卸資産(△12億円)が効いている。

配当利回り、配当性向は高い。

株主優待なども勘案すると、結構個人投資家向けの良い銘柄だと思っている。

 

次年度業績予想から計算する経営指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 1,600
当期純利益 決算短信 1,250
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 110
予想配当金額 決算短信 45
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 513.604

 

次年度業績予想パラメタを入力して、経営指標を再計算する。

各指標
ROE 自己資本利益率 31.04%
ROA 総資本利益率 9.94%
PER 株価収益率 14.74
ROIC 投下資本利益率 11.47%
EBITDA 減価償却前営業利益 1,751
FCF Free cash Flow 1,181
EV 企業価値 19,175
配当利回り 2.79%
配当性向 41.09%

 

ROEのスコアが更に良化。ROAもあともう少しで10%突入ですね。

ROICも良い。

グレアム指数は67.41倍。EV/EBITDAは10.95倍、PEGレシオは13.48倍。

すごい割安かというとそんなことはないが、全然高くはないようにも見えます。

FCFマージンは6.75%、もうひと伸びが欲しいか。

配当利回りと配当性向は高い。

 

総括

総じて、とても良い決算だと思いました。

日本M&Aセンターやキャピタル・アセット・プランニングとの協業・資本提携も、かなりまともなアライアンスであることは疑いないのではないでしょうか?

不動産はまだまだ経営次第では、そして、マクロ経済次第ではまだまだ稼げると私は思っていますし、特に衰退途上と言われる日本における数少ない成長産業は、「事業承継コンサル」「相続コンサル」だとも思っています。

株主優待も充実していますし、株主還元にも積極的。

基本的には「BUY & HOLD」しておけば良い銘柄なのではないかと評価をしています。

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