果たして日本は観光立国を目指していていいのだろうか?

JNTO(日本政府観光局)という機関の出している日本に来る外国人観光客の推移です。

 

2014年 13,413千人

2015年 19,737千人

2016年 24,039千人

円安の影響などもあり、増加傾向にある。

しかし相対的に見て、日本はまだまだ外国人観光客が少ない。

同じくJNTOの出している、

「世界各国・地域の外国人観光客訪問者数」(2015)単位は千人。

1位 フランス 84,452

2位 アメリカ 77,510

3位 スペイン 68,215

4位 中国   56,886

5位 イタリア  50,732

6位 トルコ   39,478

7位 ドイツ   34,972

8位 UK    34,436

9位 メキシコ  32,093

10位 ロシア   31,346

11位 タイ    29,881

12位 オーストリア 26,719

13位 香港    26,686

14位 マレーシア 25,721

15位 ギリシャ   23,599

16位 日本     19,737

日本の観光産業はまだまだのびしろがありそうです。

 

在日フランス大使館HPによると、フランスは観光産業で200万人の雇用を創出しているそうです。

これは名目GDPの2.3%にも及ぶそうで、466億ユーロ(2010)になるんだそうです。

フランスの人口が6,600万人。

外国人観光客の人数が84,45万人。

1.28倍もの観光客を毎年受け入れているわけです。

仮にこれを日本に当てはめてみると、

日本の人口が1億2,000万人×1.28≒1億6,000万人。

今の2,000万人どころではない数の外国人観光客を受け入れてもいいと言う事になります。

訪日外国人の平均旅行消費額が13.3万円(2010年)

よって1億6,000万人×13.3万円≒21兆円規模のGDPを創出すると計算できます。

仮に日本のGDPを500兆円とすると、およそ4.2%比というかなり大きい数字になります。

 

今の所日本は観光地としてアジア圏に人気が高いです。

近いというアドヴァンテージが大きいのですが。

これをもっと欧米人観光客を呼び込みたいのならば、より強力な観光コンテンツが必要になります。

それが、ユネスコの世界遺産です。

「Unesco World Heritage List」によると、世界遺産登録数ランキング(2016)が以下の通り。

1位 イタリア 51

2位 中国   50

3位 スペイン 45

4位 フランス 42

5位 ドイツ  41

6位 インド  35

7位 メキシコ 34

8位 UK    30

9位 ロシア  26

10位 アメリカ 23

11位 イラン  21

12位 日本   20

これは文化遺産、自然遺産、複合遺産を合計した数のランキングです。

最近では日本では、文化遺産として、

「ル・コルヴュジェの建築作品」が近代建築への顕著な貢献として、2016.7に登録されました。

(国立西洋美術館)

しかし12位とは観光立国を目指すうえでは少し物足りないのも事実。

世界遺産をもっと増やして、求心力のある観光コンテンツを作っていくことが日本の急務と言えるでしょう。

 

しかし観光立国を目指す上において、課題を挙げればキリがない。

・新幹線の乗り継ぎの悪さ。

東海道新幹線と東北新幹線、上越新幹線などに乗り換える際、おそらく東海旅客鉄道とJR東日本との間の縄張り争いなのでしょう、大変乗り継ぎが不便です。

鉄道会社などは自社の利益の事しか考えていません。利用客や外国人観光客の乗りやすさなど二の次三の次というのが使うとよくわかります。

 

・空港が24時間利用できない。

羽田や成田は他国の空港と比べるとかなり閑散としているらしいです。

 

・電子決済が進んでいない。

 

後は、日光など酷いもんです。世界遺産として寺社仏閣をたくさんキラーコンテンツとして持っているのにそれを全然生かし切れていない。

あれは日光の政治家が無能なせいなのですが。

まず日光はグルメコンテンツが弱い。ゆばは美味しいですが、あれだけでは若い外国人観光客いやさ、日本人観光客の腹は膨れませんね。

また、二荒山神社とか東照宮とか輪王寺とかいい寺社仏閣があるのに、その周りに安くていいホテルや旅館がほぼ皆無と言っていいです。

アクセスも悪い。

スペーシアが日光の手前の駅、下今市に止まり、なぜかそこから日光線に乗り換えなければいけないのですが、こんな日本人でも迷うような有様で、外国人観光客も混乱する事請け合いです。

バス案内表示も不案内だし、いつも混んでいる。

観光コンテンツ周りに例えばショッピングモールのひとつもあれば、観光客がもっと金を落としていくでしょうに、そんな発想すらありません。

街並みも全然洗練されていない。ゴミゴミしていて、世界遺産にただ依存している政治家の無能ぶりがヒシヒシと伝わってきます。

奥日光という美味しい乳製品や金谷ホテル、中禅寺湖などという魅力的な観光コンテンツを有する所があるのですが、ここが日光の市街地から離れています。

ここをもう少しだけ近づける努力をしただけで、日光の観光地としての価値はぐんと上がるのに。

私が市長なら日光にメスを入れて絶対もっと観光産業を勃興させられると思うのですが。

 

しかし、観光立国というのはいいことばかりではありません。

観光誘致世界一のフランスでは、今パリ市内は民泊施設ばかりなのだそうです。

そして定住住民がいない事から、かなり治安が悪化しているという話を聞いたことがあります。

テロの標的にされているのは、そんな治安の悪さが背景にあるわけです。

だから、日本もむやみやたらに外国人観光客を受け入れていいものかという慎重論はあるわけです。

イスラム過激派からしてみれば、アメリカべったりの日本は十分テロの標的足りえますから。

しかし東京オリンピックを機に観光産業でも興していかないとこのままジリ貧の日本ですから。

なかなか悩ましい状況は今後も続いていくだろうと予想されるわけです。

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