【日本電産】2018.12(3Q決算)

関連過去記事。

★日本電産2017.3期、本決算

http://tamojun51.com/archives/970

世界首位のHDD用など精密小型モーターから車載、産業用など中大型にシフト。買収積極的。

日本では数少ない、買収巧者の印象。

今回は2018.12期、3Q決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 1,154,306 129,367 103,214
前決算② 1,105,921 126,160 93,984
業績予想③ 1,450,000 145,000 112,000
YoY 48,385 3,207 9,230
104.4% 102.5% 109.8%
③-① 295,694 15,633 8,786
進捗率 79.6% 89.2% 92.2%

 

【対前四半期累計】

増収(+48,385、104.4%)、増益(+3,207、102.5%)

何とか成長は維持。しかしほぼ横ばい。

営業利益率は前期が11.4%で当期は11.2%、△0.2%

11・12月にガッとブレーキがかかったとのこと。

【対業績予想】

下方修正済み数字。

進捗率は、順調。営業利益率は10%ジャストを見込む。

下方修正は大きな話題に。

★日本電産減収減益へ、永守会長「尋常ではない変化」

https://jp.reuters.com/article/nidec-results-idJPKCN1PB0L5

業績予想、

売上は1.6兆円→1.45兆円(△1,500億円。90.6%)

営業利益は1,950億円→1,450億円(△500億円。74.3%)

営業利益率は12.1%⇒10%(△2.1%)

米中貿易摩擦や中国の成長鈍化などの影響が如実に出てきているということらしいです。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 145,000
有利子負債 当決算期末残高 384,727
現金預金 当決算期末残高 261,861
株主資本 当決算期末残高 985,484
当期純利益 業績予測 112,000
総資産 当決算期末残高 1,882,860
発行済み株式数 当決算期末残高 294.980
支払利息 業績予測 6,366
非資金的費用 業績予測 70,726
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 380
BPS 純資産÷発行済み株式数 3,341
株価 直近株価 13,055
予想配当金額 決算短信 105.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 30,972.896
時価総額 株価×発行済み株式数 3,850,963

 

総資産1.8兆円。株主資本0.98兆円。自己資本比率は52.3%

有利子負債は3,847億円。D/Eレシオは0.39倍。

流動資産9,606億円。流動負債は5,378億円。流動比率は178.6%

ネットキャッシュは△1,228億円の赤字。

時価総額は3.8兆円というかなりのサイズ感。

さすがにでかい。でかすぎか?

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 11.36%
ROA 総資本利益率 5.95%
PER 株価収益率 34.38
PBR 株価純資産倍率 3.91
ROIC 投下資本利益率 6.81%
WACC 加重平均資本コスト 2.56%
EBITDA 減価償却前営業利益 215,726
FCF Free cash Flow 13,064
EV 企業価値 3,973,829
予想利回り 0.80%
配当性向 27.65%

 

ROE,ROA,ROICは派手なスコアではない。及第点というところなのだろうか?

個人的にはROAのスコアがもう少しあると見栄えがいいかな?とは思う。

グレアム指数は134.4倍で高いと思う。PBRは3.91倍。割安感は未だないと思う。

PEGレシオは33.53倍でこちらも安さは感じない。

FCFマージンは0.9%で何とか黒字をキープという感じ。

棚卸資産の増分が423億円もあり足を引っ張っている。

投資CFは1,186億円使っている。有効なカネの使い方なら株主も納得する。

配当利回りは低い。配当性向はそこまで低くはないが。

つまり株価がちと高めということでもあるのでしょう。

 

総括

成長は鈍化しているのか、というのは正直わからない。

ただ、中国の景況感はやはり無視できないでしょう。

★中国GDP28年ぶりの低水準

http://news.livedoor.com/article/detail/15905119/

さすがの中国の経済成長も息切れしてきたということなのでしょうか?

もはや中国を、途上国とは言えないのかもしれません。

日本電産も2018.11-12はこれだけ景気の減速感を肌身で感じたわけですので、他の企業も無事ではないのかと思うと、今後の決算が憂鬱ではありますね。

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