【オウケイウェイヴ】2018.6(本決算)

利用者間で質問・回答のQ&Aサイト運営。

柱は企業向けサービス。ブロックチェーン技術育成。

今回は2018.6期、本決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 3,786 1,216 1,071
前決算② 2,411 167 123
当期業績予想③ 3,600 1,000 900
翌期業績予想④ 5,500 1,500 1,400
①-② 1,375 1,049 948
成長率 157.0% 728.1% 870.7%
①-③ 186 216 171
達成率 105.2% 121.6% 119.0%
④-① 1,714 284 329
成長率 145.3% 123.4% 130.7%

 

【対前期】

増収(+1,375、157.0%)、増益(+1,049、728.1%)

すごい増益幅。

営業利益率は6.9%から32.1%という超ジャンプアップ。+25.2%

Q&Aコンサルやフィンテック事業がブレイク。

割かし元気の良い会社。

ブロックチェーンは今後どうなるのか、少し未知数過ぎるところがあるものの。。

【対当期業績予想】

収益(+186、105.2%)、営業利益(+216、121.6%)ともに、過達。

営業利益率は27.8%を見込んでいたので、+4.3%で着地というかなりの好成績。

ただ、2018年の6月というと、今のように株価が低迷していなかった時代でもあり、総じて景気が良かったという背景はある。

勝負は景気が不穏になってきた進行年度以降ではある。

【対次年度業績予想】

増収(+1,714、145.3%)、増益(+284、123.4%)

営業利益率は27.3%を見込む。

当期の成長率から考えると、少し物足りなく感じないでもないが、それでも収益、利益ともに、かなり意欲的な計画なのではないかと感じる。

この高い営業利益率をコンスタントに打ち出し続けることができるなら本物と評価しやすくなりそうです。

 

営業CF

営業CF マージン
当期 926 24.46%
前期 152 6.30%
当期-前期 774 18.15%
成長率 509.21% 287.96%

 

営業CFは9.2億円。対前期で+7.7億円。成長率509.21%は凄まじい。

マージンも24.46%とかなり高い。+18.15%、成長率は287.96%

強い数字を感じる。

主な増減内訳は以下の通り。

・税引き前利益→+10億円。

・売上債権→△2.8億円。

・棚卸資産→△0.39億円。

好成績。

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
Q&Aサービス 675 13 17.8%
コンサル 1,388 745 36.7%
多言語CRM 617 165 16.3%
フィンテック 1,105 1,041 29.2%
調整 △ 749 0.0%

 

主業はQ&Aのコンサル。構成比36.7%で利益率は53.7%

凄い利益率。Q&Aサイトに対する企業の需要は強いのでしょう。

そして、新たに創設された、フィンテック事業も利益率が94.2%と振るっている。

ただ、調整で営業利益を△749している。

本来、各セグメントに振り向けるべき原価や費用などがバッファに放り込まれているのでは?

まだそういう管理会計に関しては少し不安が窺えるようにも思う。

利益率94.2%はいくら何でも、という感じがする。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 1,216
有利子負債 当決算期末残高 64
現金預金 当決算期末残高 1,578
株主資本 当決算期末残高 2,603
当期純利益 決算短信 1,071
総資産 当決算期末残高 3,221
発行済み株式数 当決算期末残高 8.744
支払利息 決算短信 1
減価償却費 決算短信 101
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 122
BPS 純資産÷発行済み株式数 298
株価(円) 直近株価 1,385
配当金額 決算短信 8
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 65.578
時価総額 株価×発行済み株式数 12,110

 

総資産32億円。株主資本26億円。自己資本比率80.8%

有利子負債0.6億円。D/Eレシオは0.02倍。

流動資産24億円。流動負債0.5億円。流動比率は462.6%

ネットキャッシュは+15億円。対総資産比率は47.0%

財務的にもかなり良い。カネがいっぱいあって好感するバランスシート。

時価総額が121億円。

総資産が32億円の会社にしては少し大きいかな?という印象を抱かないでもないが、好成績を収めているグロース株ならそれほど突飛なサイズとも言えない。

 

当期決算から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 41.14%
ROA 総資本利益率 33.25%
PER 株価収益率 11.31
PBR 株価純資産倍率 4.65
ROIC 投下資本利益率 29.34%
WACC 加重平均資本コスト 2.48%
EBITDA 減価償却前営業利益 1,317
FCF Free cash Flow 371
EV 企業価値 10,596
配当利回り 0.54%
配当性向 6.12%

 

ROE,ROA,ROICのスコアがかなり良い。勢いのあるグロース株という感じ。

グレアム指数は52.6倍とバカ高いわけではない。PBRも同様。

EV/EBITDAは8.05倍となかなか。

PEGレシオは1.55倍と良い線行っていると思います。

FCFマージンは9.79%と営業利益率を考えると、「ん?」というスコア。

運転資本の悪化(売上債権△3.5億円)が少し気になる。

配当利回りは低い。まだまだ事業投資にカネを使うフェーズか。

 

次年度業績予想から計算する経営指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 1,500
当期純利益 決算短信 1,400
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 160
予想配当金額 決算短信 3
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 21.859

 

上記は次年度業績予想。こちらをインプットして経営指標を再計算する。

各指標
ROE 自己資本利益率 53.78%
ROA 総資本利益率 43.46%
PER 株価収益率 8.65
ROIC 投下資本利益率 36.20%
EBITDA 減価償却前営業利益 1,601
FCF Free cash Flow 1,066
EV 企業価値 10,596
配当利回り 0.18%
配当性向 1.56%

 

ROE,ROA,ROICのスコアがなかなかエグいレベルになってきている。

ここまで上がると何か、訳もなく不安になります。

「会計処理合っているのかな?」とか「粉飾してないかな?」とか。

もちろん根拠はないですが。本当にこんな数字達成できるのか?という疑心暗鬼。

グレアム指数は40.24倍となかなか。

EV/EBITDAは6.62倍とこちらもなかなか。

PEGレシオは7.01倍と少し失速したが、それでもご立派なスコア。

FCFマージンは投資を加味しなければ、29.62%という恐るべきスコア。

配当利回りは低い。

 

総括

営業利益率が高く、成長力を感じさせる若い会社。

ROE,ROA,ROICのスコアも凄まじい。営業CFとFCFも良い。FCFは少し弱いが。

そして財務状況もかなり健全。借金は少ない。

株価も高すぎるということはない。

(最近の金融危機によってグロース株の値崩れは酷いので、その割を食っている)

ただ、進行年度も、業績予想通りに推移できるならば、かなりの有望株だとは思う。

しかし、そうは問屋が卸さないのでは?という不安もまたある。

Q&Aは当然、取引先の企業の業績に左右されるし、ブロックチェーンの先行きは必ずしも、バラ色が確約されたわけではなさそうだ。

とにかく進行年度。ここの業績予想をクリアしていける地力を見せてくれるとかなり期待できると思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です