【日本ピラー工業】2018.9(2Q決算)

液体の漏れを防ぐメカニカルシールの業界大手。

フッ素樹脂応用製品のピラフロンも手掛ける。

今回は2018.9期、2Q決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 16,042 3,024 2,314
前決算② 13,975 2,288 1,540
業績予想③ 30,800 5,200 3,600
YoY 2,067 736 774
114.8% 132.2% 150.3%
③-① 14,758 2,176 1,286
進捗率 52.1% 58.2% 64.3%

 

【対前四半期累計】

増収(+2,067、114.8%)、増益(+736、132.2%)

営業利益率は16.4%⇒18.9%と+2.5%もの大躍進。

躍進の要因としては、電子機器関連事業。

AIやIoTなど半導体需要の拡大による半導体製造装置市場の活況などのマクロ的アドヴァンテージ。

【対業績予想】

進捗率もかなり順調である。

営業利益率は16.9%を見込んでいるが、+2.0%で推移。

かなり良い決算だと感じました。

 

営業CF

営業CF マージン
当期 2,668 16.63%
前期 2,189 15.66%
増減 479 0.97%

 

対前期+4.7億円、マージンも+0.97%と良い感じ。

主な増減要因は以下の通り。

・税引き前利益の増加→+12億円。

・仕入債務の増加による増加→+7億円。

・有形固定資産売却益→△5.9億円。

・売上債権の増加による減少→△7.8億円。

営業CFマージンが16.6%というのはかなり良い。

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
産業機器 5,075 573 31.6%
電子機器 10,921 2,420 68.1%
その他 45 19 0.3%
調整 10 0.0%

 

堂々たる主力業務となった電子機器事業。利益率は22.2%と高い。

産業機器も、苦戦したとはいえ、利益率11.3%でかなり高いと思われる。

全般的に良い商売をしているんではないでしょうか。

ただ半導体の今後のマクロ的な市況環境は気になるところではあります。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 5,200
有利子負債 当決算期末残高 1,339
現金預金 当決算期末残高 13,696
株主資本 当決算期末残高 39,671
当期純利益 業績予測 3,600
総資産 当決算期末残高 55,261
発行済み株式数 当決算期末残高 24.447
支払利息 業績予測 6
非資金的費用 業績予測 1,696
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 147
BPS 純資産÷発行済み株式数 1,623
株価 直近株価 1,556
予想配当金額 決算短信 40.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 977.897
時価総額 株価×発行済み株式数 38,040

 

総資産552億円。株主資本396億円。自己資本比率71.8%

有利子負債13億円。D/Eレシオは0.03倍。

流動資産302億円。流動負債110億円。流動比率273.8%

ネットキャッシュは+123億円で対総資産比率が22.4%

かなりのキャッシュリッチ企業。

借金も少なく、自己資本比率もかなり高い。

財務的にはかなりの安定感を感じさせます。

時価総額は380億円。もっと高くても良い企業なのかもしれません。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 9.07%
ROA 総資本利益率 6.51%
PER 株価収益率 10.57
PBR 株価純資産倍率 0.96
ROIC 投下資本利益率 8.16%
WACC 加重平均資本コスト 2.39%
EBITDA 減価償却前営業利益 6,896
FCF Free cash Flow 3,231
EV 企業価値 25,683
予想利回り 2.57%
配当性向 27.16%

 

ROE,ROA,ROICはなかなかバランスが取れた良いスコアを保持しています。

グレアム指数は10.1倍と安い。PBRは0.96倍と安い。

EV/EBITDAは3.7倍とこちらもまた安い。

PEGレシオは7.99倍。安い。

FCFマージンは10.5%となかなか良いスコア。

運転資本が少し良くなかったが(売掛△133、棚卸資産△647)

配当利回りもなかなか。総じて良い銘柄なのではないでしょうか。

 

総括

良い銘柄と思う。

懸念点としては、上記もしたが、半導体市況が今後どうなるか、ということくらいだろうか。

営業利益率、ROE,ROA,ROIC,EV/EBITDA,営業CF、FCFなどなど、スコアはとても良い。

加えてカネもいっぱい持っていてキャッシュリッチ。

2Qの決算までなら、太鼓判を押せる銘柄ではある。

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