【ノザワ】2018.9(2Q決算)

ビル外壁に使われる押出成形セメント板メーカー。

工法開発に積極的。環境関連製品を育成。

今回は2018.9期、2Q決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 11,929 1,397 943
前決算② 10,829 1,464 1,000
業績予想③ 23,300 2,700 1,800
YoY 1,100 △ 67 △ 57
110.2% 95.4% 94.3%
③-① 11,371 1,303 857
進捗率 51.2% 51.7% 52.4%

 

【対前四半期累計】

増収(+1,100、110.2%)、減益(△67、95.4%)

営業利益率は13.5%⇒11.7%へと、1.8%のダウン。

減益の要因としてはお馴染み。原材料・物流費・人件費の増加による。

ただ、それでも11.7%という営業利益率は全然悪い数字ではないが。

【対業績予想】

進捗率は順調。

売上、営業利益ともに、超過達成中。

業績予想の営業利益率は11.6%を見込んでおり、+0.1%で推移中。

よって悲観すべき決算ではないということはわかる。

 

営業CF

営業CF マージン
当期 1,515 12.70%
前期 796 7.35%
増減 719 5.35%

 

営業CFはむしろ増大。

+719、マージンは+5.35%とかなり良い成績。

主な増減内訳は以下の通り。

・売掛債権の減少額→+90

・棚卸資産の減少額→+237

・仕入債務の増加額→+130

・賞与引当金の増加額→+55

・退職引当金の増加額→+14

などなど。

何はともあれ、営業CFの改善は喜ばしいこと。

Cash is King、というやつですね。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 2,700
有利子負債 当決算期末残高 245
現金預金 当決算期末残高 5,578
株主資本 当決算期末残高 13,232
当期純利益 業績予測 1,800
総資産 当決算期末残高 27,510
発行済み株式数 当決算期末残高 11.404
支払利息 業績予測 35
非資金的費用 業績予測 531
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 158
BPS 純資産÷発行済み株式数 1,160
株価 直近株価 1,027
予想配当金額 決算短信 45.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 513.158
時価総額 株価×発行済み株式数 11,711

 

総資産275億円。株主資本132億円。自己資本比率48.1%

有利子負債2.4億円。D/Eレシオは0.02倍。

流動資産135億円。流動負債60億円。流動比率は225.3%

ネットキャッシュは+53億円で対総資産比率が19.4%

かなりのキャッシュリッチ企業。借金はほぼないに等しい。

ネットキャッシュが53億円もあるのに、時価総額はたったの117億円ぽっちです。

随分市場から、過小評価されているな、という印象を抱きました。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 13.60%
ROA 総資本利益率 6.54%
PER 株価収益率 6.51
PBR 株価純資産倍率 0.89
ROIC 投下資本利益率 12.89%
WACC 加重平均資本コスト 3.97%
EBITDA 減価償却前営業利益 3,231
FCF Free cash Flow 2,152
EV 企業価値 6,378
予想利回り 4.38%
配当性向 28.51%

 

ROE,ROA,ROICのスコアが結構意外なほどに良い。

そこそこに手堅い営業利益率がモノを言っている。

グレアム指数は5.8倍とかなり安い。PBRは0.89倍と安定の1倍未満。

EV/EBITDAは2.0倍という安さ。

FCFマージンは9.2%とそこそこ。

そして配当利回りがかなり良い。

つまり現状の株価が安すぎるということを意味してはいまいか。

 

総括

ROE,ROA,ROICなどのスコアがとても良い。

そしてグレアム指数やPBR、EV/EBITDAのスコアもとても安い。

財務状況もかなりキャッシュリッチで安定している。

なぜこの株価なのかは少し不思議な感じがするくらいです。

配当利回りが高く、PBRが安い。

今の金融市場の地合いだと、下手なグロース株などより、こういう安定した割安株、つまりバリュー株に投資するのが最適解なのではないか、と最近そう考えます。

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