【イハラサイエンス】2018.9(2Q決算)

関連過去記事。

★2017.9期、2Q決算

http://tamojun51.com/archives/1417

★2018.3期、本決算

http://tamojun51.com/archives/1885

★2018.6期、1Q決算

http://tamojun51.com/archives/2020

今回は2018.9期、2Q決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 9,526 1,676 1,341
前決算② 7,756 1,466 1,067
業績予想③ 18,000 3,500 2,600
YoY 1,770 210 274
122.8% 114.3% 125.7%
③-① 8,474 1,824 1,259
進捗率 52.9% 47.9% 51.6%

 

【対前四半期累計】

増収(+1,770、122.8%)、増益(+210、114.3%)

営業利益率は18.9%から17.6%へと△1.3%ダウンしてしまっている。

増収幅と比較して、増益がほんの少し弱かったために、営業利益率はダウン。

ただそれでもかなり高い営業利益率ではあるし、増益幅もしっかりとした数字と思われます。

例によって、原材料コストや人件費コストの増大が背景にあるのかもしれません。

【対業績予想】

進捗率。

売上はかなり良い感じ。営業利益率は2Q時点でショートしてしまっている。

業績予想では19.4%の営業利益率を見込む。

現状、1.8%足りていない。

残り半期は、この営業利益率をどうかさ上げしていくのかも課題。

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
CP事業部 5,486 1,684 57.6%
GP事業部 3,944 1,032 41.4%
その他 95 28 1.0%
調整 △ 1,067 0.0%

 

CP事業部とは「半導体製造装置及び液晶製造装置市場向け、食品・医療市場向け」のクリーンな継手、バルブ、配管ユニット製品等。

GP事業部とは「建設機械、工作機械・産業機械、車両、船舶、化学プラント等」の一般産業市場向けの継手、バルブ、配管システム製品等。

CP事業部の方は、利益率が30.7%と30%超えの超高い利益率を保持していることから、かなり技術優位があるのではないかと推察されます。

GP事業部の利益率も、CP事業部に多少劣後するものの、26.2%とかなり高く、他のメーカーと比較すると、かなりの好成績を収めている。

ご立派な事業。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 3,500
有利子負債 当決算期末残高 2,690
現金預金 当決算期末残高 5,095
株主資本 当決算期末残高 14,709
当期純利益 業績予測 2,600
総資産 当決算期末残高 22,418
発行済み株式数 当決算期末残高 10.258
支払利息 業績予測 14
非資金的費用 業績予測 412
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 253
BPS 純資産÷発行済み株式数 1,434
株価 直近株価 1,906
予想配当金額 決算短信 45.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 461.602
時価総額 株価×発行済み株式数 19,551

 

総資産224億円。株主資本147億円。自己資本比率65.6%

有利子負債26億円。D/Eレシオは0.18倍。

流動資産142億円。流動負債35億円。流動比率402.3%

ネットキャッシュは+24億円で、対総資産比率が10.7%

カネもかなり持っている。財務的にもかなりの優良企業と考えられます。

時価総額は195億円規模。もっと評価されていい企業なのではないかと常々考えています。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 17.68%
ROA 総資本利益率 11.60%
PER 株価収益率 7.52
PBR 株価純資産倍率 1.33
ROIC 投下資本利益率 12.95%
WACC 加重平均資本コスト 2.70%
EBITDA 減価償却前営業利益 3,912
FCF Free cash Flow 1,608
EV 企業価値 17,146
予想利回り 2.36%
配当性向 17.75%

 

ROE,ROA,ROICがとても強いスコア。バランスも良い。

グレアム指数は10.0倍という安さ。PBRは1.33倍とこちらも安い。

EV/EBITDAは4.4倍とこちらもかなり安い。

PEGレシオは6.58倍。こちらも割安値となっている。

FCFマージンは8.9%となかなか良いスコア。

配当利回りも結構良い。

文句のつけようのないスコアと言えるでしょう。

 

総括

とても良い会社と評価しています。

ROE,ROA,ROIC,営業利益率がとても高く、良い商売をしている。

そして、財務状況もかなり健全。

非の打ちどころのない会社なんではないでしょうか。

にもかかわらず、ここまで安く放置されているのは結構謎です。

時価総額も200億円を行ったり来たり。。

決算を見る度に、もっと評価されていい会社なのに、と感じます。

【イハラサイエンス】2018.9(2Q決算)” に対して1件のコメントがあります。

  1. あるひ より:

    半導体メーカーの下方修正が懸念されているからではないでしょうか。
    イハラサイエンスが半導体市況に影響を受ける可能性は軽微でしょうか?

    1. tamojun51 より:

      はい、コメントありがとうございます。
      それに加えて、今は市況が大変悪いですね。
      軒並み下げています。
      ひとまず、日経平均22,000円回復してほしいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です