日本及び東京の国際的評価とそれに係る課題について

スイスのIMD(国際経営開発研究所)の出している世界競争力年鑑(World Competitiveness Yearbook)、通称【IMDランキング2016】は以下の通り。

 

1位 香港

2位 スイス

3位 アメリカ

4位 シンガポール

5位 スウェーデン

6位 デンマーク

7位 アイルランド

8位 ネーデルランド

9位 ノルウェー

10位 カナダ

11位 ルクセンブルク

12位 ドイツ

13位 カタール

14位 台湾

15位 UAE

24位 オーストリア

25位 中国

26位 日本

 

日本は主要61か国中26位。

1980~1990年代初頭は日本はずっとランキング1位であった。

今ではトップ20に入れない状態。

【Economic Performance】は18位。

国内経済の大きさや失業率の低さなどが評価され比較的高評価。

【Infrastructure】は11位。

情報通信技術の普及やハイテク輸出の多さで高評価。

【Government Efficiency】が悪い。37位。

これは財政や財政政策がかなり低評価されている。

【Business Efficiency】は労働生産性の低さなどを受けて、29位とこちらも低評価。

 

日本は財政健全化と労働生産性を上げる事が求められている。

 

次に、世界経済フォーラム(WEF)の出している、「国際競争力レポート」(Global Competitiveness Report)、通称WEFランキング(2016)

1位 スイス

2位 シンガポール

3位 アメリカ

4位 オランダ

5位 ドイツ

6位 スウェーデン

7位 連合王国

8位 日本

9位 香港

10位 フィンランド

11位 ノルウェー

12位 デンマーク

13位 ニュージーランド

14位 台湾

15位 カナダ

 

シンガポール、香港、台湾などのアジア勢もトップ15入りしている。

WEFはIMDよりも生産性を重視している。日本は、

「ビジネスの先進度」で2位。

「インフラ」が5位。

「保険衛生と初等教育」が5位、と軒並み高評価を得ている。

しかし、「マクロ経済環境」が138か国中、104位とかなり低評価。

これもIMDと同様に、日本の債務残高、つまり財政状況の悪さを反映したものとなっている。

日本が国際評価を取り戻すためには、財政健全化がマストだと言う事である。

 

そして、プライスウォーターハウスクーパースの出している、

「Cities of Opportunity 7 2016」総合ランキングが以下の通り。

1位 ロンドン

2位 シンガポール

3位 トロント

4位 パリ

5位 アムステルダム

6位 ニューヨーク

7位 ストックホルム

8位 サンフランシスコ

9位 香港

10位 シドニー

11位 ソウル

12位 ベルリン

13位 シカゴ

13位 ロサンゼルス

15位 東京

 

都市の競争力でも東京はシンガポールや香港の後塵を拝する。

それぞれの評価項目において東京は、

「健康・安全・治安」が栄えある1位。

「ゲートウェイ機能」が6位。ゲートウェイ機能とは、空港やホテルの質を示す評価軸。

空港の国際的評価はあまりよくないので、主にホテルのホスピタリティの高さが貢献。

「知的資本・イノヴェイション」はシンガポール、香港以上の高評価で8位。

逆に悪いのが、

「産業・生活のコスト」で24位。

これはオフィス賃料や生活費の高さ。税金の高さなどが低評価。

「交通・インフラ」が18位。

羽田や成田などの空港が都市部から離れている事、新幹線の乗り継ぎが不便であることなどが低評価につながる。JR東日本とJR東海の新幹線の連携が特によくない。

「持続可能性と自然環境」が15位。

自然災害のリスク、特に東京直下型地震のリスクが大きく、順位を落とす。

いくら防災に投資しても、東京一極集中が大きな社会的リスクを孕んでいると評価されている。

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