【ウェルス・マネジメント】2018.9(2Q決算)

関連過去記事。

★2017.9期、2Q決算

http://tamojun51.com/archives/1421

★2018.3期、本決算

http://tamojun51.com/archives/1881

★2018.6期、1Q決算

http://tamojun51.com/archives/2012

今回は2018.9期、2Q決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 1,022 96 21
前決算② 3,506 1,369 1,005
業績予想③ 4,000 1,360 760
YoY △ 2,484 △ 1,273 △ 984
29.2% 7.0% 2.1%
③-① 2,978 1,264 739
進捗率 25.6% 7.1% 2.8%

 

【対前四半期累計】

減収(△2,484、29.2%)、減益(△1,273、7.0%)

大幅過ぎる減収と減益。

営業利益率は39.0%から9.4%へと、△29.7%もの急降下。。

前期は信託受益権の販売収入があったために大きく儲かっていたという説明。

販売受益権売却がないだけでここまで落ち込むものなんだという印象。

パッと見、前期の決算偽装を疑ってしまうレベル感です。

【対業績予想】

<業績予想リリース>

http://www.wealth-mngt.com/pdf/newsrelease/0810tekijikaiji.pdf

進捗率。

全アイテム厳しい進捗。もう2Q終わってしまった。

業績予想の営業利益率は34.0%なので、24.6%足りていない。

あと半期で、果たして到達できるのか。。

営業CFは288、営業CFマージンは、28.1%と大変よろしい。

売掛債権の減少分などが貢献。

売掛債権の減少で、CFと営業利益率にこんなに乖離が発生するというのは。。

前期の決算は本当に正しかったのだろうか??

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
不動産金融 196 143 19.2%
ホテル運営 825 13 80.8%
調整 △ 60 0.0%

 

不動産金融事業。

対前期と比較して、売上が△2,440、利益が△1,296

信託受益権の販売が大きかったということなのだろうか。

現状の利益率は73.0%と大きい。

ホテル運営事業。

対前期比較で、売上は横ばいだが、利益がかなり減っている。

昨今のブルーカラーの人手不足などを反映して、人件費増などのコスト負担が重いのかもしれない。

残り半期には期待したいところ。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 1,360
有利子負債 当決算期末残高 9,370
現金預金 当決算期末残高 1,826
株主資本 当決算期末残高 3,680
当期純利益 業績予測 760
総資産 当決算期末残高 13,828
発行済み株式数 当決算期末残高 4.136
支払利息 業績予測 74
非資金的費用 業績予測 126
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 184
BPS 純資産÷発行済み株式数 890
株価 直近株価 1,510
予想配当金額 決算短信 20.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 82.719
時価総額 株価×発行済み株式数 6,245

 

総資産138億円。株主資本36億円。自己資本比率26.6%

有利子負債93億円。D/Eレシオは2.55倍。

流動資産27億円。流動負債25億円。流動比率107.9%

ネットキャッシュが△75億円。

財務状況は悪い。ただ金融会社かつ不動産企業ではあるのでやむを得ない。

時価総額が62億円という小さいサイズ。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 20.65%
ROA 総資本利益率 5.50%
PER 株価収益率 8.22
PBR 株価純資産倍率 1.70
ROIC 投下資本利益率 6.71%
WACC 加重平均資本コスト 1.00%
EBITDA 減価償却前営業利益 1,486
FCF Free cash Flow -1,053
EV 企業価値 13,789
予想利回り 1.32%
配当性向 10.88%

 

借金が多いこともあってか、ROEのスコアはすごく良い。

ROA,ROICはそこそこか。

グレアム指数は13.9倍と安い。PBRも1.7倍と割と安い。

EV/EBITDAは9.3倍とこちらも割安です。

FCFは△10億円の赤字。

FCFが営業CFと大分数字が違う。。

原因は売上債権の減少分。

BSに記載のある売掛債権は111程度の規模だが、CF計算書に記載されている売上債権の減少分は、52,579

この売上債権がBSのどこを探してもない。

一体どういうことなのか、謎。事情通の人がいたら教えてもらいたいです。

配当利回りはまあまあ。

 

総括

この決算は何だ?という印象を強く抱いた。

特に前期の決算。

売掛債権と棚卸資産を用いた決算偽装というのが一番ポピュラーなので、まさかとは思いつつ。。。

ただ、キーストーン・パートナースが今後はしっかりと開示などにもグリップを効かせてくれるのだから大丈夫なのだろうとは思うが。

<キーストーン・パートナースと共同出資で「ホテルりょうぜん」を取得したリリース>

http://www.wealth-mngt.com/pdf/newsrelease/181031_tekijikaiji.pdf

BSの売掛債権と、CF計算書の売掛債権との関係性などについても、もっと詳細な開示が欲しいとは思う。

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