【日本乾溜】2018.6(3Q決算)

交通安全施設工事が主軸。

福岡に重点。防災安全用品や竹繊維入り自然土固化舗装材にも注力。

今回は2018.6期、3Q決算について分析。

決算情報は決算短信および業績予想の修正および配当予想の修正に関するお知らせを参照。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 10,280 819 582
前決算② 9,645 678 512
業績予想③ 12,759 658 484
YoY 635 141 70
106.6% 120.8% 113.7%
③-① 2,479 △ 161 △ 98
進捗率 80.6% 124.5% 120.2%

 

【対前四半期累計】

増収(+635、106.6%)、増益(+141、120.8%)

営業利益率は7.0%から8.0%へと1%もアップしている。

良い決算と評価できると感じており、なぜ株価がこんなに安いのか、少し気味悪く感じます。

【対業績予想】

3Q終了時点において、進捗率すごい。

売上は過達である。そして営業利益と最終利益に関しては既に業績予想を追い抜いて超過達している。

業績予想の修正については下記会社リリースを参照している。

http://www.kanryu.co.jp/ir/pdf/relese/20181026shusei.pdf

業績予想が保守的過ぎるような気もします。

業績予想の営業利益率が5.2%なので、+2.8%を達成。

後は最終Qをどんな感じで仕上げてくるのかのお楽しみ。

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
建設事業 8,241 863 80.2%
防災安全事業 1,631 145 15.9%
化学品事業 407 112 4.0%
調整 △ 302 0.0%

 

主業である建設事業の利益率は10.5%とかなり振るっている。

防災安全事業は8.9%と結構良い。

構成比は小さいが化学品事業は27.5%と利幅の厚い商売です。

建設事業以外の構成比が上がってきて、利益率の底上げがなされれば、かなり理想的な展開。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 658
有利子負債 当決算期末残高
現金預金 当決算期末残高 3,875
株主資本 当決算期末残高 5,523
当期純利益 業績予測 484
総資産 当決算期末残高 10,087
発行済み株式数 当決算期末残高 5.040
支払利息 業績予測
非資金的費用 業績予測 94
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 96
BPS 純資産÷発行済み株式数 1,096
株価 直近株価 484
予想配当金額 決算短信 7.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 35.282
時価総額 株価×発行済み株式数 2,439

 

総資産100億円。株主資本55億円。自己資本比率54.8%

有利子負債はなし。無借金経営。

流動資産71億円。流動負債39億円。流動比率184.2%

ネットキャッシュが+38億円で、対総資産比率が38.4%

財務状態もとても良い。無借金というのはとてもスコア高いです。

時価総額が24億円。いくら何でもこの評価は低すぎるのでは??

キャッシュだけで38億円持っている会社の時価総額が24億円ってどういう状況なんでしょうか??

安すぎて、裏があるのかな?という疑惑すら湧いてきますが。。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 8.76%
ROA 総資本利益率 4.80%
PER 株価収益率 5.04
PBR 株価純資産倍率 0.44
ROIC 投下資本利益率 7.67%
WACC 加重平均資本コスト 0.64%
EBITDA 減価償却前営業利益 752
FCF Free cash Flow 1,387
EV 企業価値 -1,436
予想利回り 1.45%
配当性向 7.29%

 

ROE,ROA,ROIC、派手さはないが、バランスの取れた良いスコアのように見えます。

驚くのはグレアム指数。2.2倍という安さ。PBRは脅威の0.44倍。。。

そしてEVがご覧の通り、マイナスになってしまっています。。

これはつまり、会社の価値が不当に安すぎることの証明のように思われます。

保有している現預金よりも、時価総額が小さいなんて、そんな事態なわけです。。

PEGレシオは4.17倍とこちらもかなりの割安。

FCFマージンは10.9%とこちらもかなり優秀。

配当利回りはそこそこですけど、上記のリリースを見ると、5円から7円に増配しています。

 

総括

何でこんなに安く放置されているのか分かりません。

現預金が38億円あって、時価総額が24億円というのは明らかにおかしいのではないかと感じます。

EVがマイナスなんて。。

また、PBRが0.44倍という安さ。

九州は高齢衰退国の日本の中では、例外的に元気な地方ですし、今後の産業にも比較的期待が持てるのではないかとも考えています。

営業利益率、ROE,ROA,ROICのスコアなどもバランスが取れていて好感度高いです。

財務状況も無借金でいうことなし。

なぜこんなに安いのか、引き続き注視していこうと思っています。

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