【FPG】2018.9(本決算)

関連過去記事。

★2017.9期、本決算

http://tamojun51.com/archives/1399

★2018.6期、3Q決算

http://tamojun51.com/archives/1985

★2018.3期、2Q決算

http://tamojun51.com/archives/1851

今回は2018.9期、本決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 22,043 13,064 8,989
前決算② 21,071 13,417 9,580
当期業績予想③ 23,701 14,753 10,313
翌期業績予想④ 25,035 14,524 10,030
①-② 972 △ 353 △ 591
成長率 104.6% 97.4% 93.8%
①-③ △ 1,658 △ 1,689 △ 1,324
達成率 93.0% 88.6% 87.2%
④-① 2,992 1,460 1,041
成長率 113.6% 111.2% 111.6%

 

【対前期】

増収(+972、104.6%)、減益(△353、97.4%)

収益は横ばい。営業利益は残念ながら減退。

営業利益率は63.7%から59.3%へと4.4%ダウン。

ただ、それでもえげつない営業利益率であることは一目瞭然です。

減益の主な要因としては人員増によるものとのこと。

人件費が多少上がっても、これだけ高い営業利益率を出せるところは会社の地力と考えて差し支えないのではないでしょうか。

【対当期業績予想】

減収(△1,658、93.0%)、減益(△1,689、88.6%)

残念ながら当期目標は未達に終わる。

業績予想の営業利益率が62.2%なので、2.9%ショートしました。

営業利益率を60%台キープするのとしないのとでは大きく違って見えます。

【対翌期業績予想】

増収(+2,992、113.6%)、増益(+1,460、111.2%)予想。

営業利益率は58.0%を据える。

当期△1.3%で、若干保守的か。

それでもとてつもない営業利益率ではあるのですが。

十分実現可能な目標と評価できるような気がします。

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
FPG 19,917 12,038 90.4%
FPG証券 204 △ 54 0.9%
その他 1,921 541 8.7%
調整 98 0.0%

 

FPG事業、つまりタックス・リース・アレンジメント事業が当然売上の大半を占める。

利益率は60.4%と60%の大台に乗せている。

ただFPG証券事業が赤字で足を引っ張った。

しかしその他事業でも、構成比は低いものの、利益率は28.2%と、利幅の厚い商売をしている会社だということが分かります。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 13,064
有利子負債 当決算期末残高 40,488
現金預金 当決算期末残高 13,338
株主資本 当決算期末残高 29,313
当期純利益 決算短信 8,989
総資産 当決算期末残高 85,141
発行済み株式数 当決算期末残高 90.155
支払利息 決算短信 578
減価償却費 決算短信 266
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 100
BPS 純資産÷発行済み株式数 325
株価(円) 直近株価 1,221
配当金額 決算短信 49
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 4,440.132
時価総額 株価×発行済み株式数 110,079

 

総資産851億円。株主資本293億円。自己資本比率34.4%

有利子負債404億円。D/Eレシオは1.38倍。

流動資産817億円。流動負債473億円。流動比率172.4%

ネットキャッシュは△271億円。かなり大きい赤字。

金融業だけあって、借金は確かに大きい。

時価総額は1,100億円。1,000億円の大台。

 

当期決算から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 30.67%
ROA 総資本利益率 10.56%
PER 株価収益率 12.25
PBR 株価純資産倍率 3.76
ROIC 投下資本利益率 12.05%
WACC 加重平均資本コスト 6.89%
EBITDA 減価償却前営業利益 13,330
FCF Free cash Flow 7,514
EV 企業価値 137,229
配当利回り 4.03%
配当性向 49.40%

 

ROE,ROA,ROICのスコアはかなり良い。

高い営業利益率の賜物。

少々大きい借金などで、ROA,ROICは多少劣後するが、それでもかなり高い効率性を誇る。

グレアム指数は45.99倍。PBR3.76倍とまあまあ。

EV/EBITDAは10.29倍と割安である。

PEGレシオは測定不能。

凄いのがFCFマージン。34.09%もある。

やはり高い営業利益率というのは魅力である。

配当利回りも配当性向も高い。

NISA口座などでずっとホールドするのにオススメの株といえるかもしれない。

下は会社のリリース記事。

★新たな株主還元政策の枠組みの導入と配当方針の変更に関するお知らせ

http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1640952

何でもDOE(株主資本配当率)という指標(DOE=ROE×連結配当性向)を採用し、このスコアが15%以上になるように運用していくとのこと。

そのために配当や自社株買いに積極的になっていくのだそうです。

株主フレンドリーな会社です。

 

次年度業績予想から計算する経営指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 14,524
当期純利益 決算短信 10,030
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 111
予想配当金額 決算短信 53
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 4,778.213

 

上記が翌期の業績予想パラメタ。

これを入力した結果が下記の通り。

各指標
ROE 自己資本利益率 34.22%
ROA 総資本利益率 11.78%
PER 株価収益率 10.97
ROIC 投下資本利益率 13.39%
EBITDA 減価償却前営業利益 14,790
FCF Free cash Flow 9,614
EV 企業価値 137,229
配当利回り 4.34%
配当性向 47.64%

 

さすが、積極的な株主還元を志向しているために、ROEのスコアが良いですね。

ROA,ROICもとても良くなっています。

グレアム指数は41.21倍。

EV/EBITDAも9.28倍と10倍を切ってお買い得になっています。

PEGレシオは9.87倍とこちらも安い。

FCFマージンはなんと脅威の40.56%です。

配当利回りも配当性向も高い。

とても魅力的な株です。

 

総括

営業CFは115億円。営業CFマージンは52.56%という驚きのスコア。

Cash is king.の格言通りなら、やはりこの稼ぐ力の求心力は高い。

上記してきた通り、かなり株主フレンドリーな会社でもある。

なるべく早くホールドして、長く持っておくと長期的なインカムゲインには期待できるのではないでしょうか。

少し不安なのは、法律や行政次第では、この節税リースのスキームが規制されるようなリスクもあるのかな、というところでしょうか。

まあしかし、そんなリスクリスクと言いだしたら、株なんて何一つ買えないでしょう、という意見もあります。

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