【マネーフォワード】2018.8(3Q決算)

関連過去記事。

★2018.5期、2Q決算

http://tamojun51.com/archives/1978

★2018.2期、1Q決算

http://tamojun51.com/archives/1828

★2017.11期、本決算

http://tamojun51.com/archives/1586

今回は2018.8期、3Q決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 3,126 △ 507 △ 525
前決算② 1,934 △ 711 △ 741
業績予想③ 4,350 △ 800 △ 840
YoY 1,192 204 216
161.6% 71.3% 70.9%
③-① 1,224 △ 293 △ 315
進捗率 71.9% 36.6% 37.5%

 

【対前四半期累計】

増収(+1,192、161.6%)、増益(+204)

2億円増益したとは言うものの、いまだ、5億円もの赤字。

増収率は61.6%と高い。増益分を分子で純増分の営業利益率を計算すると17.1%

高い利益率と思えるが、四半期ごとに黒転していないことに、感情的にやきもきしてしまう投資家の気持ちは理解できる。

せめて営業CFを公開するくらいの誠意は見せても良くはないだろうか?

【対業績予想】

進捗率。

売上はショートしている。営業利益も楽観的な目標数値である△500は既に到達してしまった。

保守的な見積もりである△800を何とか死守できるかという瀬戸際であろう。

3Q時点での着地がこういう感じなので、落胆した投資家は多いのではないかと多少同情する面もある。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 △ 800
有利子負債 当決算期末残高 3,075
現金預金 当決算期末残高 5,273
株主資本 当決算期末残高 3,509
当期純利益 業績予測 △ 840
総資産 当決算期末残高 8,417
発行済み株式数 当決算期末残高 19.244
支払利息 業績予測 24
非資金的費用 業績予測 15
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 △ 44
BPS 純資産÷発行済み株式数 182
株価 直近株価 4,810
予想配当金額 決算短信 0.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 0.000
時価総額 株価×発行済み株式数 92,564

 

総資産84億円。株主資本35億円。自己資本比率41.7%

有利子負債30億円。D/Eレシオは0.88倍。

流動資産62億円。流動負債21億円。流動比率283.9%

ネットキャッシュ+21億円。対総資産比率26.1%

まだ、カネはある。

ただ前四半期(2Q時点)のネットキャッシュは、

+27億円。対総資産比率は38.9%でした。

たった3か月の間に、△6億円。△12.8%!!

赤字がどんどん財務を蝕んでいきます。

原資が尽きる前に、CFを黒字にできるのでしょうか?

逆に財務力がなくなったらこの会社の期待値はどこに由来しているのか、誰か合理的な説明はできるのでしょうか?

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 -23.94%
ROA 総資本利益率 -9.98%
PER 株価収益率 -110.20
PBR 株価純資産倍率 26.38
ROIC 投下資本利益率 -7.82%
WACC 加重平均資本コスト 0.23%
EBITDA 減価償却前営業利益 -785
FCF Free cash Flow -261
EV 企業価値 90,366
予想利回り 0.00%
配当性向 0.00%

 

赤字なので、ROE,ROA,ROICも当然、赤。

PERが赤なので、グレアム指数も測定不能。

PBRは26.38倍。。。。とても買ってはいけない銘柄のような気が。。

EBITDAも赤。よってEV/EBITDAも赤字。測定不能。

PEGレシオも測定不能。

FCFは△2.6億円の赤字。投資家のカネを食いつぶしていきます。

配当は当然ありません。利益が出ていないのだから当然。

 

総括

複数年の赤字覚悟で出資しているのだから、そもそも四半期ごとの成績を開示することがそぐわない会社である、という反論もあるようです。

しかし、四半期開示が適正かそうでないか、という議論については、どの会社も言いたいことは山ほどあるのです。

それでも価値があるから、マーケットに上場しているのです。踏ん張って決算を締めています。

少しでも売上、利益を上げようと悪戦苦闘しています。(粉飾は絶対悪ですが)

そして、現状の制度では、上場するなら、四半期ごとに開示しなければならない。

短期的な経営成績で判定されることが嫌ならば、そもそも赤字上場をしなければよかったのでは?と思います。

ビジネスは水物。

この会社が今後、ブレイクするともしないとも、そこは何とも言えない。わからない。

ただ決算の数値だけに依拠するというスタイルを貫き通すのなら、やはりこの銘柄は買う価値がないと断じるほかありません。

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