【東海カーボン】2018.6(2Q決算)

炭素製品大手。

タイヤ用カーボンブラックで国内首位。電炉用電極や半導体・太陽電池用素材も。

今回は2018.6期、2Q決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 91,688 29,177 44,207
前決算② 49,184 4,228 5,854
業績予想③ 214,000 74,000 74,000
YoY 42,504 24,949 38,353
186.4% 690.1% 755.2%
③-① 122,312 44,823 29,793
進捗率 42.8% 39.4% 59.7%

 

【対前四半期】

増収(+42,504、186.4%)、増益(+24,949、690.1%)

とてつもない成長率。

営業利益率は8.6%から31.8%へと驚きの23.2%アップを達成。

営業利益に至っては、7倍弱もの成長。

主業の黒鉛電極事業などが世界的な需要増とのこと。

【対業績予想】

進捗率。

売上42.8%、営業利益39.4%

対前期では素晴らしかったが、対業績予想だと意外とショートしている。

業績予想が良すぎたか。

営業利益率は34.6%見込みなので、2.8%足りていない。

少し盛り過ぎた印象か?

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
黒鉛電極 40,105 20,853 43.7%
カーボンブラック 29,193 5,199 31.8%
ファインカーボン 9,327 1,739 10.2%
工業炉及び関連製品 5,348 1,324 5.8%
その他 7,713 582 8.4%
調整 △ 521 0.0%

 

黒鉛電極事業はすごい。利益率52.0%!

また他の事業もそれぞれ、17~25%程度のレンジにおける利益率を計上している。

利益率の高い仕事をしている。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 74,000
有利子負債 当決算期末残高 17,999
現金預金 当決算期末残高 37,024
株主資本 当決算期末残高 152,344
当期純利益 業績予測 74,000
総資産 当決算期末残高 242,750
発行済み株式数 当決算期末残高 213.156
支払利息 業績予測 408
非資金的費用 業績予測 7,119
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 347
BPS 純資産÷発行済み株式数 715
株価 直近株価 2,041
予想配当金額 決算短信 24.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 5,115.739
時価総額 株価×発行済み株式数 435,051

 

総資産2,427億円。株主資本1,523億円。自己資本比率62.8%

有利子負債179億円。D/Eレシオは0.12倍。

流動資産1,215億円。流動負債534億円。流動比率227.4%

ネットキャッシュは+190億円で対総資産比率が7.8%

財務的にもかなり健全。不安視要素なし。

時価総額は4,350億円。とそれなりのサイズ。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 48.57%
ROA 総資本利益率 30.48%
PER 株価収益率 5.88
PBR 株価純資産倍率 2.86
ROIC 投下資本利益率 27.96%
WACC 加重平均資本コスト 3.16%
EBITDA 減価償却前営業利益 81,119
FCF Free cash Flow 37,644
EV 企業価値 416,026
予想利回り 1.18%
配当性向 6.91%

 

営業利益率が高いだけあって、ROE,ROA,ROICのスコアは凄まじく吹いている。

どれもこれもかなりの良スコアであることは疑いない。

加えてグレアム指数は16.8倍と割安。

EV/EBITDAは5.1倍とこちらも安い。

PEGレシオは0.85倍。これはかなり安い。

FCFマージンは17.6%とこちらも良スコア。

配当利回りは大したことはないですが、何度も言っているように、もし余分なカネがあるのなら、配当よりも自社株買い。あるいは事業投資してくれた方が投資家としてはありがたいですね。

(税金で20%以上も簒奪されてしまうので。。)

 

総括

ファンダメンタルズがかなり良いことが明らか。

ROE,ROA,ROICの超高スコアが魅力。

加えて、財務内容も安定。

それらの好条件を勘案したにしては、現在(2018/10/7時点)の株価はかなり割安で放置されていると考えて差し支えないと感じます。

割安の理由としては、まずは業績予想の消化率が良くないことが挙げられるでしょうか。

★業績予想上方修正リリース

http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1619158

上記の業績予想の上方修正をぶち上げた割には2018.6時点における消化率はそこまででもないんじゃないのかというのがあるのかもしれない。

ただ敢えて上方修正してきたので、自信があるんだろうなとは感じます。

PBR2.86倍で、これだけのROE,ROA,ROICの会社にしては安い方でしょう。

あとは、現状の世界的な需要がいつまで持ってくれるかという議論もあるでしょうか。

ただ少なくとも、2018.6時点のファンダメンタルズだけを具に見てみれば、かなり良い会社・銘柄であることは議論の余地なしとは思います。

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