【gumi】2018.7(1Q決算)

関連外部記事(リリース)。

★2018.7期、1Q決算短信

https://ssl4.eir-parts.net/doc/3903/tdnet/1628435/00.pdf

★特別損失計上に関するお知らせ

https://ssl4.eir-parts.net/doc/3903/tdnet/1632335/00.pdf

★第三者割当による新株式の発行について

https://ssl4.eir-parts.net/doc/3903/tdnet/1633626/00.pdf

今回は2018.7期、1Q決算について分析。

決算情報は主に決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 6,015 △ 251 74
前決算② 7,023 218 95
業績予想③ 24,060 △ 1,004 296
YoY △ 1,008 △ 469 △ 21
85.6% -115.1% 77.9%
③-① 18,045 △ 753 222
進捗率 25.0% 75.0% 25.0%

 

【対前四半期】

減収(△1,008、85.6%)、減益(△469)

大減収大減益の大赤字。

前四半期はわずかでも3.1%の営業利益率を確保していましたが。

大赤字に転落してしまいました。

かなり厳しい決算。

【対業績予想】

会社は通年の業績予想を開示していないために、1Qの実績を4倍して、仮の業績予想数値としています。

酷い数字で、フォローの言葉もないですが、ひとつ会社に同情するとするならば。

確かに売れるか売れないかリリースしてみるまで分からない、水物商材の大本命であるゲームについて、その売上やら利益を予想するというのは、かなり難しい、というか不可能ではないでしょうか。

toCビジネスの難しさ、ここに極まれり、という感じです。

不確定要素が大きすぎて、それをコントロールして、業績予想にまで昇華させられるほど、経営者に能力があるようにも感じられません。

ただ、1Qの赤字実績、そして、リリースにもある、66百万円の減損損失なども考え合わせると、当事業年度の赤字フィニッシュの可能性ってかなり大きいんでは?と思わされます。

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
モバイルオンラインゲーム 6,015 △ 176 100.0%
VR/AR △ 74 0.0%

 

ご覧の通り、現状はモバイルオンラインゲームの単独セグメントといっていいです。

しかもその頼みの綱のモバイルゲームが赤字という体たらく。。。

VR/ARはまだ、開発とか投資段階ということで、何もローンチできていないのでしょう。

しかし主業で赤というのは全くきつい状況です。

カネは大丈夫なのでしょうか。以下に見ていきます。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 △ 1,004
有利子負債 当決算期末残高 5,811
現金預金 当決算期末残高 11,549
株主資本 当決算期末残高 13,761
当期純利益 業績予測 296
総資産 当決算期末残高 22,035
発行済み株式数 当決算期末残高 29.311
支払利息 業績予測 37
非資金的費用 業績予測 395
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 10
BPS 純資産÷発行済み株式数 469
株価 直近株価 617
予想配当金額 決算短信 0.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 0.000
時価総額 株価×発行済み株式数 18,085

 

総資産220億円。株主資本137億円。自己資本比率62.5%

有利子負債58億円。D/Eレシオは0.42倍。

流動資産158億円。流動負債48億円。流動比率330.9%

ネットキャッシュ+57億円。対総資産比率26.0%

実は、財務的にはまだまだ余裕がありそうです。

カネはまだまだあるのに、上記のリリースにもある通り、第三者割当増資。

既存の株主としては、資本注入・新株発行は本当にこの時期なのか?

という疑問を抱く向きもあろうかとは感じました。

この会社のホルダーでなくて本当に良かった。

時価総額は180億円。

上記のリリースそれぞれを受け、株価は下落しています。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 2.15%
ROA 総資本利益率 1.34%
PER 株価収益率 61.10
PBR 株価純資産倍率 1.31
ROIC 投下資本利益率 -3.30%
WACC 加重平均資本コスト 0.12%
EBITDA 減価償却前営業利益 -609
FCF Free cash Flow 64
EV 企業価値 12,347
予想利回り 0.00%
配当性向 0.00%

 

業績予想自体がドンブリ勘定なので、この指標に意味があるとは思っていませんが。

とりあえず投資有価証券売却益が、617百万円計上されており、当四半期末は最終黒字になっています。

よって、一応ROE,ROAも測定はできた、という状況です。

しかしそれですら、結構悲惨な数字。

赤字になる可能性も大きいと思いますので、数字は悪化する公算の方が大きいんではないかな?と感じています。

 

総括

PBR1.31倍。

意外と割安に見えるかもしれませんが、EV/EBITDAも赤の公算が大きいと見ています。

よって私なら、絶対に買わないでしょう。

以下外部記事。

★新作モバイルゲームの開発資金として約5億円調達。

https://gamebiz.jp/?p=221616

自分のカネを投入してまで、新作ゲームに賭ける、経営者の意気込み。

その背水の陣を敷いたコミットメントを好意的に解釈することも可能。

しかし、新株式の発行とは、畢竟、既存株式の希釈化を招きますから、既存株主としては、株の価値が突然、相対的に減退することを意味します。これは悲しい。

そもそも当たるかどうか博打性の高い、ゲーム市場。

この賭けに乗れるのは、かなりのリスクテイカーか物好きだな、とは感じました。

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