【サイタHD】2018.6(本決算)

福岡県が営業地盤の持株会社。

傘下に建設、砕石、酒類、環境の4社。産業汚水処理事業にも注力。

今回は2018.6期、本決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 5,532 549 321
前決算② 4,516 186 134
当期業績予想③ 5,170 600 400
翌期業績予想④ 5,140 370 290
①-② 1,016 363 187
成長率 122.5% 295.2% 239.6%
①-③ 362 △ 51 △ 79
達成率 107.0% 91.5% 80.3%
④-① △ 392 △ 179 △ 31
成長率 92.9% 67.4% 90.3%

 

【対前期】

増収(+1,016、122.5%)、増益(+363、295.2%)

増収もなかなかだが、すごいのは増益幅。約3倍の成長は強い。

営業利益率は4.1%から9.9%へと5.8%ものアップ。

【対当期業績予想】

増収(+362、107.0%)、減益(△51、91.5%)

収益はクリアしたが、営業利益は減益。

業績予想未達は残念。

営業利益率は11.6%を見込んでいたので、△1.7%の未達分。

営業利益率が10%いくかどうかは大きいと思います。

【対次年度業績予想】

減収(△392、92.9%)、減益(△179、67.4%)

大きく減益予想。

営業利益率は7.2%を見込む。

建設業における、資材費や労務費などの高騰を見込む。

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
建設 2,980 379 53.9%
砕石 1,844 383 33.3%
酒類 289 △ 36 5.2%
その他 417 22 7.5%
調整 △ 198 0.0%

 

主要事業はご覧の通り、建設と砕石事業。

それぞれ利益率は12.7%と20.8%と高い。

ただ、この酒類事業はなぞ。赤字。

赤字事業ならカットしてしまえばいいのにと直感的に感じます。

建設・砕石事業会社が、なぜ酒類事業をやっているのか?????

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 549
有利子負債 当決算期末残高 1,946
現金預金 当決算期末残高 363
株主資本 当決算期末残高 1,529
当期純利益 決算短信 321
総資産 当決算期末残高 3,874
発行済み株式数 当決算期末残高 0.631
支払利息 決算短信 20
減価償却費 決算短信 227
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 509
BPS 純資産÷発行済み株式数 2,425
株価(円) 直近株価 1,985
配当金額 決算短信 50
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 31.525
時価総額 株価×発行済み株式数 1,252

 

総資産38億円。株主資本15億円。自己資本比率39.5%

有利子負債19億円。D/Eレシオは1.27倍。

流動資産33億円。流動負債31億円。流動比率107.7%

ネットキャッシュは△15億円の赤字。

財務状況は決して良いとは言えない。

時価総額は12億円というまだまだ小さい会社。

 

当決算から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 20.99%
ROA 総資本利益率 8.29%
PER 株価収益率 3.90
PBR 株価純資産倍率 0.82
ROIC 投下資本利益率 10.17%
WACC 加重平均資本コスト 1.28%
EBITDA 減価償却前営業利益 776
FCF Free cash Flow 110
EV 企業価値 2,835
配当利回り 2.52%
配当性向 9.82%

 

自己資本比率が低いので、ROEがかなり良いスコア。

ROAもROICも結構良い。

グレアム指数は3.19倍とかなり割安。PBRが0.82倍、安い。

EV/EBITDAは3.65倍とこちらもかなり割安。

PEGレシオは1.32倍。かなり割安。

FCFマージンは1.99%と薄い。

売掛債権などが増えている。

配当利回りもなかなか良い。

 

次年度業績予想から計算する経営指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 370
当期純利益 決算短信 290
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 460
予想配当金額 決算短信 50
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 31.525

 

上記の業績予想パラメタを入力して経営指標を再計算。

各指標
ROE 自己資本利益率 18.97%
ROA 総資本利益率 7.49%
PER 株価収益率 4.32
ROIC 投下資本利益率 6.85%
EBITDA 減価償却前営業利益 597
FCF Free cash Flow 465
EV 企業価値 2,835
配当利回り 2.52%
配当性向 10.87%

 

当決算と比較するとやはり劣る。

ただそれでも、ROE,ROA,ROICのスコアはまあまあ良い。

グレアム指数3.53倍。EV/EBITDA4.75倍。

割安。

マイナス成長なので、PEGレシオは測定不能。

FCFマージンは投資CF加味前でなら、9%とそこそこ。

配当利回りも良いでしょう。

 

総括

PBR0.82倍なので安いと思います。

ファンダメンタルも悪くないと感じました。

ただ財務状況が少し危ういでしょうか。

あと、出来高が異常に薄いのがちょっと気になります。

まあそれゆえに、2.5%程度の配当利回りのために、買って、放っておく、というのもいいのではないかと。

そういう考え方もあります。

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