【QBネットホールディングス】2018.6(本決算)

ヘアカット専門店『QBハウス』を東日本中心に展開。

FCも。香港、台湾など海外にも進出。

今回は2018.6期、本決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 19,287 1,641 1,041
前決算② 17,971 1,502 1,023
当期業績予想③ 19,090 1,714 1,100
翌期業績予想④ 20,406 1,900 1,226
①-② 1,316 139 18
成長率 107.3% 109.3% 101.8%
①-③ 197 △ 73 △ 59
達成率 101.0% 95.7% 94.6%
④-① 1,119 259 185
成長率 105.8% 115.8% 117.8%

 

【対前期】

増収(+1,316、107.3%)、増益(+139、109.3%)

派手さはないが、成長は継続。

営業利益率は8.4%から8.5%へと0.1%成長。

しかし売上が200億円もの規模とは知らなかったので、少し驚きました。

1,200円カット、結構世の中に浸透しているのかも。

【対当期業績予想】

増収(+197、101.0%)、減益(△73、95.7%)

当期の業績予想。売上はクリアしたが、営業利益は未達。

業績予想の営業利益率は9.0%だったので、0.5%足りていない。

しかしあんなに安いカット料金で、どうやって利益を捻出しているのか。

結構経営力高いのでは、と感じました。

【対次年度業績予想】

増収(+1,119、105.8%)、増益(+259、115.8%)

増収増益の計画。

営業利益の成長見込みは結構ハードそうにも感じる。(当期は未達なので)

業績予想の営業利益率は9.3%、0.8%もの上積みが必要になるのだが果たして。

売上も200億円を超えてくる。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 1,641
有利子負債 当決算期末残高 11,988
現金預金 当決算期末残高 2,018
株主資本 当決算期末残高 8,695
当期純利益 決算短信 1,041
総資産 当決算期末残高 23,555
発行済み株式数 当決算期末残高 12.012
支払利息 決算短信 84
減価償却費 決算短信 748
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 87
BPS 純資産÷発行済み株式数 724
株価(円) 直近株価 2,004
配当金額 決算短信 18
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 216.213
時価総額 株価×発行済み株式数 24,072

 

総資産235億円。株主資本86億円。自己資本比率36.9%

有利子負債119億円。D/Eレシオは1.38倍。

流動資産33億円。流動負債28億円。流動比率118.9%

ネットキャッシュは△99億円の赤字。

財政状況は良いとは言えないスコアと思う。

時価総額は240億円。知名度の割にはまだまだ。

 

当決算から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 11.97%
ROA 総資本利益率 4.42%
PER 株価収益率 23.12
PBR 株価純資産倍率 2.77
ROIC 投下資本利益率 5.11%
WACC 加重平均資本コスト 1.31%
EBITDA 減価償却前営業利益 2,389
FCF Free cash Flow 445
EV 企業価値 34,042
配当利回り 0.90%
配当性向 20.77%

 

ROEはまずますだが、ROAとROICは少し物足りなさを感じる。

グレアム指数は64.02倍と高い。

EV/EBITDAは14.25倍と高い。

PEGレシオは21.16倍と高く感じる。

FCFマージンは2.31%と決して厚いわけではなさそう。

配当利回りは低い。配当性向はそこそこ。

つまり株価は高いと思う。

 

次年度業績予想から計算する経営指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 1,900
当期純利益 決算短信 1,226
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 102
予想配当金額 決算短信 18
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 216.213

 

上記業績予想パラメタを入力して、経営指標を再計算。

各指標
ROE 自己資本利益率 14.10%
ROA 総資本利益率 5.20%
PER 株価収益率 19.63
ROIC 投下資本利益率 5.91%
EBITDA 減価償却前営業利益 2,648
FCF Free cash Flow 1,971
EV 企業価値 34,042
配当利回り 0.90%
配当性向 17.64%

 

劇的な成長見込みではないため、スコアはほとんど変わらないといっていいでしょう。

ROEはなかなか良くなってきたようにも見えるか。

グレアム指数は54.36倍とまだまだ高い。

EV/EBITDAは12.86倍と高い。

PEGレシオは16.96倍。まあまあ。

FCFマージンは投資CFは考えないで計算すると10.32%となかなかのスコア。

配当利回り、配当性向も似たような感じ。

 

総括

PBR2.77倍。安いとは思いません。

しかし売上が200億円だったり、営業利益率も思ったほど悪くない。

意外と経営地力を感じる会社だなあという印象。

私は買わないとは思いますが、「安い美容室」からイメージしていたのよりはずっと数字が良い。

これからの課題としては、優秀な美容師人材の確保とかでしょうか。

今、美容業界も人手不足感がありますから、これを確保していくのは喫緊の経営課題でしょう。

普通、美容師になりたい若者で、格安の1,200円で切りたい、と考える子はあまり多くはないと思いますし。

デフレの産んだ企業、という感じもします。

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