【Wantedly】2018.5(3Q決算)

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社長が若い美人女性ということでも有名。

良くも悪くも派手な会社。

今回は2018.5期、3Q決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 1,515 8 △ 16
前決算② 910 1 △ 6
業績予想③ 1,627 194 134
YoY 605 7 △ 10
166.5% 800.0% 266.7%
③-① 112 186 150
進捗率 93.1% 4.1% -11.9%

 

【対前四半期累計】

増収(+605、166.5%)、増益(+7、800%)

営業利益は大きく増進し、8倍に。(前期の営業利益が低すぎるということもあるが)

営業利益率は0.1%から0.5%へと0.4%改善。

しかし営業利益率はかなり低いです。

営業利益が薄いので、最終利益では赤字に転落している。

利幅をどうにかしないときつそうです。

【対業績予想】

進捗率。

売上は93.1%と順調な消化具合。このまま行けば、目標過達は軽々クリアできそうです。

しかし営業利益の進捗率はなんと4.1%。。。。

かなり苦しい進捗。とても達成はできそうにないと思うのですが。。

業績予想の修正は行っていますが、なんと下方ではなく売上の上方修正。

正気の沙汰とも思えないのですが。。何か残り3か月で営業利益を達成する秘策があるのでしょうか。

残り3か月で達成可能な目標数値なのか、、、そこは大いなる謎です。

業績予想の営業利益率は11.9%ですから、11.4%踏ん張って上げていかないといけない。

とても可能とは思えませんが。。

残り3か月でそんな離れ業をやってのけたら、私などは粉飾決算を疑ってしまいそうです。

営業CFやFCFのスコアには要注意でしょう。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 194
有利子負債 当決算期末残高 0
現金預金 当決算期末残高 498
株主資本 当決算期末残高 517
当期純利益 業績予測 134
総資産 当決算期末残高 1,009
発行済み株式数 当決算期末残高 9.141
支払利息 業績予測 0
非資金的費用 業績予測 11
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 15
BPS 純資産÷発行済み株式数 57
株価 直近株価 2,337
予想配当金額 決算短信 0.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 0.000
時価総額 株価×発行済み株式数 21,363

 

総資産10億円。株主資本5億円。自己資本比率は51.2%

有利子負債なし。

流動資産7.1億円。流動負債4.9億円。流動比率144.0%

ネットキャッシュは+4.9億円で対総資産比率が49.4%と高い。

現状、資金繰りに全く問題は見当たらない。

時価総額は213億円。

これは高いのか安いのか下で検証していきます。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 25.92%
ROA 総資本利益率 13.28%
PER 株価収益率 159.42
PBR 株価純資産倍率 41.32
ROIC 投下資本利益率 24.15%
WACC 加重平均資本コスト 0.00%
EBITDA 減価償却前営業利益 205
FCF Free cash Flow 79
EV 企業価値 20,865
予想利回り 0.00%
配当性向 0.00%

 

ご覧の通り、ROE,ROA,ROICのスコアがかなり良い。

しかしこれは飽くまで、現状掲げている業績予想をクリアできれば、という話。

営業利益の進捗率は3Q時点で、4.1%というやばい数字なのです。

この調子で4Qを締めれば、私は最終赤字も十分あり得るのではないかと考えます。

すると、ROE,ROA,ROICのスコアは全くの絵に描いた餅。赤字に転落します。

3Q時点でこの成績で、業績予想の下方修正をしないというのは全く理解に苦しみます。

「いくら何でも業績予想に下駄履かせすぎだろ」という最終利益で計算したグレアム指数が、6587.4倍、という超高値。

同様に、良すぎるように思われる営業利益で弾いたEV/EBITDAは101.8倍とこちらも超高値。

PEGレシオは19.93倍。成長率は8倍なので。

FCFマージンは4.8%と現状の営業利益率では到底達成困難なほどの高スコアを叩きだしてしまっている。

配当はなし。現状はカネに余裕があっても、配当するほど気前は良くないでしょう。

そこは理解できる。

 

総括

PBR41.32倍。とても買う気にはなれません。

逆に、これを買っている人はなぜ買っているのか、聞いてみたいものです。

いくらなんでも業績予想吹かし過ぎでは??

もはや3Q時点において進捗率が4.1%の営業利益が、どうして残り3か月で見込み達成可能なのか。

そこらへんの合理的な理由を開示してもらわないと不信感はぬぐえないなという印象。

上にも書きましたが、これで本決算になってみて、しれっと業績予想をクリアなんてしていたら、粉飾決算なのではないかと私のような性悪説の人間は考えるのではないでしょうか。

その際には、営業CFとFCFを具に点検し、整合性チェックを綿密にすることをオススメします。

ただ、事業自体は全然、嫌いではなく、むしろ好きです。

なので余計に、目先の株価を追うような真似は止めて、地道に、営業利益を積み重ねて欲しいと外野の人間としては切望するものです。

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