【明豊エンタープライズ】2018.7(本決算)

関連過去記事。

★2018.4期、3Q決算

http://tamojun51.com/archives/1934

★2018.1期、2Q決算

http://tamojun51.com/archives/1749

★2017.10期、1Q決算

http://tamojun51.com/archives/1553

今回は2018.7期、本決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 14,479 2,746 1,677
前決算② 7,496 675 747
当期業績予想③ 15,100 2,470 1,850
翌期業績予想④ 14,000 920 600
①-② 6,983 2,071 930
成長率 193.2% 406.8% 224.5%
①-③ △ 621 276 △ 173
達成率 95.9% 111.2% 90.6%
④-① △ 479 △ 1,826 △ 1,077
成長率 96.7% 33.5% 35.8%

 

【対前期】

増収(+6,983、193.2%)、増益(+2,071、406.8%)

特に増益率は凄い。およそ4倍。

営業利益率は9.0%から19.0%へと10%も伸長。

当期はかなりの好決算であったということが分かる。

【対当期業績予想】

減収(△621、95.9%)、増益(+276、111.2%)

売上は目標未達。営業利益は過達。

業績予想の営業利益率は16.4%だったので、+2.6%でフィニッシュ。

売上未達は残念だが、高利益率を考えるとやはり好決算。

【対次年度業績予想】

減収(△479、96.7%)、減益(△1,826、33.5%)

大きなマイナス計画。

理由としては、当期にあった大型分譲案件などがまだ見込めていないことが挙げられる。

それにしても営業利益の落ち込みがすごい。

当期が良すぎたという側面はあるのでしょうが。

営業利益率は6.6%と、12.4%もの大きな下落率。

なかなか厳しい見込みである。

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
不動産分譲 12,046 2,612 83.2%
不動産賃貸 2,047 222 14.1%
不動産仲介 21 21 0.1%
請負 326 43 2.3%
その他 37 33 0.3%

 

やはり分譲が生命線。利益率も21.7%と高い。

次年度も、大型の分譲案件を何とかモノにして、当期並みの経営成績を期待したいが、それは難しい相談なのだろうか。。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 2,746
有利子負債 当決算期末残高 4,868
現金預金 当決算期末残高 1,640
株主資本 当決算期末残高 4,225
当期純利益 決算短信 1,677
総資産 当決算期末残高 10,312
発行済み株式数 当決算期末残高 24.021
支払利息 決算短信 113
減価償却費 決算短信 4
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 70
BPS 純資産÷発行済み株式数 176
株価(円) 直近株価 553
配当金額 決算短信 8
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 192.169
時価総額 株価×発行済み株式数 13,284

 

総資産103億円。株主資本42億円。自己資本比率は41.0%

有利子負債48億円。D/Eレシオは1.15倍。

流動資産99億円。流動負債40億円。流動比率244.5%

ネットキャッシュは△32億円の赤字。

不動産業の常として、あまり財政状態が良いとは言えない。

時価総額は132億円と、まだまだ規模は小さい。

 

当決算から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 39.69%
ROA 総資本利益率 16.26%
PER 株価収益率 7.92
PBR 株価純資産倍率 3.14
ROIC 投下資本利益率 19.44%
WACC 加重平均資本コスト 2.91%
EBITDA 減価償却前営業利益 2,750
FCF Free cash Flow -633
EV 企業価値 16,512
配当利回り 1.45%
配当性向 11.46%

 

ROE,ROA,ROICのスコアはかなり良い。

当決算の営業利益率は19.0%という好スコアなので当然の結果でもある。

グレアム指数は24.90倍とそこまで高くはない。

EV/EBITDAは6倍ジャストとかなり安い。

PEGレシオも1.95倍とかなり安い。

FCFは△6.3億円の赤字。投資CFで20億円くらい使っているのが大きい。

配当利回りと配当性向はまあそこそこ。

 

業績予想から計算する経営指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 920
当期純利益 決算短信 600
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 25
予想配当金額 決算短信 5
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 120.105

 

上記の業績予想パラメタを入力して計算した結果がこちら。

各指標
ROE 自己資本利益率 14.20%
ROA 総資本利益率 5.82%
PER 株価収益率 22.14
ROIC 投下資本利益率 6.51%
EBITDA 減価償却前営業利益 924
FCF Free cash Flow 596
EV 企業価値 16,512
配当利回り 0.90%
配当性向 20.02%

 

一気にスコアは悪化。

ROE,ROA,ROICは当決算のスコアと見る影もない。それでも、悪いスコアではないとは思うが。

グレアム指数は69.61倍と高い。

EV/EBITDAも17.87倍と高い。

マイナス成長なので、PEGレシオは測定不能。

FCFマージンは3.95%とちと物足りない。

配当利回りも少し寂しい。

ただカネがあるなら、配当よりも自社株買いなどして欲しいが。

 

総括

当期の決算はかなり良かった。

それだけに、次年度の業績予想は残念。

あとトピックとしては、特別損失の計上のリリースか。

http://pdf.irpocket.com/C8927/HJXQ/uAOB/OtsZ.pdf

中国の不動産開発事業への投資額への貸倒引当金の繰入。

当期は利益がいっぱい出ているので、この貸引繰入5.7億円もそれほどすごいインパクトがあるわけではないが。

まあ貸引の繰入はキャッシュアウトは伴わないので、そこまで危機感を私は感じませんが。

次年度の業績予想については、残念ではありますね。

何とか、大型案件を受注して、取り戻してもらいたいものとは思います。

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