【楽天】2018.6(2Q決算)

ネット通販で国内双璧。

金融、旅行など総合路線。社内英語公用化。

19年に携帯電話事業参入へ。

関連過去記事。

★2017.9期、3Q決算

http://tamojun51.com/archives/1434

★携帯電話大手3社比較分析。

http://tamojun51.com/archives/1961

今回は2018.6期、2Q決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 512,161 89,670 64,522
前決算② 440,090 68,616 40,236
業績予想③ 1,050,000 128,000 78,600
YoY 72,071 21,054 24,286
116.4% 130.7% 160.4%
③-① 537,839 38,330 14,078
進捗率 48.8% 70.1% 82.1%

 

【対前四半期累計】

増収(+72,071、116.4%)、増益(+21,054、130.7%)

ここに来て、営業増益。+30%はお見事。

営業利益率は15.6%から17.5%へと1.9%もアップ。

しぶとい楽天。

しかし決算短信は、何だか知らないが、やたらと見にくくなっていた。

そこは普通にして欲しい。

【対業績予想】

進捗率。

売上は48.8%とショートしているが、営業利益は70.1%と順調な消化具合。

業績予想の営業利益率は12.2%なので、もう+5.3%も。

調子が良いようだ。

決算短信の見づらさはえげつないが。

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
インターネットサービス 362,482 53,513 70.8%
FinTech 195,253 44,544 38.1%
調整 △ 45,574 △ 8,387 -8.9%

 

楽天市場、そして楽天金融はとても良い。消費者としてだ。

逆に言うと、それ以外の事業は正直どうなんだ、という感じ。

特に通信事業参入。大手のMNOに殴り込みというのは少しクレイジーが過ぎるのではないかと思わないでもない。

格安SIMで頑張っていればいい話。

格安SIMで利益が出ないのは、大手MNOの通信回線の利用料金が大きすぎるから。

大手の通信3社が利益が出ているのはそんな既得権益を恣にしているからです。

だから、格安SIMのMVNOへの、回線利用料を、もっと安くするような、ロビィ活動をこそ、楽天はやれば良かったのではないか、と考えている。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 128,000
有利子負債 当決算期末残高 4,841,471
現金預金 当決算期末残高 737,598
株主資本 当決算期末残高 697,363
当期純利益 業績予測 78,600
総資産 当決算期末残高 6,650,055
発行済み株式数 当決算期末残高 1,348.056
支払利息 業績予測 3,944
非資金的費用 業績予測 67,552
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 58
BPS 純資産÷発行済み株式数 517
株価 直近株価 766
予想配当金額 決算短信 4.5
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 6,066.251
時価総額 株価×発行済み株式数 1,033,150

 

総資産6.6兆円。株主資本0.69兆円。自己資本比率10.5%

有利子負債4.8兆円。D/Eレシオは6.94倍。

今回の決算短信から、なぜか流動資産と固定資産、および流動負債と固定負債を分けて表示しなくなったため、流動比率は分からず。。。

ネットキャッシュは△3.3兆円の大赤字。

こんな火の車の財政状態で、さらに、通信事業のために、借金を増やそうとしている。

とても株を買う気にはなれない。

時価総額は1兆円。ただ危なっかしい。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 11.27%
ROA 総資本利益率 1.18%
PER 株価収益率 13.14
PBR 株価純資産倍率 1.48
ROIC 投下資本利益率 1.49%
WACC 加重平均資本コスト 0.16%
EBITDA 減価償却前営業利益 195,552
FCF Free cash Flow 108,315
EV 企業価値 5,137,023
予想利回り 0.59%
配当性向 7.72%

 

自己資本比率が低いので、ROEはそれなりに高い。

しかしROA,そしてROICがゲロ低い。

計算してみるとわかる、これは買ってはいけない銘柄のひとつではないか。

グレアム指数は19.5倍と安い。

EV/EBITDAはところが、26.3倍とかなり高い。やはり買ってはいけない銘柄。

PEGレシオは10.06倍とそこそこ。

営業利益率が結構出ていたので、FCFマージンは10.3%とまあまあ。

配当利回りは低い。

正直投資したい銘柄ではない。

 

総括

ROEはともかく、ROA,ROICのスコアはかなり悪い。

加えて、借金まみれ。財政状態はかなり貧乏。

積極的にこの会社の株を買う気は起らない。

ただ、楽天市場、そして楽天金融、そして何より、私は楽天パンダのファン。

通信事業とか火遊びは止めて、これらの事業に集中して欲しいとは思う。

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