【ブイ・テクノロジー】2018.3(本決算)

液晶ディスプレー、有機ELディスプレー等の製造・検査関連装置が主力。

ファブレスメーカー(工場設備を保有しないメーカー)。

過去記事。

★2017.3期、本決算

http://tamojun51.com/archives/1030

今回は2018.3期、本決算について分析。

決算情報は決算短信より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 66,067 12,545 7,837
前決算② 45,376 5,414 2,813
当期業績予想③ 66,000 12,000 7,400
翌期業績予想④ 82,000 16,500 10,000
①-② 20,691 7,131 5,024
成長率 145.6% 231.7% 278.6%
①-③ 67 545 437
達成率 100.1% 104.5% 105.9%
④-① 15,933 3,955 2,163
成長率 124.1% 131.5% 127.6%

 

【対前期】

増収(+20,691、145.6%)、増益(+7,131、231.7%)

成長ぶりが凄い。特に営業利益の伸びが凄い。

営業利益率は11.9%から19.0%へと、7.1%もの超ジャンプアップ。

元々そんなに低くない利益率なのにここまで営業利益率がアップするのは凄い。

中国市場の凄さか。

【対当期業績予想】

増収(+67、100.1%)、増益(+545、104.5%)

業績予想はきちんとクリア。しかもブレが少ない。

模範的な財務能力と思われます。

業績予想の営業利益率は18.2%だったので+0.8%もご立派。

【対翌期業績予想】

増収(+15,933、124.1%)、増益(+3,955、131.5%)

なかなかの成長予想。

この規模でもこれだけ成長させられるとは意欲的。

営業利益率は20.1%で、+1.1%

20%の大台に乗せられるのか。

 

決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 12,545
有利子負債 当決算期末残高 5,068
現金預金 当決算期末残高 22,281
株主資本 当決算期末残高 19,152
当期純利益 決算短信 7,837
総資産 当決算期末残高 64,786
発行済み株式数 当決算期末残高 4.952
支払利息 決算短信 25
減価償却費 決算短信 325
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 1,583
BPS 純資産÷発行済み株式数 3,868
株価(円) 直近株価 20,050
配当金額 決算短信 270
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 1,336.905
時価総額 株価×発行済み株式数 99,278

 

総資産647億円。株主資本191億円。自己資本比率29.6%

有利子負債50億円。d/eレシオは0.26倍。

流動資産631億円。流動負債410億円。流動比率153.8%

ネットキャッシュは+172億円で対総資産比率は26.6%

カネがある。財務は強い。

時価総額が992億円。もうとっくに1,000億円なのかと思っていた。

 

当期決算から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 40.92%
ROA 総資本利益率 12.10%
PER 株価収益率 12.67
PBR 株価純資産倍率 5.18
ROIC 投下資本利益率 33.34%
WACC 加重平均資本コスト 5.59%
EBITDA 減価償却前営業利益 12,870
FCF Free cash Flow 5,990
EV 企業価値 82,065
配当利回り 1.35%
配当性向 17.06%

 

ROE,ROA,ROICのスコアはとても良い。

特にROICの33.34%はかなり魅力的。

グレアム指数は65.67倍。高い。

EV/EBITDAは6.38倍。安い。

PEGレシオは5.47倍。そこそこ安い。

FCFマージンは9.07%。そこそこ。

ただ営業利益率の高さを考えると、少し物足りない。15%は欲しい。

配当利回りもそこそこ。

 

翌期業績予想から計算する経営指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 16,500
当期純利益 決算短信 10,000
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 2,020
予想配当金額 決算短信 320
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 1,584.480

 

上記業績予想パラメタを入力して、経営指標を再計算する。

各指標
ROE 自己資本利益率 52.21%
ROA 総資本利益率 15.44%
PER 株価収益率 9.93
ROIC 投下資本利益率 43.85%
EBITDA 減価償却前営業利益 16,825
FCF Free cash Flow 10,944
EV 企業価値 82,065
配当利回り 1.60%
配当性向 15.84%

 

ROE,ROA,ROICがとても良い。

そして上記と同様、ROICのスコアが飛び切り良い。これは凄い。

グレアム指数は51.46倍とちと高い。

しかしEV/EBITDAは4.88倍と安い。

PEGレシオは7.55倍と高くはない。

FCFマージンは16.58%とかなり良い。

運転資本次第でしょう。

今回は結構売掛債権と棚卸資産増えていました。(仕入債務もですが)

 

総括

ROE,ROA,ROICのスコアを鑑みるにとても魅力的な銘柄。

財務状態もかなり良い。

ただ、いかんせん、単位株買うのに、200万円は高すぎるでしょう。

機関投資家ならともかく、個人投資家にとっては100株200万円はなかなか手が出せない。

ハナから、機関投資家しか相手にしていないという財務姿勢なら、それはそれで構いませんが。

株式分割とかしてもらわんと、とても買う気にはなれないというところ。

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