【岐阜造園】2018.3(2Q決算)

岐阜造園過去エントリ。

★2017.9(本決算)

http://tamojun51.com/archives/1442

★2017.6(3Q決算)

http://tamojun51.com/archives/1187

今回は2018.3期、2Q決算について分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 2,195 237 156
前決算② 2,111 190 139
業績予想③ 3,421 237 167
YoY 84 47 17
104.0% 124.7% 112.2%
③-① 1,226 0 11
進捗率 64.2% 100.0% 93.4%

 

【対前四半期累計】

増収(+84、104.0%)、増益(+47、124.7%)

売上はともかく、営業利益の伸びはなかなか。

営業利益率は9.0%から10.8%へと1.8%アップ。

営業利益率が2ケタに乗りました。

東京五輪の好影響があるということですが。

【対業績予想】

進捗率。

売上は64.2%消化。かなり早いペース。見積もりが保守的過ぎるのでしょう。

営業利益に至っては、2Qで既に目標を達成。ちゃんと上方修正しなくてはいけないと思います。

業績予想の営業利益率は6.9%ですから、+3.9%の営業利益率の上振れ。

下振れよりは当然良いわけですが、2Qでこれだけズレてくると、当社の財務能力に少し疑問符も。

とにかく当期においては、業績予想の上方過達はおそらく堅いように見受けられますので、上方修正リリースして欲しいものだとは思いました。

こういう変なところで奥ゆかしさを発揮する企業が多いような印象はあります。

しかし上場したからには、株価を上げるというのは経営的な最重要課題なので、ちゃんとやって欲しいとは思います。

 

当四半期末決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 237
有利子負債 当決算期末残高 514
現金預金 当決算期末残高 1,876
株主資本 当決算期末残高 2,417
当期純利益 業績予測 167
総資産 当決算期末残高 3,822
発行済み株式数 当決算期末残高 1.452
支払利息 業績予測 2
非資金的費用 業績予測 16
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 115
BPS 純資産÷発行済み株式数 1,665
株価 直近株価 1,328
予想配当金額 決算短信 35.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 50.813
時価総額 株価×発行済み株式数 1,928

 

総資産38億円。株主資本24億円。自己資本比率63.2%

有利子負債5億円。D/Eレシオが0.21倍。

流動資産28億円。流動負債11億円。流動比率248.7%

ネットキャッシュは+13億円。対総資産比率が35.6%

キャッシュリッチ。財政状態はとても良いです。

特に文句のつけようはなし。

時価総額は19億円。。。小さい。。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 6.91%
ROA 総資本利益率 4.37%
PER 株価収益率 11.54
PBR 株価純資産倍率 0.80
ROIC 投下資本利益率 5.20%
WACC 加重平均資本コスト 1.78%
EBITDA 減価償却前営業利益 253
FCF Free cash Flow 135
EV 企業価値 566
予想利回り 2.64%
配当性向 30.43%

 

ROE,ROA,ROICはちと寂しいスコア。

もう少し欲しいなとは思う。ちとキャッシュを持ちすぎなのだろうか。

グレアム指数は9.2倍と安い。

EV/EBITDAも2.2倍とまた安い。

PEGレシオは9.26倍とこちらも割安。

FCFマージンは3.9%と少し寂しい。

売掛債権が増えすぎですね。

配当利回りは2.64%とまあまあ。配当性向も。

まあカネに使い道がないなら、配当よりも自社株買いした方が良いとは思います。

 

総括

ファンダメンタルズの割には安い。

ROE,ROA,ROICのスコアは上記したように物足りないが、財政状態はかなり良い。

東京五輪の影響?などもあり、営業利益もなかなか。

ただ、東京五輪までの命、とか投資家に思われているのかもしれません。

私も、造園緑化業が、今後、ブレイクするとはとても思えないのですが、ビジネスというのは水物。

どんなビジネスが未来においてスケールしているのか、誰にも予測不可能です。(何がブレイクするか予測できるなら自分でビジネスすればよい)

だから、虚心坦懐に、ただ決算のスコアだけを見ることを心掛けています。

そもそも多くの凡人が予想できてしまうことなど、競争優位になりませんから、結局愚直に決算スコアから相対判断していくしかないのではないでしょうか。

そういう意味ではこの銘柄は悪くはない。

PBR0.8倍。EV/EBITDAに至っては2.2倍ですので。

ただセカンダリーマーケットで売買するのはまた私と同じ多くの凡人であるということも考え合わせると(機関投資家だって万能でないのはご承知の通り)、市場というのはつくづく良くできたそれだと思うところです。

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