【飲料大手3社】2017決算比較

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今回は飲料大手3社(サントリー、コカ・コーラ、伊藤園)の決算比較分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

サントリー コカ・コーラ 伊藤園
売上高 1,234,008 872,623 494,793
営業利益 117,955 40,579 22,043
営業利益率 9.6% 4.7% 4.5%
営業CF 149,513 72,450 25,322
営業CFマージン 12.1% 8.3% 5.1%
最終利益 78,112 25,244 12,553

 

売上トップはサントリーの1.2兆円。

「サントリー天然水」や「BOSS」、「伊右衛門」など強い。

営業利益率でも、9.6%のサントリーがトップスコア。

営業CFマージンでも、12.1%のサントリーがトップ。

こと飲料に関しては、サントリーが他を突き離し、堂々の王者。

圧倒的に強い。

 

当期末決算パラメタ比較

サントリー コカ・コーラ 伊藤園
総資産 1,522,029 883,918 301,180
株主資本 690,437 616,642 145,826
現金預金 113,883 101,858 61,664
有利子負債 307,029 79,848 75,226
流動資産 430,914 285,974 173,798
流動負債 453,088 126,357 77,187
支払利息 2,724 539 656
非資金的費用 63,934 41,341 15,041
EPS 253 144 142
BPS 2,234 3,524 1,644
配当金額 75 44 40
配当総額 23,175 7,700 3,548
発行済み株式数 309.000 174.991 88.705
株価 4,900 4,510 5,240
時価総額 1,514,100 789,209 464,814

 

総資産1.5兆円、株主資本0.69兆円で、サントリートップ。

コカ・コーラBJHも大きい。2017.4に、コカ・コーラEJと経営統合した影響などあり。

サントリー コカ・コーラ 伊藤園
自己資本比率 45.4% 69.8% 48.4%
D/Eレシオ 0.44 0.13 0.52
流動比率 95.1% 226.3% 225.2%
ネットキャッシュ △ 193,146 22,010 △ 13,562
 対総資産比率 -12.7% 2.5% -4.5%

 

経営統合の効果などもあり、自己資本比率は69.8%のコカ・コーラがトップ。

D/Eレシオも0.13倍、流動比率226.3%、ネットキャッシュが220億円の黒字と、財務面では、コカ・コーラが一歩抜きんでている。

他の2社はネットキャッシュが赤字。

サントリーにいたっては、借金などが大きすぎて、流動比率が100%割れ。

財務的には、サントリーはお世辞にも良いとは言い難い状況。

 

当年度決算から計算する経営指標

サントリー コカ・コーラ 伊藤園
ROE 11.31% 4.09% 8.61%
ROA 5.13% 2.86% 4.17%
ROIC 7.61% 3.75% 6.42%
PER 19.4 31.3 37.0
PBR 2.2 1.3 3.2
WACC 2.6% 1.2% 1.9%
EBITDA 181,889 81,920 37,084
FCF 87,966 9,607 11,071
EV 1,707,246 767,199 478,376
配当利回り 1.53% 0.98% 0.76%
配当性向 29.7% 30.5% 28.3%

 

ROE,ROA,ROICともに、サントリーのひとり勝ち。

特に、コカ・コーラは悪い。経営統合の影響か。

すべてのスコアが低い。経営が重たい。

伊藤園も決して良くはない。

サントリー コカ・コーラ 伊藤園
グレアム指数 42.5 40.0 118.0
EV/EBITDA 9.4 9.4 12.9
PEGレシオ 18.4 16.3 36.6
FCFマージン 7.1% 1.1% 2.2%

 

グレアム指数を見ると、コカ・コーラが一番安い。

しかし伊藤園は高い。基本的にはどの銘柄も割高。

EV/EBITDA的には、サントリーとコカ・コーラは良い。安い。

伊藤園は高い。

PEGレシオでは、サントリーとコカ・コーラはまあまあか。

ここでも伊藤園がひとり高い。

FCFマージンを見ると、コカ・コーラと伊藤園はまた低い。

7.1%のサントリーが少しは見られるか、というところ。

総じて割安感は感じません。

 

業績予想から計算する経営指標

サントリー コカ・コーラ 伊藤園
売上 1,293,000 1,007,300 507,800
営業利益 127,000 49,700 23,000
営業利益率 9.82% 4.93% 4.53%
最終利益 80,000 28,800 14,000
EPS 259 165 158
予想配当金額 78 50 40
予想配当総額 24,102 8,750 3,548

 

上記の業績予想パラメタを入力して、経営指標を再計算している。

サントリー コカ・コーラ 伊藤園
ROE 11.59% 4.67% 9.60%
ROA 5.26% 3.26% 4.65%
ROIC 8.19% 4.59% 6.70%
PER 18.9 27.4 33.2
EBITDA 190,934 91,041 38,041
FCF 145,671 73,328 29,844
配当利回り 1.59% 1.11% 0.76%
配当性向 30.1% 30.4% 25.3%

 

ROE,ROA,ROICは変わらず、サントリーがトップ。

コカ・コーラは相変わらず悪い。

サントリー コカ・コーラ 伊藤園
グレアム指数 41.5 35.1 105.8
EV/EBITDA 8.9 8.4 12.6
PEGレシオ 17.6 22.4 31.8
FCFマージン 11.3% 7.3% 5.9%

 

グレアム指数。総じて高いのだが、特に、伊藤園が高い。買われ過ぎと感じる。

EV/EBITDA。サントリーとコカ・コーラは割安と言えなくもない。伊藤園は高い。

PEGレシオ。サントリーが頭一つ安い。

FCFマージン。サントリーがトップ。営業利益率が大きく影響。

 

総括

beverage companyは総じて、株価が高い。

なぜなら、日常的に、みんな飲んでいるので、親しみやすい。自然、知名度も高い。

テレビCMなども頻繁に露出している。

だから、株価が実力以上に高い、そんな歪みを感じる。

よって、どの銘柄も買うべきではない、とは思う。

しかし敢えて、3つの銘柄から、買うべきそれを勘案するならば、やはり、王者サントリーなのかな、とは思う。

上記してきたように、ROE,ROA,ROICでは、他社に比べたら、マシ。

また、相対的に、割安とも言える。

ただ財務内容がかなり悪い(借金が多い)が。

あとは、よくdrinkを飲む人は、それぞれ、株主優待があるので、それも魅力的なのかもしれない。

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