【サンヨーホームズ】2018.3(本決算)

戸建て住宅、マンション、賃貸福祉住宅の設計・販売が主。

近畿圏中心に首都圏、中部圏等で展開。

今回は2018.3期、4Q決算について分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額については切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 54,117 1,894 1,243
前決算② 55,504 1,517 972
2017業績予想③ 57,800 2,010 1,200
2018業績予想④ 62,650 2,110 1,350
①-② △ 1,387 377 271
成長率 97.5% 124.9% 127.9%
①-③ △ 3,683 △ 116 43
達成率 93.6% 94.2% 103.6%
④-① 8,533 216 107
成長率 115.8% 111.4% 108.6%

 

【対前期】

減収(△1,387、97.5%)、増益(+377、124.9%)

減収はしたものの、増益。

営業利益率は2.7%から3.5%へと、0.8%アップ。

しかし、営業利益率は低い。

【対当期業績予想】

減収(△3,683、93.6%)、減益(△116、94.2%)

減収減益。業績予想ショート。

よろしくない決算。

業績予想の営業利益率は3.5%で、実績と同程度だが。

【対次年度業績予想】

増収(+8,533、115.8%)、増益(+216、111.4%)

成長率は、これだけの成熟産業を考えるとなかなか意欲的にも見えなくない。

しかし、当年度の業績予想をクリアできなかった不信は大きいでしょう。

さして変わらない地合いの中、どうやってこの業績予想をクリアしていくのでしょうか。

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
住宅 22,534 △ 118 41.6%
マンション 28,777 2,293 53.2%
その他 2,805 642 5.2%
調整 △ 922 0.0%

 

なんと、主力事業の住宅事業は△118の赤字になっている。

これは改善の余地がありそうです。とにかく赤字は良くないでしょう。

いっそ撤退して、リソースを得意事業に収斂させるとか。

構成比は5.2%と高くないが、利益率が22.9%と一番振るっているのが、その他事業。

内容としては生活支援等?

赤字事業よりも、こっちを大きく膨らませればいいのに。と門外漢としては考えるところ。

 

当決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 1,894
有利子負債 当決算期末残高 16,400
現金預金 当決算期末残高 7,836
株主資本 当決算期末残高 16,809
当期純利益 決算短信 1,243
総資産 当決算期末残高 48,056
発行済み株式数 当決算期末残高 12.317
支払利息 決算短信 124
減価償却費 決算短信 67
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 101
BPS 純資産÷発行済み株式数 1,365
株価(円) 直近株価 1,148
配当金額 決算短信 15
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 184.748
時価総額 株価×発行済み株式数 14,139

 

総資産480億円。株主資本168億円。自己資本比率35.0%

有利子負債164億円。D/Eレシオは0.98倍。

流動資産449億円。流動負債237億円。流動比率189.2%

ネットキャッシュは△85億円の赤字。

財務内容はお世辞にも良いとは言い難い。

時価総額は141億円。小さい。

 

当期決算から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 7.39%
ROA 総資本利益率 2.59%
PER 株価収益率 11.38
PBR 株価純資産倍率 0.84
ROIC 投下資本利益率 3.67%
WACC 加重平均資本コスト 0.80%
EBITDA 減価償却前営業利益 1,961
FCF Free cash Flow 5,779
EV 企業価値 22,703
配当利回り 1.31%
配当性向 14.86%

 

ROE,ROA,ROICは良いスコアとはとても言えない。

グレアム指数は9.57倍で割安だが。

EV/EBITDAは11.58倍。高い。

PEGレシオは9.11倍と割高ではないが、PERが低いのが主要因。

FCFマージンは10.68%と結構良い。

棚卸資産が大きく減っているのが奏功しているようです。

配当利回り、配当性向は高くはない。

カネがないので当然でしょう。

 

次年度業績予想から計算する経営指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 2,110
当期純利益 決算短信 1,350
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 110
予想配当金額 決算短信 25
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 307.913

 

上記業績予想パラメタを入力して、経営指標を再計算する。

その結果がこちら。

各指標
ROE 自己資本利益率 8.03%
ROA 総資本利益率 2.81%
PER 株価収益率 10.47
ROIC 投下資本利益率 4.09%
EBITDA 減価償却前営業利益 2,177
FCF Free cash Flow 1,425
EV 企業価値 22,703
配当利回り 2.18%
配当性向 22.81%

 

ROE,ROA,ROICは相変わらず魅力的ではない。

グレアム指数は8.81倍と安いが。

EV/EBITDAは10.43倍、割高。

PEGレシオは9.40倍。高くはない。

FCFマージンは2.47%、やはり営業利益率が低いのがきつい。

ただ配当利回りと配当性向が結構良い。

カネがないのに。。

 

総括

ファンダメンタルズが良くない。

ROE,ROA,ROICは低い。

そして、財務内容も決してキャッシュリッチとは言えない。

グレアム指数的にはともかく、EV/EBITDA的には割高。

この銘柄を今買う、経済合理性はないでしょう。

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