【トイレタリー大手3社】2017年度(本決算)

関連過去エントリ。

★2016年度トイレタリー大手3社

http://tamojun51.com/archives/1064

★花王、2018.3期、1Q決算

http://tamojun51.com/archives/1845

★花王、2017.12期、本決算

http://tamojun51.com/archives/1631

今回は2017.12期、トイレタリー大手3社(花王、ユニチャーム、ライオン)の財務分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合全て百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

花王 ユニチャーム ライオン
売上高 1,489,421 641,647 410,484
営業利益 204,791 92,926 27,206
営業利益率 13.7% 14.5% 6.6%
営業CF 185,845 98,086 28,562
営業CFマージン 12.5% 15.3% 7.0%
最終利益 147,010 52,772 19,827

 

国内王者花王。売上は1.5兆円に迫る勢い。2位ユニチャームにダブルスコアです。

営業利益率では、ユニチャームが若干リードしている。

営業CFマージンもユニチャームに軍配。

ライオンは営業利益率がちと寂しい。

 

当期決算パラメタ

花王 ユニチャーム ライオン
総資産 1,427,375 736,644 331,751
株主資本 806,381 387,567 162,104
現金預金 343,076 169,903 23,781
有利子負債 120,584 64,189 5,608
流動資産 789,380 407,176 203,495
流動負債 421,671 193,979 127,225
支払利息 1,339 928 205
非資金的費用 54,508 29,345 9,386
EPS 298 90 68
BPS 1,636 660 558
配当金額 110 20 17
配当総額 54,212 11,746 4,940
発行済み株式数 492.832 587.322 290.581
株価 8,190 3,314 2,023
時価総額 4,036,295 1,946,386 587,846

 

総資産も1.4兆円で、当然王者花王がトップサイズ。

花王 ユニチャーム ライオン
自己資本比率 56.5% 52.6% 48.9%
D/Eレシオ 0.15 0.17 0.03
流動比率 187.2% 209.9% 159.9%
ネットキャッシュ 222,492 105,714 18,173
 対総資産比率 15.6% 14.4% 5.5%

 

自己資本比率も花王がトップ。56.5%

D/Eレシオは0.03倍のライオンが一番低い。各社とも低いが。

各社借金は少ない。

ネットキャッシュも2,224億円で、花王がトップ。対総資産比率15.6%とキャッシュリッチ。

各社とも、財務的な問題は見当たらない。

 

当期決算から計算する経営指標

花王 ユニチャーム ライオン
ROE 18.23% 13.62% 12.23%
ROA 10.30% 7.16% 5.98%
ROIC 14.22% 13.24% 10.44%
PER 27.5 36.9 29.6
PBR 5.0 5.0 3.6
WACC 6.0% 2.8% 3.1%
EBITDA 259,299 122,271 36,592
FCF 71,396 48,338 17,243
EV 3,813,803 1,840,672 569,673
配当利回り 1.34% 0.60% 0.84%
配当性向 36.9% 22.3% 24.9%

 

ROE,ROA,ROICすべてにおいて、トップスコアは王者花王。

さすがに好成績。経営効率はすこぶる良いでしょう。

花王 ユニチャーム ライオン
グレアム指数 137.4 185.2 107.5
EV/EBITDA 14.7 15.1 15.6
PEGレシオ 25.0 30.2 26.7
FCFマージン 4.8% 7.5% 4.2%

 

グレアム指数ではライオンが107.5倍で一番割安。

EV/EBITDAでは、14.7倍で花王が一番安い。

PEGレシオにおいても、25.0倍で花王が一番安い。

FCFマージンは各社ともそれほど高くはないが、ユニチャームが7.5%と一番好スコア。

投資CFと運転資本の関係による。

 

次年度業績予想から計算する経営指標

花王 ユニチャーム ライオン
売上 1,540,000 687,000 355,000
営業利益 215,000 94,000 33,000
最終利益 152,000 59,000 25,000
EPS 308 100 86
予想配当金額 120 24 20
予想配当総額 59,140 14,096 5,812

 

上記の次年度業績予想パラメタを入力して、経営指標を再計算する。

花王 ユニチャーム ライオン
ROE 18.85% 15.22% 15.42%
ROA 10.65% 8.01% 7.54%
ROIC 14.93% 13.39% 12.66%
PER 26.6 33.0 23.5
EBITDA 269,508 123,345 42,386
FCF 192,882 89,843 30,625
配当利回り 1.47% 0.72% 0.99%
配当性向 38.9% 23.9% 23.2%

 

ROE,ROA,ROICについては各社ともなかなかのスコアを堅持しているが、やはり王者花王が強い。

独り勝ち。

花王 ユニチャーム ライオン
グレアム指数 132.9 165.7 85.3
EV/EBITDA 14.2 14.9 13.4
PEGレシオ 25.3 32.6 19.4
FCFマージン 12.5% 13.1% 8.6%

 

グレアム指数では85.3倍で、ライオンが一番割安に。

EV/EBITDAは各社横並びだが、13.4倍のライオンが一番安い。

PEGレシオも、19.4倍でライオンが現状一番安い。

FCFマージンはユニチャームがトップ。非資金的費用が相対的に少し大きい。

 

総括

トイレタリー大手のファンダメンタルズは各社良い。

財務状況には問題なし。

ROE,ROA,ROICも、各社の規模を考えると、かなり良いスコアであることは間違いないでしょう。

成熟しながらも、10-20%程度の成長を維持しているのもすごい。

花王が連続増配中というのも有名な話です。

衛生国日本の産業の面目躍如というところでしょうか。

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