【アルファシステムズ】2018.3期(本決算)

通信系ソフトから非通信系システム開発に急傾斜。

現状は完全ならシステム開発会社。

独立系だが富士通、NTTグループ6割強。

今回は2018.3期、本決算について分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 27,754 2,837 1,992
前決算② 26,806 2,560 1,737
2017業績予想③ 27,500 2,800 1,900
2018業績予想④ 28,700 2,900 2,000
①-② 948 277 255
成長率 103.5% 110.8% 114.7%
①-③ 254 37 92
達成率 100.9% 101.3% 104.8%
④-① 946 63 8
成長率 103.4% 102.2% 100.4%

 

【対前期】

増収(+948、103.5%)、増益(+277、110.8%)

成長幅は大きいわけではないが、営業利益の伸びはなかなか。

営業利益率は9.6%から10.2%へと0.6%アップさせ、10%の大台に乗った。

しかしそれでもやはり成長はこれから鈍化する一方でしょう。

【対業績予想】

増収(+254、100.9%)、増益(+37、101.3%)

着地は業績予想とほぼほぼ同じ数値。

見込み自体は悪くない。財務能力は低くはないのかもしれない。

営業利益率は10.2%で着地と同率。

【対次年度業績予想】

増収(+946、103.4%)、増益(+63、102.2%)

市場は成熟しきっている。この成長率でも達成できるのか。

ほとんど成長はしない見込み。当然給料も上がらないでしょう。

今後ここの会社のステークホルダーは何を期待してベットするのか、理解できません。

営業利益率は10.1%で着地△0.1%の見込み。

 

当決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 2,837
有利子負債 当決算期末残高 375
現金預金 当決算期末残高 16,157
株主資本 当決算期末残高 34,219
当期純利益 決算短信 1,992
総資産 当決算期末残高 40,655
発行済み株式数 当決算期末残高 14.836
支払利息 決算短信 1
減価償却費 決算短信 250
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 134
BPS 純資産÷発行済み株式数 2,306
株価(円) 直近株価 2,302
配当金額 決算短信 50
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 741.821
時価総額 株価×発行済み株式数 34,153

 

総資産406億円。株主資本342億円。自己資本比率84.2%

有利子負債は3.7億円。D/Eレシオは0.01倍。借金はないに等しい。

流動資産242億円。流動負債55億円。流動比率435.4%

ネットキャッシュは+169億円。対総資産比率が41.6%

ご覧の通り、ほぼ無借金で、ネットキャッシュも潤沢。

財務状況は良いです。

時価総額が341億円。

小さい規模だが、既に成長は鈍化している。

 

当決算から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 5.82%
ROA 総資本利益率 4.90%
PER 株価収益率 17.15
PBR 株価純資産倍率 1.00
ROIC 投下資本利益率 5.28%
WACC 加重平均資本コスト 2.15%
EBITDA 減価償却前営業利益 3,087
FCF Free cash Flow 1,972
EV 企業価値 18,371
配当利回り 2.17%
配当性向 37.24%

 

ご覧の通り、ROE,ROA,ROICのスコアは低い。経営効率は悪い。昔ながらの経営手法なんでしょう。

グレアム指数は17.11倍と割安。割安なのには理由があるのだが。

EV/EBITDAは5.95倍とこちらも割安です。

PEGレシオは15.47倍。まあまあか、、、

FCFマージンは7.1%と高くはないでしょう。

配当利回りと配当性向はそこそこ良い。まあカネはまだあるので。まだ。

 

次年度業績予想から計算する経営指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 2,900
当期純利益 決算短信 2,000
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 135
予想配当金額 決算短信 50
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 741.821

 

上記業績予想パラメタを入力して、経営指標を再計算する。

その結果がこちら。

各指標
ROE 自己資本利益率 5.84%
ROA 総資本利益率 4.92%
PER 株価収益率 17.08
ROIC 投下資本利益率 5.40%
EBITDA 減価償却前営業利益 3,150
FCF Free cash Flow 2,116
EV 企業価値 18,371
配当利回り 2.17%
配当性向 37.09%

 

上記したように、当年度の実績と比較して、ほとんど成長しない見込みです。

ですから、経営指標もほとんどスコアに変わりはありません。

経営効率が悪いです。

 

総括

財務状況は良い。そして現状の株価も割安と言って言えないことはない。

しかし私なら買わないでしょう。

やはりROE,ROA,ROICなどの経営指標のスコアが物足りなさすぎます。

理由としてやはり自己資本が厚いのでしょう。

当然、財務的に、自己資本が厚い方が良いのですが、これだけ余裕のある自己資本を豚積みするならば、それだけ利益を追求しなければ、投資家は満足しません。

要は、経営的に、どこにどれくらい投資したら良いのか、見当もついていないのだと思います。

変な事業に投資して、財務状況まで悪化させてしまう経営者よりはマシかもしれませんが、座して死を待つのみ状態になっているので、いずれジリ貧でしょう。

まだカネに余裕のある内に手を打って、とにかく低い成長率はどうにかせにゃならん状況になりつつあるように見えますが、そんな風に適時的確に事業投資ができる判断力やセンスのある経営者なのかは大いに疑問符がつくところです。

やっぱり経営者はできれば40代とかが最適なのではないかと考えさせられます。

あと、経営者は多ければ良いというものでもないでしょう。

むしろ役員報酬などは大胆にリストラして、エース級の社員などに投資しないと競争力を担保できないのではないでしょうか。

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