【アバント】2018.3(3Q決算)

アバント過去エントリ。

★2017.12期、2Q決算

http://tamojun51.com/archives/1667

★2017.9期、1Q決算

http://tamojun51.com/archives/1462

★2017.6期、本決算

http://tamojun51.com/archives/1339

今回は2018.3期、3Q決算について分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 8,784 1,136 743
前決算② 7,714 1,009 433
業績予想③ 11,900 1,300 818
YoY 1,070 127 310
113.9% 112.6% 171.6%
③-① 3,116 164 75
進捗率 73.8% 87.4% 90.8%

 

【対前四半期累計】

増収(+1,070、113.9%)、増益(+127、112.6%)

増収増益は立派だが、成長率は実はそこまで大きいものではない。

この規模で既に、成長に息切れがしてきたように見えなくもないが。

営業利益率は12.9%で、前四半期累計は13.1%だったので、0.2%ダウンしてしまっている。

【対業績予想】

進捗率。売上が少し遅れているが、営業利益と最終利益は順調なこなし具合。

業績予想の営業利益率は10.9%ということで、かなり保守的に見積もった数字なのかもしれません。

まあ、この調子でいけば、目標数値の達成は固いのではないでしょうか。

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
連結会計関連 5,189 631 59.1%
ビジネスインテリジェンス 2,852 225 32.5%
アウトソーシング 741 177 8.4%
調整 103 0.0%

 

アウトソーシング事業は構成比はまだまだ低いが、利益率は高い。23.9%

しかし毎度思いますが、「ビジネスインテリジェンス」とはどんな仕事なのでしょうか?

セグメント情報とは、売上や利益の内訳を示す情報です。

それで、いざ、セグメントを分けたはいいものの、項目名で「???」となってしまっては情報の意義や価値はあるのでしょうか?

開示関係の仕事をしている会社が、自社の開示で、こういう感じというのは、ひとりの投資家としては結構ガッカリします。

そういう意味でも、セグメント情報は、その会社の投資家への誠意や、その会社の財務能力などを図る上で、結構有用と言えるでしょう。

良い会社は、きちんとセグメント情報を分かりやすく開示しています。

 

当四半期決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 1,300
有利子負債 当決算期末残高 12
現金預金 当決算期末残高 3,542
株主資本 当決算期末残高 4,465
当期純利益 業績予測 818
総資産 当決算期末残高 7,605
発行済み株式数 当決算期末残高 18.775
支払利息 業績予測 0
非資金的費用 業績予測 153
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 44
BPS 純資産÷発行済み株式数 238
株価 直近株価 955
予想配当金額 決算短信 12.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 225.296
時価総額 株価×発行済み株式数 17,930

 

総資産7,605、株主資本4,465、自己資本比率58.7%

有利子負債12、D/Eレシオはほぼゼロ。

流動資産6,299、流動負債3,000、流動比率210%

ネットキャッシュは+35億円で、対総資産比率が46.4%

カネは今の所、問題なさそうです。

時価総額は179億円と小さい。

この時価総額で、上記したような成長率だと、先が思いやられると私は考えます。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 18.32%
ROA 総資本利益率 10.76%
PER 株価収益率 21.92
PBR 株価純資産倍率 4.02
ROIC 投下資本利益率 18.69%
WACC 加重平均資本コスト 5.04%
EBITDA 減価償却前営業利益 1,453
FCF Free cash Flow 371
EV 企業価値 14,400
予想利回り 1.26%
配当性向 27.54%

 

ROE,ROA,ROICは悪くないスコア。

グレアム指数は88倍と結構割高。

EV/EBITDAは9.9倍とギリギリ10倍は切っていますが、少し割高でしょう。

PEGレシオは19.47倍とまあまあか。

FCFマージンは3.1%と低い。

理由は売掛債権の増加などに伴う運転資本の悪化や、投資CFなど。

配当利回り・配当性向はそこそこか。

 

総括

ファンダメンタルズは悪くはないかな。

ROE,ROA,ROICは良いスコア。

財政状態も良いと思われます。

ただ、上記もした通り、時価総額が200億円にも届かない内から、この成長率は、もう息切れが始まったのかなあという感じではあります。

そして、現状の株価も決して安いわけではなく、むしろ高めに出ていると思われます。

そういう意味では、将来性を感じる銘柄ではないとは感じます。

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