【ユーザベース】2018.3(1Q決算)

ユーザベース過去エントリ。

★2017.12期、本決算

http://tamojun51.com/archives/1675

★2017.9期、3Q決算

http://tamojun51.com/archives/1423

★2017.6期、2Q決算

http://tamojun51.com/archives/1134

★2017.3期、1Q決算

http://tamojun51.com/archives/871

今回は2018.3期、1Q決算について分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 1,488 226 117
前決算② 973 140 121
業績予想③ 6,763 827 176
YoY 515 86 △ 4
152.9% 161.4% 96.7%
③-① 5,275 601 59
進捗率 22.0% 27.3% 66.5%

 

【対前四半期】

増収(+515、152.9%)、増益(+86、161.4%)

成長率が凄い。まだまだイケイケドンドンの時期なんでしょう。

営業利益率は14.4%から15.2%へと0.8%もアップ。

営業利益率のかなり高い。

【対業績予想】

進捗率。

売上は22.0%とショートしているが、営業利益は27.3%と超過達成。

最終利益に至っては、66.5%達成中。

少し見積もり数値が甘いのでは。

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
SPEEDA 876 140 58.9%
NewsPicks 611 85 41.1%

 

売上構成比。NPがSPEEDAに近づいてきた。

利益率はSPEEDAが16.0%で、NPが13.9%

どちらも高い。

NPは2C事業にしては利益率が良い。

月1,500円の課金はかなり高い設定ということが分かります。

 

当四半期決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 827
有利子負債 当決算期末残高 3,479
現金預金 当決算期末残高 5,162
株主資本 当決算期末残高 1,935
当期純利益 業績予測 176
総資産 当決算期末残高 6,749
発行済み株式数 当決算期末残高 29.336
支払利息 業績予測 12
非資金的費用 業績予測 48
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 6
BPS 純資産÷発行済み株式数 66
株価 直近株価 2,690
予想配当金額 決算短信 0.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 0.000
時価総額 株価×発行済み株式数 78,914

 

総資産6,749、株主資本1,935、自己資本比率28.7%と意外と低い。

有利子負債3,479、D/Eレシオは1.8倍と高い。

借金は多い。

流動資産5,679、流動負債1,855、流動比率306.1%

ネットキャッシュは+1,683、対総資産比率24.9%

カネはある。借金が手つかずで残っているのでしょうか。

時価総額は789億円。ちょっと大きすぎないだろうか。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 9.10%
ROA 総資本利益率 2.61%
PER 株価収益率 448.38
PBR 株価純資産倍率 40.78
ROIC 投下資本利益率 9.83%
WACC 加重平均資本コスト 0.14%
EBITDA 減価償却前営業利益 875
FCF Free cash Flow 584
EV 企業価値 77,231
予想利回り 0.00%
配当性向 0.00%

 

ROE,ROA,ROICのスコア。ご覧になればお分かりのように大して高くない。

実は経営効率は特段良い会社ではないのです。

そして驚異的なのがグレアム指数。

18,286倍という驚異の高さ。これは完全にバブルでしょう。

なぜこの銘柄を買うのか、理解不能です。ギャンブル?

EV/EBITDAは88.3倍とこちらも驚異的な割高さ。

PEGレシオ277.76倍。あれだけの成長率があって、この大きさですから、とてつもなく割高なのが分かります。

そんなに実力のある会社にはとても思えないのですが。

投資CF加味前ですが、FCFは8.6%と大したことはない。

営業利益率が15%を超えているのに、FCFは低い。

理由としては、実は減価償却費とか、のれん償却費とかがそこまででかくないというのがあります。

この会社は何故か知らんけども、よくEBITDAを指標として持ち出してくるわけですが、実は営業利益とさほど金額的に違いがないのです。多少良く見えるくらい。

だから、実は営業利益率ほどにはFCFマージンが上がってこないのです。

そして配当はありません。まあカネが余っているなら投資したいのでしょう。

投資先もないのならば、配当なんかせずに、自社株買いして欲しいところです。

 

総括

実はファンダメンタルズは特に良いわけではないことがお分かりになったと思います。

ROE,ROA,ROICのスコアはとても良い、とは言い切れませんし、そして財務状況も良くない。

借金が意外と多いのです。

積極的に投資に打って出るのは意気があって良いことですが、結構財務が悪化している。

本当に投資がスケールするのだろうか、という一抹の不安もあります。

そして、そのようなファンダメンタルズが良いわけでもない会社にもかかわらず、現状のVALUATIONは引くほど割高になっています。

特にグレアム指数は20,000を超えんばかりの勢いです。

これは完全にバブルでしょう。

いつ投資家の目が覚めるのかは知りませんが、既に壮絶なババ抜き大会は始まっているのではないかと思います。

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