【イハラサイエンス】2018.3(本決算)

イハラサイエンス過去エントリ。

★2017.12期、3Q決算

http://tamojun51.com/archives/1658

★2017.9期、2Q決算

http://tamojun51.com/archives/1417

★2017.6期、1Q決算

http://tamojun51.com/archives/1342

今回は2018.3期、本決算について分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 16,695 3,289 2,498
前決算② 13,533 2,543 1,734
2017業績予想③ 16,000 3,200 2,400
2018業績予想④ 18,000 3,500 2,600
①-② 3,162 746 764
成長率 123.4% 129.3% 144.1%
①-③ 695 89 98
達成率 104.3% 102.8% 104.1%
④-① 1,305 211 102
成長率 107.8% 106.4% 104.1%

 

【対前期】

増収(+3,162、123.4%)、増益(+746、129.3%)

結構良い成長率だと思われます。良い成長です。

営業利益率は18.8%から19.7%へと0.9%もアップしています。

【対業績予想】

増収(+695、104.3%)、増益(+89、102.8%)

当期の業績予想もしっかりクリア。

超過達成。少し余力もありました。

業績予想の営業利益率は20.0%で、0.3%足りませんでしたが、全く及第点でしょう。

【対次年度業績予想】

増収(+1305、107.8%)、増益(+211、106.4%)

まあ、堅実な成長予測と言えるのではないでしょうか。

米国、中国経済が変わらず堅調ならば、上方修正もあるでしょう。

しかし何があるか分からないですから、保守的な目標数値なのでしょう。

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
半導体・液晶製造装置 9,863 3,298 59.1%
一般産業 6,511 1,811 39.0%
その他 320 85 1.9%
調整 △ 1,905 0.0%

 

半導体など(CP)とそれ以外の一般産業(GP)からなる。

CPは利益率が33.4%、GPは利益率が27.8%となっており、どちらもかなり高い。

その他の事業ですら、利益率26.6%となっており、良い経営をしていると感じます。

 

当決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 3,289
有利子負債 当決算期末残高 3,094
現金預金 当決算期末残高 5,230
株主資本 当決算期末残高 13,828
当期純利益 決算短信 2,498
総資産 当決算期末残高 21,968
発行済み株式数 当決算期末残高 10.233
支払利息 決算短信 13
減価償却費 決算短信 337
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 244
BPS 純資産÷発行済み株式数 1,351
株価(円) 直近株価 2,721
配当金額 決算短信 45
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 460.482
時価総額 株価×発行済み株式数 27,844

 

総資産21,968、株主資本13,828、自己資本比率62.9%

有利子負債3,094、D/Eレシオが0.22倍と低い。

流動資産14,439、流動負債3,558、流動比率は405.8%

ネットキャッシュは+21億円で、対総資産比率が9.7%

ご覧の通り、財務的にもかなり優等生ということが分かります。

時価総額は278億円とまだまだスケールの余地はあるでしょう。

 

当決算から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 18.06%
ROA 総資本利益率 11.37%
PER 株価収益率 11.15
PBR 株価純資産倍率 2.01
ROIC 投下資本利益率 12.51%
WACC 加重平均資本コスト 2.77%
EBITDA 減価償却前営業利益 3,626
FCF Free cash Flow 958
EV 企業価値 25,708
配当利回り 1.65%
配当性向 18.43%

 

ROE,ROA,ROICはご覧の通り、高い。良いスコア。

グレアム指数は22.44倍と意外なほど割安。

EV/EBITDAは7.09倍とこちらもかなり割安。

実は結構割安案件なのです。市場の歪みと言ってもいいくらい。

なぜこんな割安で放置されているのかは謎。

PEGレシオは8.62倍とこちらも安い。

FCFマージンは5.74%とまあそこそこか。

配当利回りはそこそこ。しかし配当性向は低い。

つまり、株価が安いんですよね。

 

次年度業績予想から計算する経営指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 3,500
当期純利益 決算短信 2,600
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 254
予想配当金額 決算短信 45
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 460.482

 

上記、次年度業績予想パラメタを入力して、経営指標を再算出する。

その結果がこちら。

各指標
ROE 自己資本利益率 18.80%
ROA 総資本利益率 11.84%
PER 株価収益率 10.71
ROIC 投下資本利益率 13.31%
EBITDA 減価償却前営業利益 3,837
FCF Free cash Flow 2,590
EV 企業価値 25,708
配当利回り 1.65%
配当性向 17.71%

 

ROE,ROA,ROICに劇的な変化はないが、それでもまあ、堅実な成長とは言える。

グレアム指数は21.56倍。これはやっぱり割安と言えるのではないでしょうか。

EV/EBITDAは6.70倍。こちらもかなり割安でしょう。

FCFマージンは投資CF加味前とはいえ、16.19%と高い。

営業利益率が高い。

配当利回りはそこそこ。そして配当性向は低い。

やっぱり株価は安いでしょう。

 

総括

ファンダメンタルズは申し分ない。

財務状態はかなり良いし。

ROE,ROA,ROICなどの経営効率もかなり高いと思われます。

ビジネスの今後は私は素人なので何も有益な情報や思索はありませんが、数値だけ見ると、とてもファンダメンタルズは良いということはわかる。

そしてこれだけファンダメンタルズが良いにもかかわらず、割安に放置されているのは意外です。

次年度の業績予想が少し保守的過ぎるのでしょうか。

なんならもう少し買い足してもよいかなあと思います。

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