【カカクコム】2018.3(本決算)

カカクコム過去エントリ。

★2017.12期、3Q決算

http://tamojun51.com/archives/1651

★2017.9期、2Q決算

http://tamojun51.com/archives/1403

★2017.6期、1Q決算

http://tamojun51.com/archives/1183

★2017.3期、本決算

http://tamojun51.com/archives/887

今回は、2018.3期、本決算について分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 46,782 22,876 15,699
前決算② 43,464 21,447 14,812
2017業績予想③ 48,000 23,300 15,850
2018業績予想④ 52,000 25,200 17,090
①-② 3,318 1,429 887
成長率 107.6% 106.7% 106.0%
①-③ △ 1,218 △ 424 △ 151
達成率 97.5% 98.2% 99.0%
④-① 5,218 2,324 1,391
成長率 111.2% 110.2% 108.9%

 

【対前期】

増収(+3,318、107.6%)、増益(+1,429、106.7%)

大成長、というわけではないが、成熟したと言ってもよい市場において、それでも堅実な成長を継続しているところはさすがの一言でしょう。

営業利益率は49.3%から48.9%へと0.4%ダウンしてしまっているが、それでも凄まじい営業利益率です。

【対当期業績予想】

減収(△1,218、97.5%)、減益(△424、98.2%)

当期の業績予想は達成ならず。

そこまで大きくショートしているわけではないようですが、それでも目標を達成できなかったことについては大いに反省していただきたいところではあります。

営業利益率は業績予想では、48.5%を企図していたので、+0.4%でフィニッシュはさすが。

【対次年度業績予想】

増収(+5,218、111.2%)、増益(+2,324、110.2%)

それぞれ割と大きめの成長をぶち上げてきました。

売上は+11.2%、営業利益は+10.2%と二けた成長を企図。

意欲的な計画と言えるのではないでしょうか。

営業利益率は48.5%と△0.4%程度の見込み。

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
インターネットメディア 45,564 22,523 97.4%
ファイナンス 1,218 348 2.6%
調整 5 0.0%

 

主業は構成比が97.4%のインターネットメディア事業。

要は「価格ドットコム」と「食べログ」ですね。

もはやこれだけの構成比だと、単一セグメントと言ってもいいでしょうし、というか「価格ドットコム」と「食べログ」の損益などをセグメント情報にした方が良いと思われます。

改善して欲しいですね。

インターネットメディア事業の利益率は脅威の49.4%です。

これは本当に素晴らしい営業利益率。

真に社会に必要なサービスを提供できていなければ、この営業利益率は達成できないでしょう。

 

当決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 22,876
有利子負債 当決算期末残高 403
現金預金 当決算期末残高 21,029
株主資本 当決算期末残高 33,573
当期純利益 決算短信 15,699
総資産 当決算期末残高 42,770
発行済み株式数 当決算期末残高 212.275
支払利息 決算短信 0
減価償却費 決算短信 1,581
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 74
BPS 純資産÷発行済み株式数 158
株価(円) 直近株価 2,255
配当金額 決算短信 32
配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 6,877.710
時価総額 株価×発行済み株式数 478,680

 

総資産42,770、株主資本33,573、自己資本比率78.5%

有利子負債403、D/Eレシオは0.01倍。ほぼ無借金と言ってもいいでしょう。

しかしこれだけキャッシュリッチな会社がなぜ、借金をしたのかは謎。

流動資産29,559、流動負債8,291、流動比率356.5%

ネットキャッシュは+206億円で対総資産比率48.2%の大金持ちですね。

時価総額は4,786億円。

ポテンシャルを考えると、このままの成長を継続できれば、1兆円企業の仲間入りをしてもおかしくない銘柄だとは思っていますが。

 

当決算から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 46.76%
ROA 総資本利益率 36.71%
PER 株価収益率 30.49
PBR 株価純資産倍率 14.26
ROIC 投下資本利益率 43.33%
WACC 加重平均資本コスト 20.24%
EBITDA 減価償却前営業利益 24,457
FCF Free cash Flow 6,310
EV 企業価値 458,054
配当利回り 1.44%
配当性向 43.81%

 

ROE,ROA,ROICは相変わらず凄まじいスコア。桁が違いますね。

グレアム指数は高い。434.74倍。

EV/EBITDAは18.73倍で割高。

PEGレシオは28.59倍と高いPERにしてはなかなか割安。

そしてFCFマージンが13.49%とかなり良い。

高い営業利益率の賜物です。

配当利回りもそこそこ良いと言えるでしょう。配当性向も高い。

ただカネがあるなら、自社株買いでもしてもっとスケールを狙って欲しい。

 

次年度業績予想から計算する経営指標

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 決算短信 25,200
当期純利益 決算短信 17,090
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 81
予想配当金額 決算短信 36
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 7,641.900

 

次年度業績予想パラメタを入力して、経営指標を再計算する。

結果がこちら。

各指標
ROE 自己資本利益率 50.90%
ROA 総資本利益率 39.96%
PER 株価収益率 28.01
ROIC 投下資本利益率 47.74%
EBITDA 減価償却前営業利益 26,781
FCF Free cash Flow 17,800
EV 企業価値 458,054
配当利回り 1.60%
配当性向 44.72%

 

ROEは脅威の50%超え。ROA,ROICも当然凄いスコアではある。

グレアム指数は399.35倍と高い。

EV/EBITDAは17.10倍とこちらも高い。

PEGレシオは25.43倍。なかなか割安と言ってもいいのでは?

FCFマージンは投資CFを加味しない状態で、37.08%とこれは恐れ入りました。

稼ぐ力は強い。

 

総括

ファンダメンタルズは相変わらずにド強い。

ROE,ROA,ROICの激高スコアは言うに及ばす。

財政状態もこれ以上ないほど良い。カネが有り余っている。

当期は残念ながら、計画は未達だったが、ショートもごくわずかだったので、次年度の業績予想も期待できるのではないでしょうか。

「食べログ」は「ぐるなび」よりも使いやすいUIと思っています。

まあこのままの勢いで、1兆円企業を目指してもらいたいと思います。

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