【日本フイルコン】2018.2(1Q決算)

国内首位の抄紙網など各種フィルター、コンベヤーを製造。

精密加工技術応用しフォトマスクも。

今回は2018.2期、1Q決算について分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 6,767 329 167
前決算② 6,785 536 1,235
業績予想③ 26,900 1,250 1,000
YoY △ 18 △ 207 △ 1,068
99.7% 61.4% 13.5%
③-① 20,133 921 833
進捗率 25.2% 26.3% 16.7%

 

対前四半期減収(△18、99.7%)、減益(△207、61.4%)

ご覧の通り、減益幅がかなり大きい。

営業利益率は7.9%から4.9%へと3%もの大幅ダウン。悲しい。

対計画数値では、売上と営業利益の消化具合は順調。最終利益はショート。

つまりこの40%弱の減益はきちんと見込んでいた。

計画的にはあまり問題は見当たらないが、マイナス成長。

 

セグメント情報

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
産業用機能フィルター・コンベア 4,552 375 67.3%
電子部材・フォトマスク 1,734 126 25.6%
環境・水処理関連 220 △ 56 3.3%
不動産賃貸 260 197 3.8%
調整 △ 312 0.0%

 

主業としては、「産業用機能フィルター・コンベア」と「電子部材・フォトマスク」

対前期では、「産業用機能フィルター・コンベア」が△17%の減益。

「電子部材・フォトマスク」が△62.8%の減益ときつい。

「産業用機能フィルター・コンベア」の減益要因は退職給付費用など人件費増によるものという説明。

一方「電子部材・フォトマスク」については大型案件の採算悪化。

苦しそうに感じる。

 

当四半期決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 1,250
有利子負債 当決算期末残高 9,283
現金預金 当決算期末残高 4,038
株主資本 当決算期末残高 18,936
当期純利益 業績予測 1,000
総資産 当決算期末残高 39,591
発行済み株式数 当決算期末残高 21.842
支払利息 業績予測 73
非資金的費用 業績予測 1,481
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 46
BPS 純資産÷発行済み株式数 867
株価 直近株価 629
予想配当金額 決算短信 12.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 262.101
時価総額 株価×発行済み株式数 13,738

 

総資産39,591、株主資本18,936、自己資本比率47.8%

有利子負債9,283、D/Eレシオが0.49倍。

流動資産18,132、流動負債12,038、流動比率150.6%

ネットキャッシュは△5,245の大赤字。

財政状態は良くない。

時価総額は137億円と小さい。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 5.28%
ROA 総資本利益率 2.53%
PER 株価収益率 13.74
PBR 株価純資産倍率 0.73
ROIC 投下資本利益率 2.85%
WACC 加重平均資本コスト 1.10%
EBITDA 減価償却前営業利益 2,731
FCF Free cash Flow 2,588
EV 企業価値 18,983
予想利回り 1.91%
配当性向 26.21%

 

ROE,ROA,ROICのスコアは良くない。

グレアム指数は10.0倍と割安。

EV/EBITDAは7.0倍と、こちらも割安。

PEGレシオはマイナス成長なので測定不能。

FCFマージンは投資CF加味前だが、9.6%と意外と悪くない。

運転資本の回転などが悪くないため。

配当利回り、配当性向も悪くはない。

しかしカネがなさそうだが、配当なんてしている余裕があるのだろうか。

 

総括

ファンダメンタルズは良くないと思う。

ROE,ROA,ROICのスコアが低い。

営業利益率も低い。

また大幅なマイナス成長をしてしまっている。

財政状態も悪い。

ネットキャッシュは大赤字。自己資本比率も高くはないし、流動比率も高くはない。

お世辞にもファンダメンタルズが良いとは言えないだろう。

しかしそれゆえに、現在の株価は安い。

グレアム指数、EV/EBITDA的に見れば、かなりの割安。

そして、決算の進捗も、かなり、業績予想通りというのも好感ポイントではある。

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