【東洋刃物】2017.12(3Q決算)

情報産業、鉄鋼、製紙など向け工業用刃物を製販。

専業首位。緑化事業も行う。震災から再建中。

セグメント情報は以下の通り。

事業構成比 売上 セグメント利益 構成比
機械刃物及び機械・部品 3,566 487 91.9%
緑化造園 315 15 8.1%
調整 △ 261 0.0%

 

社名の通り、刃物や機械部品の構成比がほとんど。

利益率は13.7%と結構良い。

緑化造園事業もやっている。本業とのエンゲージメントは低そうだが。

利益率は4.8%と低い。

今回は、2017.12期、3Q決算について分析。

決算情報および定性情報は決算資料より。

単位は特筆なき場合すべて百万円とし、百万円以下の金額は切り捨てている。

 

経営成績

経営成績 売上 営業利益 当期純利益
当決算① 3,882 241 161
前決算② 3,725 209 122
業績予想③ 5,050 240 170
YoY 157 32 39
104.2% 115.3% 132.0%
③-① 1,168 △ 1 9
進捗率 76.9% 100.4% 94.7%

 

対前四半期累計増収(+157、104.2%)、増益(+32、115.3%)

利益の成長率はなかなかか。

営業利益率は5.6%から6.2%へと0.6%アップしている。

対計画で見ると、営業利益は既に計画超過。最終利益も達成目前。

不思議なことに上方修正はリリースしていないようだ。

ちょっと営業利益率低いかな。

 

当四半期決算期末時点における決算パラメタ

項目 情報ソース パラメタ
営業利益 業績予測 240
有利子負債 当決算期末残高 2,672
現金預金 当決算期末残高 1,847
株主資本 当決算期末残高 1,725
当期純利益 業績予測 170
総資産 当決算期末残高 6,516
発行済み株式数 当決算期末残高 1.535
支払利息 業績予測 48
非資金的費用 業績予測 146
EPS 当期純利益÷発行済み株式数 111
BPS 純資産÷発行済み株式数 1,124
株価 直近株価 1,059
予想配当金額 決算短信 10.0
予想配当総額 1株当り配当×発行済み株式数 15.350
時価総額 株価×発行済み株式数 1,626

 

総資産6,516、株主資本1,725、自己資本比率26.5%

有利子負債2,672、D/Eレシオは1.55倍と高い。借金多い。

流動資産4,563、流動負債2,805、流動比率162.7%

ネットキャッシュは△825と結構な赤字。

財務能力はお世辞にも良いとは言えない。

時価総額は16億円と小さい。

 

業績予想から計算する経営指標

各指標
ROE 自己資本利益率 9.86%
ROA 総資本利益率 2.61%
PER 株価収益率 9.56
PBR 株価純資産倍率 0.94
ROIC 投下資本利益率 3.51%
WACC 加重平均資本コスト 1.05%
EBITDA 減価償却前営業利益 386
FCF Free cash Flow 129
EV 企業価値 2,451
予想利回り 0.94%
配当性向 9.03%

 

ROE,ROA,ROICはあまり良くない。

グレアム指数は9.0倍と割安。

EV/EBITDAは6.3倍とこちらも割安。

PEGレシオは8.29倍とこちらも割高感はない。

FCFマージンが2.6%ぽっち。営業利益率は低いので。

配当利回り、配当性向も高くはない。

 

総括

ファンダメンタルズが悪い。

ROE,ROA,ROICも決して良いとは言えないし。

財務内容も悪い。

あまり積極的に買いたい銘柄ではないように感じる。

ただ割安感はある。

グレアム指数とEV/EBITDAはとても割安値となっている。

あとはメーカーであるというのも良い。

なんだかんだで、技術力のある製造業は強い。

技術に自信があるのならば、それを営業利益へと昇華させるのが、経営の力でしょう。

現状の営業利益率はちょっと満足できない。

技術力の競争優位が弱いのか、それとも高い技術力をきちんとしたプライスで売り切れていないのか。

いずれにせよ、もうちょっと営業利益率が欲しいとは感じた。

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